- ビットコイン(BTC):1時間足長期HMAで反発なら、107,000ドル再トライの展開に注目
- イーサリアム(ETH):日足短期HMA上抜けで上昇トレンド再開か、2,850ドルが視野
- リップル(XRP):2.31ドル下抜けで下落加速、2.20ドル付近までの動きに警戒
- ソラナ(SOL):164.5ドル割れで157ドル付近を目指す、戻り売りに要注意
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAで反発を確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 107,000ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直下
ビットコイン(BTC)は現在、106,730ドル付近を推移している。直近では1時間足長期HMAを起点とした反発が入り、一時は107,000ドルを上抜けたものの、直後に押し戻される形となった。現在は4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドからの反落により、価格はやや調整局面にあると見られる。
短期的な上昇再開のポイントは、再び1時間足長期HMAで反発を確認できるかどうかにある。実際にこの水準で再度の下げ止まりが見られれば、再び107,000ドル付近を目指す動きとなる可能性があるため、短期ロングのエントリー機会として注目したい。一方、1時間足長期HMAを明確に下抜けた場合は、上昇トレンド一服と判断される可能性が高く、一旦様子見に切り替える必要がある。
中期目線では、日足MACDにやや勢いの鈍化が見られ、107,000ドルの上抜けに失敗するようであれば、短中期の下落圧が高まる可能性が高い。その場合は、日足中期HMAを下抜けし、中期的な下落相場となるシナリオも想定しておくべきだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを価格が上抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴いながら1時間足で上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,850ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、2,538ドル付近で推移している。4時間足では一目均衡表雲の中に価格が位置しており、方向感の欠ける相場が続いているものの、ボリンジャーバンドはスクイーズとなっていることから、近く相場が動意づく可能性がある局面だ。
現状は、日足中期HMAより価格が上にあることから、トレンドはやや上向きであると判断できる。したがって、次の展開として注目されるのが、日足短期HMAの上抜けである。このラインを明確に突破し、さらに4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴いながら、1時間足において上昇のダウ理論(高値・安値の切り上げ)が成立するようであれば、短中期的に2,850ドル付近までの上昇が期待できる展開となる。
一方、日足中期HMAを明確に下抜けた場合は、日足長期HMAとの乖離解消が意識される展開となる可能性が高い。その場合、目先のターゲットとしては2,100ドル付近までの下落も視野に入れる必要があるだろう。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足中期HMAを価格が下抜け確定
- 前回安値(2.31ドル付近)を価格が下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(2.20ドル付近)
- 損切り目安:
- 日足中期HMA付近
リップル(XRP)は現在、2.339ドル付近で推移している。日足中期HMA付近で何度か下げ止まりを見せているものの、反発の勢いは弱く、現状では1時間足・4時間足ともに一目均衡表雲の下に価格が位置しており、短中期的には下落圧力の強い相場構成となっている。
本日注目すべきは、日足中期HMAを明確に下抜けし、さらに前回安値である2.31ドル付近を割り込むかどうかである。この条件が揃えば、短期的には4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(およそ2.20ドル)までの下落が進む可能性が高く、短中期のショートエントリーが有効となる局面といえる。
また、仮にこの水準まで下落が進んだ場合には、長期的には日足一目均衡表雲上端付近で反発するかを見極める段階になると予測する。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 164.5ドル付近を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(157ドル付近)
- 損切り目安:
- 164.5ドル直上
ソラナ(SOL)は現在、168.87ドル付近で推移している。直近では日足中期HMAを下抜けした状態が続いており、下方向への圧力が意識される展開となっている。足元では164.5ドル付近がサポートとして意識されているが、反発の勢いは限定的であり、依然として慎重な見極めが求められる局面である。
現在の価格は日足中期HMAの下に位置し、かつ日足長期HMAからはやや上方に乖離している状態だ。この構図からは、短中期的に戻り売りが優勢になりやすく、164.5ドルを明確に下抜けした場合は、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近である157ドル付近までの下落が想定される。
なお、157ドル付近のサポートで価格が踏みとどまった場合でも、日足長期HMAとの乖離が解消されるまでの間は、大きく戻す展開にはなりづらく、4時間足ボリンジャーバンドのロワーバンドを下限とする横ばい相場が続く可能性が高いと予測する。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7