- ビットコイン(BTC):短期反発からの続伸狙い、95,000ドルが目先の分岐点
- イーサリアム(ETH):1,750ドルが押し目候補、1,960ドル目標の中期ロングに注目
- リップル(XRP):1時間足長期HMAが支え、2.3ドルが短期ターゲット
- ソラナ(SOL):153ドル手前で調整入り、押し目形成後の再上昇に備えたい
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲上端もしくは1時間足長期HMAで反発
- 1時間足中期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 95,000ドル付近もしくは日足長期HMA
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直下
ビットコイン(BTC)は、4月中旬から急騰が続いていたが、現在はその勢いが一服しつつあり、一時的な調整局面に差しかかっている可能性がある。特に4時間足ボリンジャーバンド内側に価格が戻りつつある点からも、過熱感がやや和らいでいることが読み取れる。
このような状況下、短期的には、1時間足の一目均衡表雲上端や長期HMAがサポートとして機能する可能性があり、これらの水準(93,000ドル前後)で反発する動きが見られれば、ロングでのエントリーが有効と考えられる。特に、反発後に1時間足中期HMAを明確に上抜ける動きがあれば、短期上昇の継続が期待される。
利確の目安としては、チャート上で意識される95,000ドル付近、もしくは日足長期HMAが有力である。これらの水準はいずれも強いレジスタンス帯であり、日足長期HMAの突破は、さらなる上昇を呼び込む重要な分岐点となる。
一方で、中長期的には日足ボリンジャーバンドアッパーバンドに価格が接近していることから、依然として「買われすぎ」水準である点には注意が必要である。95,000ドルで上昇が一服する場合や反発に失敗した場合、価格は4時間足長期HMA付近までの押し目形成、または横ばい相場への移行が視野に入るだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMA付近で反発
- 1時間足以下で上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1,960ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は、1,820ドル付近を上限に急騰の勢いが一服し、4時間足ボリンジャーバンドの内側に価格が戻ってきている。1,820ドル付近は過去にも意識されたレジスタンス帯であり、上抜けには一定の時間とエネルギー蓄積が必要と考えられる。
そのため、価格は一時的に日足短期HMA(1,750ドル付近)まで横ばいで推移する展開も想定される。日足短期HMAはトレンド支持線として機能しやすく、この水準で反発し、加えて1時間足以下の時間軸で上昇のダウ理論が成立した場合、1,960ドル付近までのロングポジションでのエントリーが視野に入る。
一方1,820ドル上抜けに失敗し日足短期HMAを割り込む値動きをした場合は短期的な下落相場に移行すると思われる。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAで反発
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲下端もしくは2.3ドル付近
- 損切り目安:
- 一目均衡表雲上端直下
リップル(XRP)は、2.3ドル付近で何度も上昇を否定されており、現在は一時的な調整局面に入っているとみられる。この2.3ドルは、過去にも意識された抵抗帯であると同時に、日足一目均衡表雲下端が位置する水準でもあり、これを上抜けるには相応の買い圧力が必要とされる。
短期的には、1時間足長期HMAでの反発が確認できれば、再び2.3ドル付近までの上昇が期待される。エントリーポイントとしてはこの反発を起点としたロングが有効と考えられる。ただし、直近では4時間足チャートで上ヒゲを連続して形成しており、上値の重さが意識されているため、慎重な値動きの確認が求められる。
一方、中長期的な視点では、いったん価格が4時間足一目均衡表雲付近まで下落し、サポートを確認したうえで再び上昇へ転じる展開も考えられる。その場合、日足一目均衡表雲を上抜ける形となり、2.3ドルのレジスタンスを突破して強い上昇トレンドが再開する可能性もある。
損切りは、1時間足一目均衡表雲上端を明確に下抜けた場合を基準とし、反発のシナリオが崩れたと判断すべきである。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近で反発を確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 153ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMAを下抜け確定
ソラナ(SOL)は、直近の上昇後に過熱感がやや落ち着き、現在は一時的な調整局面に入っている可能性がある。
4時間足では価格がボリンジャーバンドの内側に戻っており、短期的な買われすぎ状態が緩和されつつあることが確認できる。
現状では、1時間足長期HMA(149ドル前後)付近が短期的なサポートとして機能する可能性があり、同水準での反発が確認されれば、再び153ドル付近までの上昇が期待される。
しかし、この153ドル付近には、日足長期HMAが重なる形で控えており、相場全体の強い抵抗帯となっているため、一度上昇が止まりやすいポイントとなるだろう。また、日足ではボリンジャーバンドアッパーバンド付近に位置していることから、さらなる上昇にはエネルギーの蓄積が必要と考えられる。
そのため、短期的には上昇後に再び反落し、4時間足長期HMA(136ドル前後)付近までの押し目形成が意識される展開も想定される。中期的にはこの押し目を経て再上昇する形となれば、相場全体が長期的なトレンド転換へと向かう可能性が高くなるだろう。
関連:チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方
関連:ビットコイン、パウエル関連発言で急騰──調整後は95,000ドル挑戦か【仮想通貨チャート分析】BTC、ETH、XRP、SOL
- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7