- Binance P2P取引がどんなものかをわかりやすく解説
- Binance P2P取引をするメリット・デメリットがわかる
- Binance P2P取引を実際に行い経験を踏まえた手順を解説
Binance(バイナンス)P2P取引の概要
取引形態 | マーチャント(相対取引)、個人間取引 |
取り扱い仮想通貨 | USDT、BTC、ETH、BNB、BUSD、DAI |
日本円での購入手段 | 銀行振込、PayPal、LINEPayなど |
その他支払い方法 | 現金、クレジットカード、M-pesaなど150種 |
詳細は記事内で解説しています。
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目次
Binance(バイナンス)とは?P2P取引とは?
Binance(バイナンス)P2P取引について詳しく解説する前に、海外仮想通貨取引所Binance(バイナンス)はどんな業者なのかと、そもそもP2P取引とはどんな取引方法なのかを解説しておきます。
海外仮想通貨取引所Binance(バイナンス)とは?
Binance(バイナンス)の会社概要
運営会社 | Binance Holdings Ltd. |
設立年 | 2017年 |
代表者 | チャンポン・ジャオ |
事業内容 | 暗号資産交換業 |
業種 | 証券、商品先物取引業 |
本拠地 | バングラデシュ |
日本語対応 | あり(一部日本語対応なし) |
Binanceは世界トップクラスの仮想通貨取引所です。
アルトコインの取り扱いの多さが特徴で、手数料の安さにも定評があります。
2021年4月には1日の取引高が3兆円を超え、世界最大の仮想通貨取引所の名を確実なものにしました。
最近では、P2Pプラットフォームの運営やNFTの取り扱いにも力を入れ、上場させる通貨を人気投票で決定する「Community Coin of the Month」というイベントを開いたり、ユーザーファーストな運営をしています。
過去に45億円規模という大きなハッキング事件があり、大規模なセキュリティの再検証を行うために1週間程度の入出金停止がありました。
また、ユーザー情報の流出があり犯人から身代金を要求されるという事件もありましたが、Binance(バイナンス)ではその都度対策がねられ、セキュリティ強化がはかられています。
Binance(バイナンス)自体の詳細は他に記事がありますのでそちらでご確認ください。
これもう見た?Binance(バイナンス)の評判は?メリット・デメリットから評価!口コミも調査 | ジナコイン
P2Pとはどんな取引なのか
そもそもP2Pとは「Peer to Peer(ピアツーピア)」の略称で、不特定多数の端末(スマホやPC)がサーバを介さずにデータをやり取りする通信システムのことです。
Peerには、「対等の」という意味があり、通信システムの話題のとき、「対等の立場の端末」という意味合いを持ちます。
P2Pではサーバのような優位に立つシステムが介在しません。ですから、対等な立場同士でやり取りするという意味で「Peer to Peer」と呼ばれるのです。
例えば、LINEなどにもこの通信システムが利用されていて、ユーザー情報などはLINEのサーバで管理されていますが、友達と写真やメッセージを共有するときには、サーバを経由する必要がありません。LINEはハイブリッド型のP2Pです。
仮想通貨のP2Pについても基本的にこの考えに基づいて行われます。
以下で「一般的な仮想通貨P2P取引の形態」「P2P取引のメリット・デメリット」を解説しますので、まずここでイメージをしっかり確立してから次へ進んでください。
仮想通貨のP2P取引とは?
仮想通貨のP2P取引は、ほとんどの場合、仮想通貨取引所がプラットフォームを提供して成り立つP2Pです。
取引所はあくまで安全性の高いプラットフォームを提供する立場にあり、実際の取引はユーザー間で行われます。
通常、仮想通貨取引所での取引は、取引所を介して行われるものが多く、一度取引所に資金を入金してから取引が行われますが、P2P取引はユーザー間での純粋な直接取引なので、相手側の指定する支払い方法が選択できるのが特徴です。
仮想通貨のP2P取引をするメリット
仮想通貨のP2P取引プラットフォームを利用するメリットは、そのスピードと支払い方法の豊富さにあります。
P2Pではサーバに接続する必要がなく、取引上の負担が少ないので取引のスピードも圧倒的に早いのがメリットです。
直接取引なので支払いもユーザー同士の都合に任せられ、当然、支払い方法は種類豊富になります。
海外取引所では日本円を入金したり、逆に日本円に換金したりすることが手間なことが多いですが、P2P取引ではこの煩わしさが解消されます。
仮想通貨のP2P取引をするデメリット
仮想通貨のP2P取引を利用するデメリットは安全面で自己防衛しなければならないところです。
P2P取引はユーザー間で直接行われるので、取引の多くの部分がユーザー自身の判断に委ねられます。
また、不特定多数の端末と繋がってデータをやり取りするため、ウイルスなどのマルウェアを拡大させるリスクは常について回ります。
ある程度の知識と防衛能力は必要になるでしょう。
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Binance(バイナンス)でP2P取引をするメリット
Binance P2Pは、実質、世界トップクラスのP2P取引プラットフォームです。
Binance(バイナンス)P2Pプラットフォームでは取引の場所を提供するだけでなく、質の高いエクスローサービス(仲介サービス)も提供しています。
人気も高く参加するトレーダーも多いことから取引条件が豊富なことが最大のメリットと言えるでしょう。
Binance P2Pは上記メリット以外にも次の4つのメリットがあります。
Binance P2Pのメリット
- 取引の自由度と利便性が高い
- トラブルの際にカスタマーサポートがある程度関与してくれる
- 購入の際に相手方の仮想通貨を事前に確保してくれる
- ユーザーが多いので支払い方法の種類が豊富
以下で上記4つのメリットを詳しく解説します。
取引の自由度と利便性が高い
Binance(バイナンス)P2Pプラットフォームには「オファーリスト」と「エクスプレスモード」の2つの取引方法を準備しており、非常に自由度が高いP2P取引が可能です。
それぞれ、以下のような役割です。
オファーリスト:
独自で取引する相手を選択することができます。条件などが絶対でない場合、柔軟に取引相手を探すことができるのが利点です。
エクスプレスモード:
自動的に買い手と売り手がマッチングされます。買い手と売り手お互いが出す条件がマッチングされるので、簡単に取引相手を抽出することができるのが利点です。
ちなみに、「オファーリスト」と「エクスプレスモード」はP2Pプラットフォームの中央のタブで簡単に切り替えられます。
この2つのモードがあることにより、P2P取引に不慣れな人もベテランも取引しやすいメリットをBinance P2Pは持っていると言えます。
また、Binanceでは2021年8月からP2Pウォレットが資金ウォレットに順次統合されることになりました。これはBinance内で色々な取引をするための利便性を高めるために行われた施策です。
これにより、P2P取引の資金と現物取引などの資金に互換性ができ、Binance(バイナンス)内の取引の利便性がさらに高いものとなっています。
トラブルの際にカスタマーサポートがある程度関与してくれる
Binance(バイナンス)P2Pでは、ユーザー同士のトラブルが発生したとき、ある程度その解決のために関与してくれることも特徴です。
Binance(バイナンス)P2Pにおいて、基本的にBinance(バイナンス)のスタンスはあくまでP2P取引をユーザーが円滑に行えるようにサポートすることだけです。
しかし、詐欺報告やトラブルに対してとても厳しく対処してくれる一面があり、安心して取引ができる理由になっています。
購入の際に相手方の仮想通貨を事前に確保してくれる
Binance(バイナンス)P2Pのエスクローサービス(仲介サービス)では、販売者のウォレットから自動的に必要な仮想通貨を確保します。
取引が成立しているにも関わらず、販売者が購入者に向けて仮想通貨を引き渡さない場合、Binance(バイナンス)P2Pではこの確保した資金から購入者に仮想通貨を引き渡すしくみです。
これにより、購入したにも関わらず、仮想通貨を手にすることができないというトラブルを事前に回避することができます。
ユーザーが多いので支払いの種類が豊富
Binance(バイナンス)P2P はユーザーが多く、支払いの種類が豊富なことも魅力のひとつです。支払いの種類は世界規模でいうと300種以上が利用可能です。
フィアット(法定通貨)による支払い手段が多いことは、ユーザーにとっては利便性を上げる大きな要因です。
Binance(バイナンス)P2Pの支払いは、オフラインで行われるため、ユーザー間で便利な支払い方法が取れることが多く、銀行振込だけでなく、LINEPayやPayPalなども頻繁に利用されています。
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Binance(バイナンス)でP2P取引をするデメリット
Binance(バイナンス)P2P取引で考えられるデメリットは次の2つ。
Binance P2Pのデメリット
- 安全性を担保するために取引制限がある
- ユーザー間トラブルを解決するために時間がかかる
Binance(バイナンス)P2Pでは個人間で取引をするので多くの部分で自己責任です。
カスタマーサポートでフォローしてくれるトラブルも限られており、最悪の場合は資産を失ってしまう可能性もあります。
Binance(バイナンス)P2PプラットフォームでのデメリットはP2P取引の安全性を高めるための施策の場合もあります。
Binance(バイナンス)P2Pプラットフォームのふたつのデメリットについて詳しく解説します。
安全性を担保するために取引制限がある
Binance P2Pでは取引とアカウントの安全性を高めるため、特定のフィアット(法定通貨)の入金および取引に対して「T+」出金制限を導入しています。
「T+」出金制限とは、特定のフィアット(法定通貨)の入金及び取引に対する出金制限です。
「T+」出金制限は不正な資金調達によってユーザーの資産が失われる可能性に対して、24時間の時間的余裕を提供するしくみです。マネーロンダリングなどの違反行為を抑制し、ユーザーの銀行口座などが凍結されることを防ぐ目的もあります。
詳しくは【Binance Support:「T+1」出金限度額とは 】 を確認してください。
日本円(JPY)はこの出金制限には該当しません。
しかし海外のフィアット(法定通貨)での入金をした場合、「T+」出金制限にかかる可能性があるので注意が必要です。
ユーザー間トラブルを解決するために時間がかかる
Binance(バイナンス)P2Pではユーザー間でのトラブル解決に時間がかかります。
もしもBinance(バイナンス)P2Pを利用中、トラブルが起こってカスタマーサポートに仲裁を依頼する場合、トラブルの「申請」をして解決してもらわなければなりません。
「申請」をして仲裁してもらうにはある程度時間がかかるということを認識しておくことが必要です。
また、Binance(バイナンス)では注文のキャンセルを3回行うとアカウントがロックされ、注文キャンセルの3回目が行われた日付が明けるまで取引ができなくなります。
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Binance(バイナンス)P2Pで取引をするときの注意点
Binance(バイナンス)P2Pを利用するとき、まずはどんなことに注意したら良いのでしょうか。
主な注意点は以下の3つです。
注意点
- P2P取引のリスクを把握する
- P2P取引のチャージバックについて知っておく
- Binance(バイナンス)P2Pのサポート範囲を知っておく
ひとつずつ詳しく解説します。
P2P取引のリスクを把握する
P2P取引はユーザー同士の取引な上、多くのユーザーが利用するため、悪意を持ったユーザーがプラットフォームに混入する可能性がとても高いというリスクがあります。
Binance(バイナンス)P2Pのような信頼性の高いプラットフォームを選択して利用することが必要です。
とはいえ、Binance(バイナンス)P2Pもユーザー同士の直接取引であることに変わりはありません。
Binance(バイナンス)P2Pを利用する場合は、常にP2P詐欺などのリスクを意識し、最新のニュースを把握しておく必要があります。
P2P取引のチャージバックについて知っておく
サードパーティの支払い方法を利用した場合、チャージバックが発生する場合があります。
チャージバックとは、簡単にいうと、取引後の支払いのキャンセルです。
仮想通貨をリリースしてから相手が支払いをキャンセルした場合、自分の手元には代金が入ってこないということになります。おまけに仮想通貨も戻ってきません。
悪意のある取引相手だった場合、販売者は大切な資産を失うことになってしまいます。これはチャージバックを利用した悪質な詐欺です。
Binance(バイナンス)P2Pではチャージバックを利用した詐欺に対して注意喚起を行っており、以下のような対策を提案しています。
- チャージバックを提供しない支払い方法を選択する
- 取引相手の評判をフィードバックや評価などで確認する
- 取引相手のプロフィール名が広告やオファーと同じか確認する
- 最初の支払い方法からの変更を受け入れない
- オファーのときはサードパーティの支払い拒否を明示する
取引相手がサードパーティの支払い方法を提案してきたら安全を最優先に考え、拒否をするようにしましょう。
Binance(バイナンス)のサポートの範囲を知っておく
Binance(バイナンス)P2Pでは以下のようなエスクローサービス(仲介サービス)を提供しています。
- プラットフォームを利用するすべてのユーザー情報を把握している
- 不正に対して厳しい対応をし、類似したトラブルを防止している
- 事前にリリースされるべき仮想通貨を確保してくれる
- ユーザー間で紛争が起こった場合に申請をすれば仲裁に入ってくれる
取引前にサポートの範囲を知って、でき得る限り安全な取引に務めるようにしましょう。
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Binance(バイナンス)P2Pで取引をはじめる前に必要な手順
実際にBinance(バイナンス)P2Pで取引をするとき、事前に確認しておかなければならないことや、やっておかなければならないことをチェックしてみましょう。
事前に確認しておくこと
- Binance(バイナンス)にアカウントを作成する
- P2Pアカウントを使用可能にする
- P2P取引をするときの手数料を確認する
上記3点について以下で解説していきます。
Binance(バイナンス)にアカウントを作成する
Binance(バイナンス)P2Pを利用するには、まずBinance(バイナンス)自体にアカウントを作成します。
このときに本人確認と2段階認証も済ませておくとすぐにP2Pを利用することができます。
アカウントの作成方法については別の記事がありますので、そちらを確認してください。
これもう見た?バイナンスの口座開設から本人確認、2段階認証まで図解で解説【1分で登録可能】
P2Pアカウント(ウォレット)を使用可能にする
Binance(バイナンス)にアカウントを作成したら、P2Pアカウントを使用できるようにします。
アカウントはBinanceサイトの仮想通貨購入のプルダウンメニューから「P2Pトレード」をクリックすると表示できます。
Binance(バイナンス)ではP2Pだけでなく、すべてのサービスにアクセスするために本人確認(KYC)が必要です。
P2P取引に関しては、本人確認(KYC)に加え、2段階認証のうちどれか一種類を有効にする必要があります。
アカウント作成したときにこれらを済ませた場合はこの手順は必要ありません。
本人確認、2段階認証ができているかどうかは、アカウントのプルダウンメニューから「身分証明」をクリックすると確認できます。
P2P取引をするときの手数料を確認する
Binance(バイナンス)P2P取引は、テイカーの場合、入金、出金ともにBinance(バイナンス)に支払う手数料は発生しません。メイカーの場合は、若干の手数料がかかります。
メイカー手数料 | 0〜0.35%、フィアットトレードペアによって異なる |
---|
テイカー手数料 | 無料 |
---|
P2P手数料の確認方法はBinanceトップページ最下部の「サポート」-「手数料」をクリックします。
手数料ページの中央のタブで「P2Pウォレット」を選択します。
「フィアット」を選択することで各仮想通貨の手数料が確認できます。
また、支払い方法によっては入出金に別途支払いサービス側の手数料がかかる場合がありますので注意してください。
Binance(バイナンス)でのその他手数料に関しては他の記事がありますのでそちらで確認してください。
これもう見た?Binance(バイナンス)の手数料完全ガイド|注意点や安くする方法も紹介
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Binance(バイナンス)P2Pでの取引手順
実際にBinance(バイナンス)でP2P取引する手順を次の項目に分けて解説していきます。
Binance(バイナンス)P2Pでの取引手順
- 仮想通貨を購入する方法
- 仮想通貨を売却する方法
- スマホアプリで仮想通貨を購入・売却する方法
- Binance(バイナンス)P2Pから出金する方法
今回は実際にUSDTを日本円で1,500円購入してみましたので、その画像を使って解説していきます。
それでは順番に見ていきましょう。
ちなみに、Binance(バイナンス)P2Pでは直接取引なので資金をウォレットに前もって入金する必要はありません。
逆に、取引用の資金を銀行に預けるや電子マネー等で準備しておく必要があるので注意してくださいね。
仮想通貨を購入する方法
Binance(バイナンス)P2P取引で仮想通貨を購入する方法は次の手順となります。
Binance P2P取引で仮想通貨を購入する手順
- 手順1:Binance(バイナンス)にログイン
- 手順2:取り引きモードを選択し取引相手を探す
- 手順3:購入ボタンをクリックし注文を確定
- 手順4:支払いまたは注文キャンセルをする
- 手順5:販売者に支払い終了の報告
- 手順6:仮想通貨の着金を確認する
以下で詳細を解説します。
手順1:Binance(バイナンス)にログイン
最初にBinance(バイナンス)にログインし「仮想通貨を購入する」プルダウンメニューから「P2Pトレード」を選択します。
手順2:取り引きモードを選択し取引相手を探す
エクスプレスモードかオファーリストか自分の都合の良いマッチング方法を選択します。
オファーリスト:
独自で取引する相手を選択することができます。条件などが絶対でない場合、柔軟に取引相手を探すことができるのが利点です。
エクスプレスモード:
自動的に買い手と売り手がマッチングされます。買い手と売り手お互いが出す条件がマッチングされるので、簡単に取引相手を抽出することができるのが利点です。
今回はエクスプレスモードで自分の購入したい金額を入力して自動マッチングします。
手順3:購入ボタンをクリックし注文を確定
オファーリストでもエクスプレスでも購入ボタンをクリックすると注文が確定し確認画面になります。この時点で、販売者の保有する仮想通貨の必要な金額がロックされるしくみです。
オファーリストの場合
エクスプレスの場合
手順4:支払いまたは注文キャンセルをする
注文確定後、注文情報を確認し指定された支払い方法で支払いまたは注文キャンセルをします。
まず、支払い方法を選択します。
注文情報確認画面では支払い方法などが出てきますので、オフラインにて支払いを済ませます。
もしも振込先などに問題があったりするようでしたら、支払いをせず注文キャンセルをクリックします。
(画像の条件では日本人の振込ができないのでキャンセルです)
販売者との条件が合わなかった場合のキャンセルで責任に問われることはありませんが、一日3回以上のキャンセルをすると日付が変わるまでのクールタイムが設けられます。
日付が変わるまで(日本時間の午前9:00)取引ができなくなりますので、キャンセルの回数は意識しておいてください。
注文情報確認ページでメッセージのやり取りができますので、事前に質問などはメッセージでやり取りしておくと良いでしょう。
手順5:販売者に支払い終了の報告
支払いを済ませたら販売者に支払いが終了したことを報告します。
オフラインで支払いを済ませた場合は、「振替済み、販売者に通知」をクリックして販売者が仮想通貨をリリースするのを待ちます。
販売者が仮想通貨をリリースしたかの情報は、中央タブの「注文」で現在の注文のステータスを見ることで確認できます。
手順6:仮想通貨の着金を確認する
仮想通貨がリリースされたら、自分の資金ウォレットを開き、仮想通貨の着金を確認してください。
資金ウォレットを開くにはアカウントのグローバルメニューから「ウォレット」-「ウォレット概要」をクリックします。
「資金」をクリックすると資金ウォレットが確認できます。
仮想通貨を売却する方法
Binance(バイナンス)P2Pで仮想通貨を売却する方法は次の流れです。
Binance P2P取引で仮想通貨を売却する手順
- 手順1:Binance(バイナンス)P2Pにログインし「売却」を選択
- 手順2:条件の合う販売者を探して注文を確定する
- 手順3:購入者の支払いを待ち、支払いが確認できたら仮想通貨をリリース
各手順の詳細を解説します。
手順1:Binance(バイナンス)P2Pにログインし「売却」を選択
仮想通貨の売却方法は購入と同じようにBinance(バイナンス)P2Pにログインし、オファーリストを表示して中央タブから「売却」を選択し、オファーリストから条件に合う購入者を探します。
ちなみに、一般ユーザーの場合、エクスプレスでは最少販売仮想通貨額が20USDTとなっています。
そのため、資金が足りない場合はオファーリストで条件が合う取引を探してください。
もしくは、ユーザーランクを上げて取引上限を引き上げます。
手順2:条件の合う販売者を探して注文を確定する
条件の合う販売者が見つかったら「USDT売却」をクリックします。
売却したいUSDT量か、受け取りたい日本円(JPY)を入力します。どちらか一方を入力すると片方は自動で計算してくれます。
入力が完了したら再び「USDT売却」をクリックします。
これで注文が確定します。この時点で売却予定の仮想通貨はプラットフォーム側でロックされます。
手順3:購入者の支払いを待ち、支払いが確認できたら仮想通貨をリリース
必ず、支払いサービス側の入金を確認してから仮想通貨をリリースしてください。
支払いサービス側の入金が確認できないうちは、絶対に「お支払いが受領されました」をクリックしないようにしましょう。
そうしないと悪意のある購入者だった場合、最悪仮想通貨を失うだけになってしまいます。
そのため、支払いは以下の手順を必ず守ってください。
最初は購入者の支払いを待ちます。
支払いが行われるとステータスが「購入者に仮想通貨をリリースしますか?」になります。
支払いサービス側の入金が確認できたら、「お支払いが受領されました」をクリックします。
リリース承認のポップアップが出ますので、該当箇所にチェックを入れ「提出」を押してください。
SMS認証のコード入力がポップアップで出ますので、コードを取得して入力します。
購入者に仮想通貨がリリースされ、取引完了です。
スマホアプリで仮想通貨を購入・売却する方法
Binance(バイナンス)アプリでのP2P利用方法を簡単ではありますが解説しておきます。基本的にはパソコンと仕組みは変わりません。
Binance(バイナンス)アプリにログインし「トレード」をクリックし、次のページで「P2P」をクリックします。
「購入」か「売却」を選択し、条件に合う注文を探します。
条件にあるものが見つかったら「購入」あるいは「売却」をクリック。
次に必要事項を入力し、再び「購入」あるいは「売却」をクリックします。
この時点で仮想通貨がロックされます。ユーザー同士で同意のあったオフラインの支払い方法で支払いを行い、承認作業を行って取引完了です。
Binance(バイナンス)P2Pから出金する方法
Binance(バイナンス)P2Pから資産を出金するには以下の2つの方法があります。
- 保有している仮想通貨を別の取引所に出金・送金する
- 保有している仮想通貨を売却し、フィアット通貨を銀行振込などで出金する
保有している仮想通貨を銀行振込やLINEPayなどで出金する場合は、Binance(バイナンス)P2Pで売却することで完了しますが、仮想通貨として別の取引所に出金する場合はBinance(バイナンス)資金ウォレットから出金・送金します。
仮想通貨として別の取引所に出金する場合は次の手順で行います。
アカウントのグローバルメニューから「ウォレット」-「ウォレット概要」をクリックします。
ウォレット概要ページのメニューから「資金」をクリックします。
画面が切り替わるので「出金」を選択します。
必要事項を入力し出金します。
ちなみに、Binance(バイナンス)では、日本円で資金ウォレットからフィアット出金することはできません。
日本円での出金にはP2Pでの売却が一番手っ取り早い方法です。
【参考】Binance(バイナンス)P2P取引で得た収益に対する税金
Binance(バイナンス)P2Pで得た収益は、他の取引で得た収益と同じように雑所得として課税対象になります。
仮想通貨は保有しているだけでは税金はかかりませんが、日本円や他の仮想通貨とのトレードで収益が出た場合は課税対象です。
P2P取引も例外ではありません。
2022年現在では、会社員で20万円以上の利益があった場合、扶養者で33万円以上の利益があった場合には確定申告をして税金を払わなくてはなりません。
追徴課税でたいへんなことになった事例もありますので、自分の利益をしっかり把握して、必要であれば確定申告をするようにしましょう。
仮想通貨の税金についてはこちらの記事で解説しているので併せて読んでみてください。
これもう見た?仮想通貨(ビットコイン)の税金に関する知識総まとめ!これだけ読めば全てわかる
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Binance(バイナンス)P2P加盟店(マーチャント)になるには
Binance(バイナンス)P2Pプラットフォームでは、世界規模でP2P加盟店(マーチャント)プログラムを実施し、P2P加盟店を募集しています。
ここではP2P加盟店(マーチャント)プログラムについて簡潔に紹介していきます。
Binance(バイナンス)P2P加盟店(マーチャント)とは?
Binance(バイナンス)P2P加盟店(マーチャント)は、フィアット通貨取引広告を掲載し、取引を完了することで利益を得ます。
プラットフォーム側は通常よりもプロフェッショナルなカスタマーサービスを提供します。
P2P加盟店(マーチャント)になるメリット
Binance(バイナンス)P2P加盟店(マーチャント)になると以下のようなサービスが受けられるようになります。
- 手数料の割引
- 専用ライブチャットの使用
- P2P取引がVIPレベルを決定する総取引量に追加される
このようなサービスを受けられることは非常に取引においてもプラスです。
しかし、それ以上に安全性の高いバイナンスのプラットフォームを使用しながら、バイナンスの世界最大の登録者数を相手に、P2P事業を展開できる点が一番のメリットでしょう。
P2P加盟店(マーチャント)になるには
Binance(バイナンス)P2Pのアカウントにログインし、「加盟店になる」をクリックすると、Binance(バイナンス)P2Pの運営チームが申請を確認し、資格があるかどうかを審査します。
審査に通れば、数日以内に連絡があります。
Binance(バイナンス)は、市場の状況やその他の関係する包括的なレビューに基づいて、P2P加盟店(マーチャント)プログラムを変更する権利を持っています。
詳しくは、バイナンスが公表している「Binance P2P加盟店ガイドライン」を参照してください。
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Binance(バイナンス)P2Pに関するQ&A
最後に、本サイトへの問い合わせから「Binance(バイナンス)P2Pに関する質問」をピックアップしQ&Aで回答していきます。
- Binance(バイナンス)P2Pにクレジットカードで入金することはできますか?
-
販売者がオフラインの支払い方法でクレジットカードを許可すればできますが、チャージバックが発生する恐れがあります。
資産を失う危険がありますので、できればP2Pでクレジットカードは使用しないことをおすすめします。
クレジットカードで入金する場合、通常のBinance(バイナンス)で仮想通貨を購入するのが良いでしょう。
- Binance(バイナンス)P2Pで銀行振込を利用するにはどんな銀行が使えますか?
-
振込可能な銀行であればどこの銀行でも大丈夫です。
基本的にユーザー同士の合意があれば実質支払い方法は無限ですが、Binance側のフォローが受けられる範囲での支払い方法をおすすめします。
- Binance(バイナンス)P2Pの支払い方法でLINEPayで支払う場合、匿名で入金できますか?
-
LINEPayはBinance(バイナンス)P2Pの支払い方法の中でも人気の高い支払い方法です。手数料も無料なので使いやすい支払い方法と言えるでしょう。
しかし、残念ながらLINEPayでのお支払いには友達登録が必要です。
どうしても気になるようなら取引完了後に登録を解除するなどの対策をしましょう。
- Binance(バイナンス)P2Pで仮想通貨を購入しましたが、どこに入金されているかわかりません。
-
P2Pで購入した仮想通貨は、Binance(バイナンス)の「資金ウォレット」に格納されます。
資金ウォレットでの確認方法は次のようになります。
資金ウォレットは「ウォレット」-「ウォレット概要」をクリック。
「資金」をクリックで確認できます。
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まとめ
Binance(バイナンス)P2P取引は、大手の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が優れたエスクローサービスを提供する比較的安全なP2Pプラットフォームです。
ユーザー同士の自己責任ということで慣れるまでは緊張しながら取引する必要はあるかもしれませんが、支払い方法なども豊富で、小さなミスは時間をかければリカバリーできるものがほとんどです。
もちろん、大きなミスをすれば資産を失う恐れがあるため、慎重な取引が必要ですが、もしも、この記事を読んで興味を持っていただけたなら、Binance(バイナンス)でP2P取引にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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