分散型取引所Aster(アスター)は22日、競合プラットフォームHyperliquid(ハイパーリキッド)のネイティブトークン「HYPE」を対象とした最大300倍のレバレッジ取引を開始したと発表した。並行して実施中のトレーディングプログラム「Aster Genesis ステージ2」も残り2エポックで終了予定となり、最終段階に入った。
競合トークンへの異例の高レバレッジ提供
今回の高レバレッジ導入は従来の水準を大きく上回る施策となる。HYPEは競合する分散型取引所「ハイパーリキッド」のネイティブトークンであり、今回の対応は明らかに市場シェア競争を意識した戦略的な動きとみられる。
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300倍という異例の水準は、短期的な値動きに賭けるハイリスク・ハイリターン志向のトレーダーを強く惹きつける要素となる。こうした層の流入は流動性拡大につながる一方で、損失拡大リスクも高まるため、利用者には慎重なリスク管理が求められる。
Genesis ステージ2の最終段階
アスターはまた、独自のトレーディングポイントプログラム「Aster Genesis ステージ2」が残り2エポックをもって最終段階に入ったと発表。終了は2025年10月6日8時59分(日本時間)に予定されており、利用者にはまだ順位を上げてポイントを獲得する余地が残されている。
今回のステージでは、総供給量の4%にあたるASTERが報酬として割り当てられており、取引を続けるトレーダーに還元される仕組みとなっている。
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アスターはまた、独自のトレーディングポイントプログラム「Aster Genesisステージ2」が残り2エポックをもって最終段階に入ったと発表した。終了は2025年10月6日8時59分(日本時間)に予定されており、利用者にはまだ順位を上げてポイントを獲得する余地が残されている。今回のステージでは、総供給量の4%にあたるASTERが報酬として割り当てられており、取引を続けるトレーダーに還元される。
ステージ2では「Rhポイント」制度を採用し、取引量やポジション保有期間、アスター独自資産の利用、実現損益、紹介・チームの貢献度などを総合的に評価。週次エポックごとに集計される仕組みは極端な行動を抑制し、公平性を確保する狙いがある。単なる取引量偏重ではなく、取引の「質」を重視する姿勢が見て取れる。
今後の展開
ステージ2の終了後には「ステージ3」が即時開始され、現物取引を含む新しいスコアリングと報酬体系が導入される予定。これにより、短期投機層だけでなく幅広い利用者を引きつける設計になるとみられる。
競合取引所のトークンに大胆な条件を付与することは、市場での存在感を示す戦略的なメッセージである。ただし、こうした挑発的な施策は一時的な話題性を生むものの、長期的なユーザー定着につながるかどうかは未知数だ。報酬プログラムとあわせて、利用者にとって持続的に魅力ある取引体験を提供できるかが成長の分かれ目になるだろう。
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