暗号資産取引所Bullish、上場企業BTC保有量で世界トップ5入り

伊藤 将史
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企業のビットコイン(BTC)保有量を集計する「BitcoinTreasuries」のデータにより、15日、暗号資産(仮想通貨)取引所の「Bullish(ブリッシュ)」が、上場企業の中でビットコイン保有量世界第5位にランクインしたことが明らかになった。

24,000BTC保有、13日にニューヨーク証券取引所に上場

上場企業ビットコイン保有量ランキング2025年8月15日現在
出典:BitcoinTreasuries

BitcoinTreasuriesの最新データによると、ブリッシュは24,000BTCを保有。これまで5位だったマイニング企業「Riot Platforms(ライオット・プラットフォームズ)」を上回り、トップ5入りを果たした。

ランキング上位には、依然として62万BTC以上を保有する「Strategy(ストラテジー)」が君臨しており、マイニング企業の「MARA Holdings(マラ・ホールディングス)」などが続いている。一方、電気自動車大手のテスラは保有量を維持しているものの、Bullishのランク入りに伴い順位を下げ、11位となっている。

ブリッシュは13日、ニューヨーク証券取引所に上場されたばかり。上場を果たしたことで、その財務状況が公開され、今回のランキング入りにつながったと見られる。

Bullish(ブリッシュ)とは?

Bullish(ブリッシュ)とは、2021年にローンチされた機関投資家向けの仮想通貨取引所だ。EOSブロックチェーンの開発で知られる「Block.one」によって設立され、現在はニューヨーク証券取引所の元社長であるトム・ファーリー氏がCEOを務めている。

同取引所は、伝統的な金融市場の要素と分散型金融(DeFi)の技術を組み合わせた「ハイブリッド・オーダーブック」などを特徴とし、高い流動性とセキュリティを提供することを目指している。

機関投資家向けのサービスを展開するブリッシュのランクインは、業界内においてもビットコインが高い信頼を得ていることを示す事例と言えるだろう。

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2017年の仮想通貨ブームの頃に興味を持ち、以降Web3分野の記事の執筆をし続けているライター。特にブロックチェーンゲームとNFTに熱中しており、日々新たなプロダクトのリサーチに勤しんでいる。自著『GameFiの教科書』。
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