大手暗号資産(仮想通貨)取引所「Bybit(バイビット)」は12日、同日19時(日本時間)より、同社の旗艦トレーディング大会「World Series of Trading(WSOT)2025」の登録を開始した。大会は賞金総額1,000万USDT(約14億円)を用意し、参加にあたり自己資金要件を撤廃するなど、大幅なルール刷新を行っている。
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KYC完了で全員参加可能、8月12日から登録開始
メイン大会は8月27日19時~9月15日19時(日本時間)まで開催され、総額800万USDT(約11億円)の賞金が4つの部門で争われる。
- グローバルチーム損益率部門:上位40チームのリーダーが賞金プールの20%を受け取る形式で総額360万USDT(約5億円)を山分け
- グローバル個人利益部門:「ビギナー(100ドル)」から「ヘビー級(1万ドル)」までの階級別ランキングで総額120万USDT(約1.7億円)を山分け
- 地域別取引量部門:9地域ごとの取引量合計で順位を決定し総額244万USDT(約3.6億円)を山分け
- 個人日次損益率部門:大会期間中19日間、毎日4万USDT(約590万円)を上位100名で山分け
参加登録は、早期登録が8月12日19時~18日19時、一般登録が8月18日19時~27日19時、後期登録が8月27日19時から9月6日19時まで受け付けられる(いずれも日本時間)。
従来のWSOTは参加時に一定の自己資金が必要だったが、今回はKYC(本人確認)を完了すれば誰でも参加可能とし、資金面でのハードルを取り除いた。
競技形式も進化し、メイン大会に加えて「WSOT Trader’s Camp」や、「Bybit Web3」と同取引所が開発する分散型取引所「Byreal」が共催するDEX競技「WSOT On-Chain Trader House」などのサイドイベントを用意。これらには独立した賞金プールやボーナスが設定され、メイン大会に参加しないトレーダーにも賞金獲得の機会が提供される。
バイビットの共同創業者兼CEOの便・チョウ氏は「WSOT 2025は、あらゆるレベルのトレーダーに門戸を開く大会だ。仮想通貨が好きであれば、誰でもこの世界最大のステージで挑戦できる」とコメントしている。
仮想通貨業界において、参加条件の緩和と賞金制度の多様化は、競技人口の拡大と市場活性化に直結する。WSOT 2025のような包括的設計は、取引経験の浅い層から熟練トレーダーまで幅広く参加を促し、結果として流動性の向上に寄与する可能性が高い。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=147.73円)
