何者かがバイナンスから55億円相当の仮想通貨を引き出す

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目次

何者かがバイナンスから55億円相当の仮想通貨を引き出し

オンチェーン分析ウェブのSpot On Chainは30日、0x865で始まる不審な鯨アドレスが、過去24時間にバイナンスから3,659万ドル(本日レートで約55億円)相当の暗号資産(仮想通貨)を引き出したことを検知した。同アドレスは長期休眠アカウントではなく、およそ半年前の2023年6月8日に作成されたもの。

引き出された仮想通貨の内訳は、
以下の通り
✅10,000 ETH(30億円)
✅45,000 BNB(15億円)
✅3,000億 SHIB(4億円)
✅2億6,000万 IOST (4億円)
✅1,600万 CHZ(2億円)

冷静な仮想通貨界隈

このニュースに対する、日本語・英語・中国語圏における仮想通貨界隈の反応は限定的だ。界隈はFTX事件のおかげで「疑惑の資金移動」についてはもはや慣れっこであるし、金額が比較的小ぶりなのもあるだろう。

関連:監査不能を宣言、稀代の善人FTXバンクマンはなぜ闇堕ちしたか?

業界ウォッチャーかくあるべし

ここで、界隈のアルファツイッタラーであるPeppermint氏を紹介しよう。同氏はアメリカ在住の日本人ビットコイナーで、バイナンス問題にも造詣が深い。

同氏は2018年3月24日時点では、日本のコインチェック社を「技術が幼稚でダメな交換所」とこき下ろす一方、バイナンスを「先鋭技術を駆使している交換所」と持ち上げていた。

ところが、2021年4月16日時点では、一転「バイナンスは完全な詐欺」と言い切っている。

まさに「君子豹変す」だ。

そして、翌2022年11月9日には「僕はバイナンスも信用してないし、基本的には近づいてません」と言っている。

これぞ「君子危うきに近づかず」の心がけだろう。

同氏のアカウントは現在も絶賛稼働中なので、興味を持たれた方はフォローしてみて欲しい。

参考記事(中国語)

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この記事を書いた人

JinaCoinのニュース担当記者。仮想通貨歴は8年。Liskで大損、BTCで爆益。タイの古都スコータイで、海外進出のための市場調査・戦略立案・翻訳の会社を経営。1973年生。東海中高、慶大商卒、NUCB-MBA修了。主著『マウンティングの経済学』(https://amzn.to/49zjrXG)。来タイ12年。

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