世界最大規模の海外仮想通貨(暗号資産)取引所『Binance(バイナンス)』。仮想通貨取引をおこなう上で、避けては通れないほど多くのメリットを持つ取引所です。2021年現在、バイナンスの現物・デリバティブ取引高は世界ランキングNo1となっています。
仮想通貨取引といえば現物取引のイメージが強いですが、レバレッジをかけた取引をおこなうことができるのをご存知でしょうか?
国内取引所と比べて遥かに大きいレバレッジをかけられることや、アルト コインなど豊富な通貨ペアで取引をおこなうことができるので多くのユーザーから利用されています。手元にある資金の何倍もの額の取引がおこなえるので効率的に儲けることができますが、相応のリスクや注意点も存在します。
そこで当記事では、バイナンスのレバレッジ取引の基本情報やメリット・デメリット、やり方などについてくわしく解説していきます。ぜひ参考にして大きな利益を掴み取ってください。
Binance(バイナンス)のレバレッジ取引の基本情報
取引所名 | Binance(バイナンス) |
運営会社 | Binance Holdings Ltd. |
代表者 | ジャオ・チャンポン(趙長鵬、Changpeng Zhao) |
所在地 | 香港 |
取引方法 | 現物取引、デリバティブ、レバレッジトークン、オプション |
資産運用方法 | ステーキング、セービング、流動性スワップ、ローンチプール |
取扱通貨数 | 300種類以上 |
取引手数料 | 0.1% ※BNB支払いで最大50%OFF |
スプレッド | 0.01USD~ |
ガバナンストークン | BNB(バイナンスコイン) |
追証 | なし |
最大レバレッジ | 125倍 ※新規ユーザーは最大20倍まで |
入金手数料 | 無料 |
出金(送金)手数料 | 仮想通貨によって異なる 例)BTC/0.0000054BTC~、ETH/0.00007~ |
日本円入金 | 不可 |
キャンペーン | 不定期開催 ※最新のキャンペーン情報 |
クレジットカード | 対応 |
日本語対応・サポート | あり |
セキュリティ | 本人確認、2段階認証、フィッシング対策 |
金融庁から警告 | あり |
スマホアプリ | あり |
そもそもレバレッジ取引とはどういったものなのでしょうか?
レバレッジは日本語に変換すると”てこ”を指します。小さな力で大きなものを動かすのが「てこの原理」ですよね。
同様に小さな証拠金で大きな金額の取引をおこなうことができるのがレバレッジ取引です。レバレッジ倍数が100倍であれば、証拠金の100倍の取引が行えるわけですね!その分リスクも大きくなりますが、小さな資金でも大きく稼ぐことができる取引形態です、まさに一攫千金が可能となっており、資産を増やすチャンスがあります。
最大レバレッジ倍数は何倍?
バイナンスのレバレッジ取引では「最大125倍」までレバレッジをかけることが可能です。単純に1万円で125万円分のポジションを保有することができるということなので、チャンスは大きく広がりますね!
2021年7月より新規ユーザーの最大レバレッジが20倍までに引き下げられました。
既存ユーザーに関しても徐々に最大レバレッジ20倍まで引き下げられる対応がとられる
国内取引所の最大レバレッジが2倍だということを考えると、バイナンスではかなり大きなレバレッジ取引が可能だということがわかります。
レバレッジ取引手数料について
バイナンスのレバレッジ取引手数料は取引種類によって異なります。
マージントレード | 先物取引(Coin-M) | 先物取引(USD-M) | |
---|---|---|---|
Maker(指値注文)手数料 | 0.1% | 0.015% | 0.02% |
Taker(成行注文)手数料 | 0.1% | 0.04% | 0.04% |
各取引種類については後ほど詳しくご紹介します。
バイナンスでは、独自トークン「BNB」を証拠金として利用することでアカウントレベルがアップ=手数料が安くなっていくシステムが採用されています。
取引すればするほど安くなっていくのは頻繁に取引を行いたい方には嬉しいポイントです。
Binance(バイナンス)のレバレッジ取引の種類
バイナンスのレバレッジ取引には2種類存在します。
それぞれ「最大レバレッジ数」と「ポジションを保有できる期間」が異なります。
マージントレード
マージントレードは現物を信用取引の形で購入や売却をおこなうものです。いわばバイナンスにお金を借りた状態で取引をおこなうといったものです。
マージントレードのレバレッジ倍数は通貨により3倍~最大10倍となっています。レバレッジ倍数は取引画面の通貨ペア横に記載されているので、簡単に確認可能です。
先物取引
最大125倍のレバレッジを利用できるのが先物取引です。
ただし、すべての通貨ペアで125倍のレバレッジをかけれるわけではなく、BTC/USDTペアでのみで利用することができます。他通貨ペアは20倍~75倍程度に設定されていることは頭に入れておきましょう。
また、先物取引の中でも「USDⓢ-M先物(永久先物取引)」と「Coin-M先物(四半期先物取引)」に分けられており、それぞれの取引条件は以下になります。
USDⓢ-M先物(永久先物取引) | Coin-M先物(四半期先物取引) | |
---|---|---|
保有期限 | 永久(期限なし) | 四半期 |
証拠金 | USDT | 各仮想通貨 |
Maker(指値注文)手数料 | ~0.02% | 0.015% |
Taker(成行注文)手数料 | ~0.04% | ~0.04% |
保有期限が設定されている分、Coin-M先物の方が手数料が安めに設定されています。
Binance(バイナンス)でレバレッジ取引をおこなうメリット
バイナンスでレバレッジ取引をおこなうことにはどのようなメリットがあるのかご紹介していきます。
流動性が高いため取引コストが安く約定しやすい
コインマーケットキャップの取引高(現物・デリバティブ)ランキングで、バイナンスは圧倒的に世界ナンバー1です。
取引高が多いということは、流動性が極めて高く、当然他の取引所と比較しスプレッドが狭くなっています。BTCUSDのスプレッドは約0.01ドル(1円)と他社を圧倒しています。
また取引高が多いため買い板、売り板ともに厚く、滅多に事故(チャートが飛んだり、長いヒゲができりたり)は起こりません。
ゼロカットシステム採用で追証がない
レバレッジ取引に「なんだか怖い・・」というイメージをお持ちの方も多いと思います。
それは追証(追加証拠金)の存在があるからですね。保有ポジションの逆方向に大きく値動きが起きた際、証拠金以上に損失が出てしまうことにより追加のお金が必要になってしまうことがあります。
そのため、大きな借金を背負ってしまうのではないか?というイメージがレバレッジ取引にはつきまといます。
しかしながら、バイナンスのレバレッジ取引には「ゼロカットシステム」が採用されており、そのような心配をする必要がありません。追加証拠金が発生してしまうことがないわけです。
ゼロカットシステムでは、証拠金がゼロになった時点で強制的にポジションを決済。証拠金以上の損失が出てしまった際には取引所側が負担するといった仕組みになっています。
できればゼロカット自体を避けたいものですが、追加で証拠金を補填する心配がないので良いメンタル状態で取引をおこなうことができます。
Binance(バイナンス)レバレッジ取引のリスクや注意点
バイナンスレバレッジ取引のメリットをご紹介してきましたが、もちろんリスクや注意点も存在しています。
失敗しないためにもレバレッジ取引を行う際は必ず頭に入れておいてください。
レバレッジをかける分、損失も大きくなる
メリット部分として、「レバレッジ倍率をかける分、資金額に対して利益額が大きくなる」とご説明しました。
当然ですが、損失額も大きくなるということは頭に入れておかなければいけません。
ゼロカットシステムにより証拠金以上の損失を抱えることはありませんが、高レバレッジで取引をおこなうほど少しの逆行で強制的にポジションが決済、損失が確定してしまうことがあります。
レバレッジ取引を行う際には、どのくらいの値動きでゼロカットとなるのか?利益確定ラインはどこか?などをしっかりと把握しておく必要があります。
資金調達手数料がある
バイナンスでレバレッジ取引をおこなうと「資金調達手数料」というものが発生します。FX経験がある方であればスワップポイントと呼んだほうがピンとくるかもしれません。
日本時間の1:00/9:00/17:00に発生する手数料となります。
毎日、上記時間からずれることはないので、発生時間になる前にポジションを決済することで避けることも可能です。
取引を行う上でなるべく手数料は安く抑えたいもの。気にかけてながら取引をおこなっていくと良いです。
先物取引ではUSDTが必須となる
バイナンスの先物取引はすべてUSDT建となっています。つまり、必ずUSDTを用意しておかなければならないということですね。
BTCやETHは持っていてもUSDTは持っていないという方もいるかと思います。そのような方にとってはUSDTを購入、または交換しておくといった一手間が必要となります。
バイナンスアプリからもレバレッジ取引が可能
バイナンスにはブラウザ版だけでなく、スマホアプリが用意されているのをご存知でしょうか?
通常取引だけでなく、ステーキングやセービングなどの資産運用、高機能チャートツールなども快適に利用することができ、多くのユーザーから好評を得ています。
もちろん、レバレッジ取引も可能!やり方も簡単で迷うことなく取引をおこなうことができます。
バイナンススマホアプリに関しては以下の記事でくわしくご紹介しているので、ぜひ導入を検討してみてください!
下落相場でも利益を出すことができる
通常、現物取引では上昇相場でしか利益を出すことができません。どんどん下落していく通貨価格を指をくわえて見ているしかない・・といった経験がある方もいるはずです。
レバレッジ取引では空売りをすることも可能なので、下落相場においても大きな利益を出すことができます。取引の幅が広がることで、より利益を出しやすくなるのは大きなメリットです。
リスクを抑えたい方におすすめ!レバレッジトークン
少額資金でも大きな利益をあげることができるレバレッジ取引ですが、安定して利益を確保していくためには知識や経験、適切な資金管理などが必要になってきます。
不慣れな内に手痛いダメージを追ってしまうことも少なくありません。
レバレッジ取引をおこなってみたい、けど慣れないうちはリスクは最小限に抑えたい!といった方におすすめしたいのが「レバレッジトークン」です。
簡単にご説明すると、”値動きのみにレバレッジがかかっている”のがレバレッジトークンです。
たとえば、レバレッジ3倍で設定されているレバレッジトークンがの場合、ビットコインが1%値上がりしたら、そのトークンは3%値上がりします。
値動きにはレバレッジがかかっているのですが、取引自体は現物となるので、慣れていない方でも取り扱いやすいのが特徴です。
レバレッジトークンに関しては以下の記事で基本情報や買い方などをくわしく解説していますので、気になる方は覗いてみてください!
バイナンスのレバレッジトークンとは?メリット・デメリットとトレード方法を解説
Binance(バイナンス)レバレッジ取引の始め方!取引方法を解説
それでは、バイナンスのレバレッジ取引のやり方をご紹介していきます!
今回は、最大125倍のレバレッジ取引が可能な先物取引のやり方をご紹介していきます!基本的な取引方法はマージン取引も変わりありません!
レバレッジ取引方法
まずはバイナンスにログインしましょう。
まだアカウントをお持ちでない方は登録を済ませましょう!3分程度で登録は完了します。登録後は2段階認証を設定しておくと安心して取引をおこなうことができます。

ホーム画面上部、「デリバティブ」タブ内から「USDⓢ-M先物」もしくは「Coin-M先物」を選択してください。

BINANCEから「BINANCE Feature」へと移動したことが確認できます。
こちらのページでレバレッジ取引をおこなうことができますが、初回取引の前にやっておかなければならないことが存在します。
初回取引前に「先物クイズ」に回答し、全問正解する必要があります。

もちろん内容を把握しておいた方が良いですが、正解となるまで何度でも回答を変更することができるのでどなたでも全問正解することが可能です。
クイズに回答後、「送信」ボタンをクリックすると取引をおこなえるようになります。
バイナンスで先物取引を行うには専用ウォレットに資金を入れておかなければなりません。現物ウォレットにある資金では取引できないので、資金を移動、または通貨を購入しておきましょう。

画面右側下部に「仮想通貨を購入」、「コンバート」、「振替」ボタンがあるので任意の方法で資金をいれておいてください。

赤枠部分をクリックし、取引をおこなう通過ペアを選択しましょう。
先ほどご説明したとおり、先物取引ではすべてUSDT建となります。

赤枠部分をクリックすると、「レバレッジを変更する」という画面が表示されますので資金や利益目標にあわせてレバレッジを設定しましょう!

あとは①価格、②数量を入力後ロング(買い)ボタン、もしくはショート(売り)ボタンをクリックすると注文完了。指定価格で取引したい相手が出てくると取引完了となります。
Binanceのレバレッジについてよくある質問(Q&A)
2020年4月に、レバレッジトークンについてトレーダーがまだ理解できていない事などを理由に上場廃止され、取引できなくなった経緯があります。
代わりに取引可能になったのが、バイナンスオリジナルのレバレッジトークンです。
株で例えるなら、「ダブルインバース」や「日経ブルETF」のようなものです。
バイナンスのレバレッジトークンは、値上がった時に儲かる方を「UP」、値下がった時に儲かる方を「DOWN」と表記します。
2021年7月より新規ユーザーの最大レバレッジが20倍までに引き下げられました。
まとめ
Binance(バイナンス)のレバレッジ取引について解説してきました。
資金の何倍もの取引をおこなうことができる魅力的なもので、うまく利用することで少額資金でも大きな利益を掴み取ることができます。
反面、損失額も大きくなりやすいといったリスクもあることは重々理解した上で取引をおこないたいですね!
レバレッジ取引に慣れない内は、記事内でご紹介したレバレッジトークンなどを利用しているなど、ご自身の資金や利益目標に合った取引をおこなうことが重要かと思います。
取引の幅が広がることは間違いないので、ぜひバイナンスレバレッジ取引を今後の視野に入れてみてください!