ビットコイン、売り優勢続く──BTC/Gold比率は前サイクルの反転水準に接近

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Highlights
  • 21日にビットコインが8万9,000ドル付近で反発し、6日ぶりの陽線を記録
  • 売買圧力デルタが引き続きマイナス圏となり、市場の売り優勢が継続
  • BTC/Gold比率が前回サイクルで相対的な底の目安となった領域に近づき、市場の注視対象

ビットコインBTCBTCは21日、8万9,000ドル付近で底堅く推移し6日ぶりの陽線をつけた。そんな中、オンチェーンデータからは、ビットコインの重要な局面を示す動きが複数確認されている。

売買圧力デルタは依然として大幅なマイナス

投資データ分析プラットフォーム、アルフラクタルの創設者兼CEOであるジョアン・ウェドソン氏は22日、自身のXにて「Buy/Sell Pressure Delta(売買圧力デルタ)が依然としてマイナス圏に留まっている」と指摘した。

この指標は、アルフラクタルが提供する独自データで、一定期間内の買いと売りの強さを集計・可視化したものだ。

現在この指標は深い赤ゾーン(マイナス)に位置している。つまり需給は売り優勢で、現状では相場の見通しが本格的に改善するには時間を要するとみられる。今後、根本的に市場構造がポジティブに転換するためには「売買圧力デルタがゼロラインを超えてプラス圏へ転じる必要がある」とウェドソン氏は締めくくった。

まだ明確な底と判断できないが、注視すべき局面

投資家・トレーダーのTitan of Crypto氏は22日、自身のXで、BTC/Goldレシオが前回サイクルの底となった水準に近づいているとの見解を示した。

ビットコインと金の相対的な強弱を示すBTC/Goldレシオが、現在78.6%フィボナッチ・リトレースメント水準に接近している。この水準は、前回サイクルにおいて、ビットコインが金に対するアンダーパフォーマンスを終え、相対的な強さを回復し始めた「転換ゾーン」として機能した重要エリアだ。

過去の値動きを振り返ると、この水準に到達した後、BTC/Gold比率は下げ止まり、そこから比率が持ち直す局面が見られ、ビットコインがゴールドをアウトパフォームする展開につながっている。

Titan of Crypto氏は「現時点でここを明確な底と判断できるわけではない」と注意を促しつつも、現在の位置は、比率の変化が意識されやすい水準に差しかかりつつある段階であると分析し、「焦って投資する段階ではないが、監視すべき局面だ」と結論づけた。

ビットコイン市場が依然として乱高下を繰り返す不安定な状況の中、オンチェーンデータを見ても、トレンド転換を決定づけるサインにはまだまだ乏しい。とはいえ、過去の相場で重要視された水準に再び接近していることから、複数の指標において注目すべき変化が見え始めている。今後もビットコインの値動きには細心の注意を払う必要があるだろう。

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ブロックチェーン関連をメインに活動するウェブライター。家庭教師、高校教師を経て英会話スクールの運営に携わるが、2020年、コロナ禍をきっかけにライターに転身。これまでに十数件のメディア・仮想通貨系Youtubeチャンネルの運営に関わる。ファンダメンタル・テクニカル分析を得意とし、自身も仮想通貨トレードで資産運用中。特にブロックチェーンを活用した国際送金やトークン化事業(RWA)に強い関心を持つ。 保有資格:英検準1級
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