- ビットコイン(BTC):押し目形成後、105,000ドル上抜けで110,000ドルを目指す展開
- イーサリアム(ETH):4時間足で押し目完了なら2,850ドルを目指す動き
- リップル(XRP):4時間足長期HMAが押し目候補、2.70ドルが上値目標
- ソラナ(SOL):4時間足で押し目形成後、180ドル超えなら190ドルが視野
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲上端から日足中期HMA付近で反発
- 105,000ドル付近を突破
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 110,000ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近安値
ビットコイン(BTC)は、105,000ドル付近のレジスタンスで頭を抑えられ、短期的な上昇の勢いが鈍化している。4時間足では長期HMAを起点に反発したものの、MACDが前回高値水準を上抜けられず、上昇の勢いにやや陰りが見え始めている。
また、4時間足ボリンジャーバンドが縮小を始めており、市場のボラティリティが低下傾向にあることから、買い圧力の減退とともに値動きが限定的になる可能性もある。こうした状況では、再度の強い上昇に転じるには明確な押し目形成とサポート帯での反発が不可欠となる。
ただし、中長期的には依然として強気の相場構造が維持されている。下値では4時間足一目均衡表雲上端や日足中期HMAといった堅固なサポートが控えており、この水準での反発と1時間足での上昇トレンド再開が確認されれば、105,000ドルのブレイクアウトを起点に110,000ドルを目指す動きが展開される可能性が高い。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMA付近を起点に上昇
- 1時間足レベルで上昇トレンドを形成しながら日足短期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,850ドル付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直下
イーサリアム(ETH)は、2,600ドルの主要レジスタンスを上抜けたものの、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを明確に突き抜け、上昇の過熱感が強まっている状況だ。加えて、4時間足MACDの上昇率が前回と比較して鈍化しており、勢いの継続には懸念が残る。
さらに、現在の価格は日足中期HMAから大きく乖離しており、短期的な調整局面に入る可能性が高まっている。中長期的には依然として上昇トレンドが優勢であるため、今回の上昇一巡後は押し目形成の動きへと移行する可能性が高い。
押し目の有力な候補は4時間足長期HMA付近であり、この水準で下げ止まり、1時間足で上昇トレンドが再び確認されればエントリーの好機となる。特に日足短期HMAを明確に上抜けてくるような形が見られれば、2,850ドル付近までの続伸が期待できるだろう。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAを起点に上昇に転換
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足長期HMA付近(2.65ドル~2.70ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
リップル(XRP)は、1時間足で長期HMAを下支えに上昇基調を維持しており、短期的には上昇トレンドが継続している。一方で、日足チャートではボリンジャーバンドアッパーバンドに価格が接近しており、買われすぎの兆候が見られる点には注意が必要だ。
これにより、現状の上昇が一巡した場合は短期的な調整局面に移行し、4時間足長期HMA付近までの下落を伴う中長期的な押し目形成が進む可能性がある。現在の上昇が続かず失速する場合でも、この価格帯では再び買いが入りやすいと考えられる。
仮に4時間足長期HMAで下値を固め、1時間足で上昇のダウ理論が再び成立するようであれば、再びロングエントリーを狙える場面となる。その場合、短中期的には日足長期HMA付近の2.65~2.70ドルが目標となり、さらに同水準を上抜けるようであれば、長期的な上昇トレンドへの転換にもつながる展開が期待される。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAを起点に上昇に転じる
- 1時間足レベルで上昇トレンドを形成しながら180ドルを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 190ドル付近
- 損切り目安:
- 180ドル直下
ソラナ(SOL)は、節目となる180ドルのレジスタンスラインを突破したが、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドへの接触と4時間足MACDの上昇率低下から判断すると、上昇の勢いはやや弱まっている。前回高値と比較してもモメンタムの鈍化が見て取れ、短期的には買われすぎの状態といえる。
このような状況では、一旦の調整局面に入り、4時間足長期HMA付近までの下落によって押し目を形成する可能性が高い。ボリンジャーバンドの特性上、アッパーバンド到達後の反落も想定され、ここからの直上追いはややリスクが高まる場面だ。
ただし、中長期的なトレンドは依然として上向きであり、4時間足長期HMA付近で下げ止まり、再び1時間足レベルで上昇トレンドが形成されるようであれば、180ドル突破のシナリオが再開する。その際は、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドと価格の間に上昇余地が生まれ、190ドル付近までの上昇が狙えるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7