ビットコイン
BTCは12日も一時9万2,000ドルを突破するなど底堅く推移し、2日連続の陽線を確定した。そんな中、暗号資産(仮想通貨)市場全体を見渡すと、長期的に見て非常にポジティブなサインと同時に、短期的にはやや不安な要素も確認されている。
銅が新高値更新、アルトコイン市場と高い相関
マクロスペシャリストのSykodelic氏は13日、自身のXにて「すべてのシグナルが上方向を指している」とし、暗号資産市場の強気な見通しを示した。
現在、重要なチャートや指標は例外なく、流動性の拡大とマクロ経済の好転を示している。中でもSykodelic氏が注目したのはCOPPER(銅)の価格だ。銅は現在新高値を更新し、プライスディスカバリー(未知の価格領域)に入っている。
銅はインフラ、建設、電力、製造といったあらゆる経済活動の基盤に使われる金属であり、景気拡大の直前から拡大局面にかけて最もパフォーマンスを発揮する資産として知られている。つまり、銅の上昇は「需要増」そのものであり、流動性が実体経済へ回り始めているサインとも言える。
注目すべきは、銅価格の動きと、TOTAL3(アルトコイン市場全体)が非常に高い相関を持って推移している点だ。両者はほぼ同じリズムで動いており、偶然と言える範疇を超えている。
流動性が拡張する局面では、まず実体経済、次に株式、そして最後に最もリスクの高い資産クラスへと資金が流れ込み、最終的には暗号資産に集中するというのが典型的な流れだが「今回も例外ではない」とSykodelic氏は結論づけた。
9万2,000ドル以下で売り気配、ポジション減少も継続
一方でフルタイムトレーダー兼アナリストのSkew Δ氏は13日、自身のXにて、ビットコイン市場の短期的な弱気材料を指摘した。
Skew Δ氏は、直近で価格を押し上げていた買い手が、現在は9万2,000ドル以下の価格帯で売り気配を見せている点を指摘。これを狭いレンジ内でのデルタファーミング(デルタヘッジを利用した取引戦略)とし、価格の乱高下につながる可能性があると警鐘を鳴らす。
加えて、パーペチュアル契約でのポジション減少も継続しており、「市場が投資家の関心を再び取り戻すには、9万4,000ドル以上の価格帯を取り戻す必要がある」とSkew Δ氏は締めくくった。
大きな流れとしては、相場環境の好転が期待される局面との見方もあるが、短期的には価格の急落に注意が必要だ。依然として月足に下髭がついてないため、今月の最安値を一度試す展開を考慮しておいた方がいいだろう。
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