- ビットコイン(BTC):短期的な戻りから再度下落。1時間足一目均衡表雲下端を下抜けすればショートが機能しやすい展開。
- イーサリアム(ETH):日足短期HMAと4時間足雲下端で反発の可能性。1時間足雲上抜けでロングチャンス到来か。
- リップル(XRP):下値は限定的、強い抵抗帯のサポートに注目。1時間足長期HMAの上抜けで買い優勢へ。
- ソラナ(SOL):短期はエントリー見送り、中長期の下落に備えたい。日足中期HMA割れでショート戦略が有効。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMA、1時間足中期HMA付近まで上昇後下落
- 1時間足一目均衡表雲下端を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足短期HMA付近(86,215.1ドル付近)
- 損切り目安:
- 1時間足一目均衡表雲下端を上抜け確定
ビットコイン(BTC)は、86,215.1ドル(日足短期HMA)付近から反落し、現在は83,600ドル台を推移している。下落のきっかけとして、4時間足MACDでダイバージェンスが出現しており、中期的な下落傾向が強まりつつある点が挙げられる。
エントリーポイントとしては、1時間足中期HMA付近(チャート上Ⓐ)まで一時的に反発した後に再度下落へ転じ、1時間足一目均衡表雲下端を明確に下抜けした場面が有効と考えられる。この場合、利確目安は82,938.3ドル(日足短期HMA付近)、損切りは1時間足一目均衡表雲下端を上抜け確定となる。
中長期的には、4時間足雲や日足中期HMAが下支えとして機能しており、価格がその抵抗帯を下抜けしない限りは、レンジ相場内での推移が続く可能性が高い。ただし、今後これらの支持帯を明確に割り込むようであれば、本格的な下落相場へ移行する可能性もあるため、注意が必要である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が確定している
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値、もしくは1時間足雲上端下抜け
イーサリアム(ETH)は現在1,590ドル台で推移しており、現状は4時間足長期HMAが下値を支える形で、下落圧力は限定的となっている。また、日足短期HMAも下値サポートとして意識されており、中期的にはこのHMAを起点とした反発上昇が期待される展開である。
直近では、1時間足において一時的に安値を更新する場面が見られたが、明確な下落トレンドと判断するには弱く、むしろ1時間足の一目均衡表雲上端を上抜けた場合は、上昇トレンドへの転換を示す重要なシグナルと捉えられる。
中期ロングのエントリーポイントとしては、1時間足の上昇ダウ理論の構築が確認され、なおかつ1時間足一目均衡表雲上端を明確に上抜けたタイミング(チャート上Ⓐ)が理想的である。利確は4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(チャート上Ⓑ)、損切りは直近安値もしくは1時間足雲上端の下抜けを目安としたい。
日足MACDの動向からも日足レベルでは下落の勢いは徐々に弱まっている兆しが見えつつある。今後、1,673.19ドルのレジスタンスを上抜ける動きが見られれば、中長期での上昇トレンド転換の可能性も視野に入ってくる局面である。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 1時間足長期HMAを価格が上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.2501ドル付近
- 損切り目安:
- 直近安値もしくは1時間足長期HMAを価格が下抜け確定
リップル(XRP)は現在2.08ドル台で推移しており、短期的には1時間足で下落傾向を示しているものの、価格の下には日足短期HMAおよび中期HMA、さらに4時間足長期HMAや4時間足一目均衡表雲が位置しており、これらが強い下値サポートとして機能すると推測する。
現状は日足・4時間足ともに方向感に欠けており、明確なトレンドは確認しづらい状況にある。特に4時間足では直近で高値を更新できておらず、上昇トレンドが一時的に失速していることがわかる。ただし、これらの下位抵抗帯からの反発が見られた場合、1時間足における上昇のダウ理論確定と、長期HMAの上抜け(チャート上Ⓐ)がロングエントリーの判断材料となる。
この場合、利確目安は直近高値である2.2501ドル付近(チャート上Ⓑ)とし、損切りは直近安値、もしくは1時間足長期HMAを下抜けしたタイミングとしたい。
総じて、今は無理なエントリーよりも、1時間足の上昇構造の明確化を待つ慎重な戦略が求められる相場環境である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足中期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ソラナ(SOL)は現在125ドル台で推移しているが、ボリンジャーバンド(日足・4時間足)がともに縮小傾向にあり、ボラティリティが限定的なため、短期ではエントリーポイントが非常に見つけにくい相場環境である。したがって、現状では中長期の視点から相場を捉える必要がある。
特に、価格のすぐ下には日足中期HMAまでの抵抗帯が連続して控えており、仮に下落したとしてもすぐにサポートに到達する可能性が高い。一方で、価格の上部には日足長期HMAおよび日足一目均衡表の雲が広がっており、上値も重い。こうした上下の圧力に挟まれた状態では、短期的な値幅取りを狙うにはリスクとリターンが見合わない。
このような状況下では、中長期目線でのショート戦略が有効と考えられる。具体的には、日足中期HMAを明確に下抜け、かつ1時間足レベルで下降のダウ理論が成立した局面(チャート上Ⓐ)がエントリーポイントとなる。利確目安は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(チャート上Ⓑ)だが、ボリンジャーバンドのエクスパンションが確認された場合には、95.07ドルから78.21ドル付近までの深い下落も視野に入る。
現状はトレンド発生前の準備段階とも言えるため、エントリーを急ぐよりも、下方向への動きが明確になってからアクションを取ることが望ましい。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7