- Binance(バイナンス)の新しいサービス自動投資とは何か?を解説
- 自動投資のメリット・デメリットを踏まえどんな人に向いているかを紹介
- 自動投資のやり方や手数料・疑問点を詳細解説
Binance(バイナンス)の自動投資とは
Binance(バイナンス)自動投資(Auto-Invest)概要
セービングの方式 | フレキシブルセービング |
自動投資で設定可能な購入日 | 1〜28日のいずれか |
自動投資で設定可能な周期 | 毎日、毎週、隔週、毎月 |
原資 | USDT、BUSD |
購入した通貨の保管方法 | フレキシブルセービングアカウントに自動で入庫 |
2022年に入ってから、Binance(バイナンス)はBinance Earnというサービス群の中に自動投資(Auto-Invest)をローンチしました。
Binance(バイナンス)の自動投資とは、セービングを自動で行う仮想通貨の積立サービスです。
セービングとは?
仮想通貨を預けると利息をもらえる仕組みで「レンディング」とも呼ばれる運用方法です。ステーキングよりも若干利率は低いですが、利用枠などがありませんので、いつでも、期間を設定せずに預けることができる特徴があります。
自動投資プランは独自で作成することができ、効率の良い積立が行える積立投資として注目を浴びています。
Binance(バイナンス)の自動投資を解説する前に、少しだけBinance(バイナンス)についてご紹介しておきましょう。
Binance(バイナンス)の会社概要

設立年 | 2017年7月 |
本拠地 | セイシェル、ケイマン諸島 |
取引手数料 | 現物: 最大0.1% FX: 0.02~0.04% |
上場通貨数 | 約312種 |
取引方法 | 現物、レバレッジ |
法人口座 | ◯ |
入金手数料 | 無料 (クレジットカードの利用手数料がかかる場合がある) |
日本円入金 | 不可 |
日本語対応 | 対応(一部対応なし) |
Binance(バイナンス)は、2017年に設立された海外仮想通貨取引所で、名実ともに世界最大級の取引所です。
アルトコインの取扱いは300種を超え、主要な仮想通貨はほとんど取引できるのはもちろん豊富な資産運用方法も準備しており、ワンストップで仮想通貨取引ができるのが大きな魅力です。
2019年にハッカーによるハッキング被害があり、当時で約4000万米ドル相当のビットコインが盗難にあい入出金の停止を余儀なくされた事件がありましたが、この事件を踏まえてセキュリティの強化が実施されました。
海外仮想通貨取引所Binance(バイナンス)に関しての詳細は本サイトに別の記事があるのでそちらを参考にしてください。
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Binance(バイナンス)は、ワンストップで簡単でリスクの少ない投資であるセービングやステーキングを提供するBinance Earn(バイナンス・アーン)というサービス群を提供しており、2022年はじめに、その中に「自動投資(Auto-Invest)」という積立サービスを開始しています。
Binance(バイナンス)の積立サービス「自動投資(Auto-Invest)」は次のような投資方法です。
自動投資(Auto-Invest)とは?
- 自動投資はフレキシブルセービングの自動積立
- 原資はステーブルコイン(USDT、BUSD)
- 2種類の投資方法から選べる
- 期間設定の自由度が高い
- 自動投資した仮想通貨はいつでも引き出し可能
以下で上記5つについて解説していくので「自動投資とはこんな投資か」とイメージしてみてください。
自動投資はフレキシブルセービングの自動積立
Binance(バイナンス)の自動投資とは、仮想通貨を自分で作成したプランで、定期的に積み立てる投資方法を自動化したものです。
これは、これまでBinanceが提供しているフレキシブルセービングを自動化した投資方法と考えてもらえばOKです。
フレキシブルセービングとは?
Binance(バイナンス)では大きく2種類のレンディングサービスが用意されています。固定セービングとフレキシブルセービングです。
固定セービングは、あらかじめ決められた期間資金をロックし、利率を計算するので金利は高くなりますが、柔軟性がありません。
フレキシブルセービングは、いつでも資金を償還できるので自由度は高いのですが、固定セービングと比べると金利は低くなります。
自由度 | 金利 | |
---|---|---|
固定セービング | 低い | 高い |
フレキシブルセービング | 高い | 低い |
Binance(バイナンス)のセービングサービスは自動投資が追加になり2022年9月現在以下の4つになっています。
- フレキシブルセービング
銀行で例えると普通預金のように自由に預金、償還ができる - 定期セービング
銀行で例えると短期の定期預金。決まった期間、仮想通貨をロックすることで高い金利を得る(固定セービング) - アクティビティ
銀行で例えると長期の定期預金。満期日が設定され、満期後に自動的に現物アカウントへ償還される(固定セービング) - 自動投資
銀行で例えると自動定期積立預金。あらかじめ作成したプランに基づいて自動で仮想通貨を積み立て、購入した仮想通貨は自動でフレキシブルアカウントに入金される(フレキシブルセービング)
銀行のしくみに例えると、Binance(バイナンス)のセービングは積立や定期積立、自動投資は、自動積立預金の仮想通貨バージョンです。
Binance(バイナンス)のセービングに関しては他に詳しい記事がありますので参考にしてください。
原資はステーブルコイン(USDT、BUSD)
Binance(バイナンス)の自動投資で仮想通貨を積立する場合、定期購入の支払いに使用できるのはステーブルコインの「USDT」と「BUSD」の2種類です。
自動投資を利用するならば、まず現物アカウントにUSDTかBUSDを用意しなければなりません。
現物アカウントにあるUSDTかBUSDでセービングしたい通貨を定期的に購入していくイメージです。
現物アカウントに資金が無い時は自動振替機能がある
現物アカウントの残高が、作成した自動投資プランの購入に対して不足している場合は、フレキシブルセービングアカウントの残高をシステムが自動的に償還し、自動投資プランの購入を完了させます。
この機能はON、OFFが可能になっており「フレキシブルセービング残高を使用する」にチェックを入れることで機能します。

機能が有効になっていない場合は、購入が失敗し、システムは次の自動購入日に再度購入を試みるしくみになっています。
手放したくない仮想通貨がある場合は、チェックを外して置く必要があります。
2種類の投資方法から選べる
Binance(バイナンス)では自動投資の方法を次の2種類から選べます。
Binanceの自動投資プラン
- ポートフォリオ自動投資プラン
- 自動投資プラン

上記2つのプランの違いは以下のようになっています。
名称 | 投資方法 | 選べる通貨の数 |
---|---|---|
ポートフォリオ自動投資プラン | 一つのポートフォリオで複数の仮想通貨の自動投資をする方法 | 63種類 |
自動投資プラン | 各々の仮想通貨を別々に管理する方法 | 63種類 |
※選べる通貨数は2022年11月現在の数字です。
また1USDT(1BUSD)から投資が可能なので、自分の資金量に合わせた自由度の高い投資プランの作成が可能です。
期間設定の自由度が高い
Binance(バイナンス)の自動投資は自動的に仮想通貨を購入する期間を下記の中から自由に選べます。
自動投資の期間 | 期間の詳細 |
---|---|
毎日 | 投資する時間を選択して毎日自動投資 |
毎週 | 投資する曜日(月曜日〜日曜日)選択して毎週自動投資 |
隔週 | 投資する曜日(月曜日〜日曜日)を選択して隔週で自動投資 |
毎月 | 月の日付(1日〜28日)を自由に選択して毎月投資 |
このように、先ほど紹介した投資方法の種類と併せて自分のライフスタイルに合わせた投資ができます。
例えば毎月給料日にUSDTもしくはBUSDを準備しておけば後はプランに沿って自動的に仮想通貨のセービングをしてくれるなどの使い方も可能となります。
USDTもしくはBUSDの準備方法は「Binance(バイナンス)の自動投資を利用する方法」で解説しています。
自動投資した仮想通貨はいつでも引き出し可能
前述したように、Binance(バイナンス)の自動投資はフレキシブルセービングアカウントに自動で格納されます。
フレキシブルセービングはいつでも自由に償還・入金できるのが特徴です。
自動投資も通常のフレキシブルセービングと同じようにいつでも引き出すことができます。
引き出し方法などは「自動投資の各変更方法」で解説します。
Binance(バイナンス)の自動投資を利用するメリット
Binance(バイナンス)の自動投資がどんなものかわかったところで、気になるのはどんなメリットがあるかですよね。Binance(バイナンス)で自動投資を利用するメリットは以下のようなものが挙げられます。
一つずつ詳しくみていきましょう。
国内の積立サービスより手数料が安い
Binance(バイナンス)の自動投資にかかる手数料は0.2%です。
Binance(バイナンス)の自動投資では、Binance Swap機能を利用して、ユーザーが指定した取引プランに沿って取引を実行します。このとき、取引から生じる手数料が取引する仮想通貨の0.2%になります。
国内の積立サービスと比較すると、Binance(バイナンス)の自動投資は手数料が安いのがメリットです。
国内の仮想通貨積立サービスでは、積立手数料は無料のところが多いのですが、実は売値と買値の差であるスプレッドが手数料相当額になります。
コインチェックを例に上げても、つみたて投資にかかる手数料相当額は0.1〜4.0%で、場合によってはBinance(バイナンス)の自動投資の何倍にもなります。
そのため、積立サービスに関していうと、Binance(バイナンス)の自動投資は国内の取引所より手数料を安く抑えられるのです。
ちなみに、Binance(バイナンス)のその他の手数料についてはこちらの記事で解説しているので併せて読んでみてください。
取扱通貨の種類が豊富
Binance(バイナンス)の自動投資は取扱通貨の種類が豊富なのが特徴です。
取扱通貨の種類が多いということは、それだけリスクを分散して投資できるということになります。
一つのポートフォリオで複数の自動投資プランを作成できるポートフォリオ自動投資もありますので、リスク分散をしっかりと意識した積立投資が可能です。
仮想通貨の積立投資商品は、ビットコインだけというプラットフォームも多い中、圧倒的に取扱通貨の種類が多いので、長期保有のリスク分散投資にはとても向いていると言えるでしょう。
リスクを分散できる
Binance(バイナンス)の自動投資では、以下の2点の面から効果的にリスクを分散できる投資方法といえます。
- ドルコスト平均法(DCA)であること
- 分散投資が可能であること
前述した通り、Binance(バイナンス)の自動投資は取扱通貨の種類がたいへん多く、出来るだけたくさんの仮想通貨に資金を分散させることでリスクを軽減させる分散投資にとても向いています。
そもそも積立投資自体が「ドルコスト平均法(DCA)」の効果がある投資方法なので、取扱通貨の種類が多く、決められた金額を定期的に分散して資金投入するBinance(バイナンス)の自動投資は、最適なリスク分散ができる投資方法といえるでしょう。
ドルコスト平均法(DCA)とは?
金融商品を購入する際に、一度に購入するのではなく、資金を均等に分割して一定額ずつ定期的に継続して購入する投資方法です。
購入する商品の数量を等分するのではなく、資金を等分する点が特徴です。
そのため、価格が高いときには購入する量を少なく抑え、価格が低いときには多く購入することになります。
長期投資の場面で、リスクを抑制し安定した収益を得たいときに効果的な投資方法です。
Binance(バイナンス)の自動投資を利用するデメリット
自動投資を利用するのはもちろんメリットばかりではありません。Binance(バイナンス)の自動投資を利用するには以下のようなデメリットがあります。
一つずつ詳しくみていきます。
自分の投資スタイルや資産状況を考え、もしもメリットがデメリットを上回るようであれば自動投資を利用してみてはいかがでしょうか。
クレジットカードで購入できない
自動投資プランの仮想通貨を直接クレジットカードで購入することはできません。
あくまで自動投資ではステーブルコインでの購入になりますので、あらかじめUSDTあるいはBUSDを現物ウォレットに用意しておく必要があります。
ただし、Binance(バイナンス)では新しくクレジットカード/デビットカードで「定期購入」を利用できるようになりました。
どうしても仮想通貨をクレジットカード/デビットカードで定期的に購入しドルコスト平均法(DCA)での投資をしたい場合はそちらを利用する手がありますが、定期購入であり、フレキシブルセービングアカウントに自動で入金されるわけではありません。
原資であるステーブルコイン(USDT、BUSD)をクレジットカード/デビットカードで「定期購入」し、それを資金にしてその都度設定をして自動投資を利用するということは可能です。
短期的に大きな利益は得られない
Binance(バイナンス)の自動投資は定期定額の積立投資なので、コツコツと一定額を購入し、利息で資産を増やす投資方法です。デイトレードのように短期的に大きな利益を得るための投資方法ではありません。
長期保有で安定した資産運用を目的に仮想通貨に投資する人向けのサービスで、安定的ではありますが、大きなリターンは見込めません。
短期的に大きな利益を得る投資方法を希望するユーザーには向かない投資方法なので注意してください。
Binance(バイナンス)の自動投資はこんな人におすすめ
それではメリットやデメリットなどBinance(バイナンス)の自動投資の特徴を考え合わせた上で、以下のような人にはBinance(バイナンス)の自動投資がおすすめです。
一つずつ解説しましょう。
手間を少なく資産運用したい人
手間をかけずに資産運用したい人には、Binance(バイナンス)の自動投資はとても向いています。
極端な話、最初に自動投資プランを設定し、現物アカウントに支払い用のステーブルコイン(USDT、BUSD)を準備しておけば、あとはシステムが自動で運用してくれます。
利息によって増えた資産を利息とともにまた現物アカウントのステーブルコインに戻しておけば、実質、複利も得られるということになります。
とても少ない手間で、効率良く資産運用ができるので、手間を少なく資産運用したい人には最適の投資方法といえるでしょう。
資産運用をはじめるきっかけがほしい人
Binance(バイナンス)の自動投資は、資産運用には必要性を感じてはいるものの、なかなか資産運用をはじめられず二の足を踏んでいる人の背中を押す投資方法でもあります。
特に、将来安定した生活を送るために資産運用は必要になってくると感じている人で、現在の資産状況やかけられる時間を考えるとなかなかはじめることができない人には、Binance(バイナンス)の自動投資はピッタリの投資方法です。
Binance(バイナンス)の自動投資は少額(1USDTから可能)からはじめることができ、しかも、購入時期(毎日、毎週、隔週、毎月)と購入日(1〜28日のうちのいずれか)を設定できます。
資産運用に二の足を踏んでいる時間のないサラリーマンの方でも、例えば給料日に購入日を設定し、毎月1USDT分の仮想通貨を購入し、受動的な収益(パッシブインカム)を得ることができるのです。
リスクを分散して仮想通貨を運用したい人
前述した通り、Binance(バイナンス)の自動投資はリスクを分散して投資したい人にはとても向いてる投資方法です。
仮想通貨を使った資産運用の中でも、セービング自体がリスク分散に向いています。
自動投資は定期定額での資産運用なため、価格が高いときには少なく、価格が安いときには多く購入し、価格変動のリスクを、仮想通貨の購入価格を定額にし、時期をずらすことで分散しています。
複数の仮想通貨を長期で保有することは、特定の仮想通貨が暴落しても、他の仮想通貨で資産を支えられることになります。
そのため、Binance(バイナンス)の自動投資は、リスクを分散して仮想通貨を運用したい人にはとても向いている投資方法です。
Binance(バイナンス)の自動投資を利用する方法
それでは、Binance(バイナンス)の自動投資を利用するにはどのようにすれば良いのでしょうか。ここでは、自動投資の具体的な利用方法を以下の項目に分けて解説していきます。
それでは各項目を順番に解説していきましょう。
Binance(バイナンス)に入金
Binance(バイナンス)の自動投資を利用するには、Binance(バイナンス)に口座開設し、本人確認を済ましておく必要があります。
以前は、Binance(バイナンス)は入金には本人確認が必要ありませんでしたが、現在では必須になっていますので注意してください。
詳しい方法は本サイトに別の記事を用意していますので、そちらを参考にしてください。
バイナンス(BINANCE)の登録・口座開設方法を画像付きで徹底解説【PC&スマホ】
Binance(バイナンス)の口座開設が終わったら、アカウントに入金します。
入金方法のおすすめは国内仮想通貨取引所からの送金になります。
Binance(バイナンス)は日本円に対応していませんので、国内取引所で都合の良い仮想通貨を購入し、Binance(バイナンス)のアカウントに送金するやり方が一番確実です。
本サイトでおすすめする国内取引所は次の3社です。
おすすめ国内仮想通貨取引所
- GMOコイン
GMOコインは、手数料の安さと取扱銘柄の豊富さで定評のある国内取引所です。特に仮想通貨の送金手数料が無料であるため、海外仮想通貨取引所やMetaMask(メタマスク)などへの送金におすすめです。 - コインチェック
コインチェックは国内でもトップクラスのユーザー数を持つ仮想通貨取引所です。仮想通貨の売買手数料が無料で、積立やレンディングなど豊富なサービスを提供しています。特にスマホアプリの操作性やデザインが高評価で、仮想通貨初心者におすすめの取引所です。 - bitFlyer
bitFlyerは、国内最大級のビットコイン取引量を誇る国内取引所です。ビットコインが貯まるクレジットカードや、Vポイント(旧Tポイント)をビットコインに交換できるサービスが評判です。さらに、少額から仮想通貨を手数料無料で購入できる点も魅力です。
国内取引所は、トラベルルールの影響で海外取引所との送金が制限される場合があります。そんなときは、メタマスクなどのプライベートウォレットを経由すれば問題ありません。
この他にもBinanceでは「P2P取引」「クレジットカード/デビットカード仮想通貨を購入」などの方法もあります。
基本的には「国内取引所→バイナンス」の方が効率やコスト面ではプラスなのですが、興味のある方は以下の記事で内容を確認してみてください。
USDTもしくはBUSDを準備
入金が終わったら現物アカウントに原資を準備します。
Binance(バイナンス)の自動投資の原資にできるのはステーブルコインのUSDTかBUSDです。
そのため、国内取引所から仮想通貨を送金後Binannce内で通貨を換金する必要があります。
換金方法は次の2通り。
仮想通貨の換金方法
- 現物取引
- Binance Convert(バイナンスコンバート)
ここでは現物取引の場合の流れを簡単に紹介します。
現物取引は公式サイトにログインして「マーケット」を選択します。

「現物市場」を選択して「USDTもしくはBUSDのタブ」を選び「仮想通貨とのペア」を選択してください。

取引プラットフォームでどちらかの数量を決め、「売却」で決済をクリックします。

ちなみにBinance Convert(バイナンスコンバート)についてはこちらの記事で解説しているので参考にしてください。
PC版での自動投資設定方法
Binance(バイナンス)で自動投資を設定するには公式サイト(日本語対応)の上部グローバルメニューの「収益」をプルダウンさせ、「自動投資」をクリックします。

「自動投資」ページが開きます。
ここで最初にお話しした2種類の投資方法を選べるので、それぞれの利用方法を別に解説します。
ポートフォリオ自動投資プラン作成方法
「ポートフォリオ自動投資プラン」は一つのポートフォリオで複数の仮想通貨の自動投資をする方法です。
始め方の手順は以下のようになります。


「利用可能なコイン」から少なくとも「2つ以上のコインを選択」します。


コインを選択したら「確認」ボタンをクリックします。

合計の配分量が100%になるように「ポートフォリオの配分」を入力します。

定期的に購入するための定額の原資の量を入力し、現物アカウントに残高が不足したとき、フレキシブルセービング残高を使用するかどうかチェックボックスにチェックします。

チェックが入っていると、現物アカウントに残高が不足したとき、フレキシブルセービング残高を利用します。
購入する周期と購入する日時を入力します。

入力が終わったら右の欄の注意事項を読み、チェックボックスにチェックし「承認」ボタンをクリックします。

これでポートフォリオ自動投資のプラン作成は完了です。
自動投資プラン作成方法
「自動投資プラン」は各々の仮想通貨を別々に管理する方法です。自動投資プランの開始方法は以下の手順です。
自動投資プランの作成をするには、自動投資したい仮想通貨の「プランの作成」ボタンをクリックします。

自動投資プラン作成ページが開きます。
定期的に購入するための原資の定額量を入力し、フレキシブルセービング残高を使用するかどうかにチェックを入れます。
チェックが入っていると残高不足のときに、自動的にフレキシブルセービング残高を使用します。

画面上部に「クレジットカード購入」と出ていますが、これをクリックすると「定期購入」のページに飛びます。自動投資ではありませんので注意してください。
購入する周期と購入する日時を入力します。

右側の注意事項を読み、チェックボックスにチェックを入れて「承認」ボタンをクリックします。

これで自動投資プランの作成は完了です。
アプリ版での自動投資設定方法
Binance(バイナンス)はアプリもリリースしています。
アプリでも自動投資プランは作成できますのでその方法を解説します。
まず、Binance(バイナンス)アプリを開き、トランザクションがLite版になっている場合は、Pro版に切り替えてください。
切り替えはアカウントメニューから切り替えができます。

Pro版への切り替えが終わったらアプリのトップページ中程にある「稼ぐ」をタップし、次のページの「自動投資」をタップします。

それぞれの銘柄からの「自動投資プラン」と「ポートフォリオ自動投資プラン」を選択できます。画面上部のタブを切り替えて選択します。

ポートフォリオ自動投資プラン作成方法
ポートフォリオ自動投資プランを作成するには上部タブで「ポートフォリオ」を選択します。
プリセット選択ではプランの条件を選択したプリセットで自動で入力します。
自分でポートフォリオを作成する場合は、「ポートフォリオプランの作成」ボタンをタップします。

後はPC版の操作とほとんど変わりません。PC版の作成方法を参考にしてください。

自動投資プラン作成方法
各々の仮想通貨の自動投資プランを作成するには上部タブで「シングル」を選択し、投資したい仮想通貨の横の「矢印」をタップします。

必要事項を入力し、「承認」ボタンをタップするとプラン作成完了です。

自動投資の各変更方法
自動投資は設定後次の2つの変更が可能です。
自動投資開始後に変更できること
- 自動投資プランの変更
- 自動投資の一時停止・終了
以下でそれぞれについて解説していきます。
自動投資プランの変更
Binance(バイナンス)の自動投資では、一度設定したプランを変更するには、「自動投資」アカウントにアクセスします。
公式サイトの上部グローバルメニューの「収益」をプルダウンさせ、「自動投資」をクリックします。

「自動投資」ページが開きます。
自動投資プランを変更するには、「自動投資」アカウント中程に出る現在進行中のプランの中から変更したいプランの「編集マーク(ペンのアイコン)」をクリックします。

プランを作成したときと同じ画面が開きますので、変更したい箇所を変更して「承認」ボタンをクリックします。(注意事項のチェックを忘れないように)

これでプランの変更は完了です。
自動投資の一時停止・終了
自動投資の一時停止もプラン変更と同じく「自動投資」アカウント中程に出る現在進行中のプランから、今度は「編集マーク(ペンのアイコン)」の隣にあるトグルをオフにします。

注意事項が表示されるので、「理解しました」をクリックします。

トグルがオフになり、自動投資プランが一時停止になります。

手動で停止を解除するまで再開しません。再開するにはトグルを再びオンにしてください。
自動投資を終了するには作成した自動投資プランを削除する必要があります。
自動投資アカウントの現在進行している自動投資プランの右側にある「プラン概要」をクリックします。

「収益ウォレット」に飛ぶので、削除したいプランの右端にある「プランを削除」をクリックしてください。

注意事項が出るので「理解しました」をクリックします。

これで自動投資プランを終了することができます。
Binanceの 自動投資に関するよくある質問(Q&A)
最後に、本サイトへの問い合わせから「Binance(バイナンス) 自動投資でよくある質問」をピックアップしQ&Aで回答していきます。
自動投資プランの作成には制限がありません。好きなだけ作成できますが、自分の管理できる範囲にとどめておきましょう。
記事の中でも触れましたが、現物ウォレットの残高が自動投資プランを実行するのに不足している場合は、フレキシブルセービング残高を使用する設定であれば、フレキシブルセービング残高が自動で償還され、購入に使用されます。
フレキシブルセービングを使用しない設定の場合は、購入が失敗し、次の購入日に再度プランの実行が試みられます。
自動投資は自動売買とは違います。
自動投資はあくまでBinance(バイナンス)が提供するセービングサービスの一種です。Binance(バイナンス)は自動売買のシステムに利用するためのAPIの提供はしていますが、無料の自動売買自体は提供していません。
デュアル投資は、セービングである自動投資に比べると利率は圧倒的に高いのですが、それに合わせてリスクも圧倒的に高く、相場を読む高い技術力が必要になります。
セービングは利率は平均的ですが、リスクは低いといえます。
特に、自動投資はフレキシブルセービングの一種なので、利率は低めですが自由度は高いのが特徴となっています。
どちらがおトクかは投資スタイルによるというのが実際のところです。
定期ステーキングと自動投資は違います。
定期ステーキングは、一定期間仮想通貨をロックすることによって高い利率を保っています。
一方で、自動投資は定期的に仮想通貨を購入するものの、フレキシブルセービングの一種であり、いつでも出し入れが可能なので、利率は低めになってしまいます。
どちらが良いとは言い難いので自分の投資スタイルに合わせてどちらのサービスを利用するかを決定してください。
Binanceのステーキングについてはこちらの記事で解説しているので参考にしてください。
まとめ
Binance(バイナンス)の自動投資はまだはじまったばかりのサービスで知らない人も多いかもしれませんが、仮想通貨を運用したい方にとっては非常に効率の良い方法です。
特に仮想通貨での資産運用に興味はあるものの、なかなか手が出せないでいる人や、忙しくて時間も手間もかけられない人などにとってはとても利用しやすいサービスです。
長期保有の資産運用スタイルの人向けの投資ではありますが、もともとリスクが低い上にリスク分散してさらにリスク削減することができる投資方法です。
この記事を読んで自動投資に興味を持ったら、ぜひBinance(バイナンス)に口座を開設し、自動投資を利用してみてください。