ソニーのブロックチェーン「Soneium」上での活動に応じて最大1億ASTRをユーザーに還元
イーサリアムのレイヤー2ソリューション「Soneium(ソニューム)」は20日、2月20日から5月30日までの100日間にわたり、ソニューム上での流動性提供やゲームプレイを通じて、暗号資産(仮想通貨)「ASTR」がユーザーに還元される「Astar Contribution Score(ACS)」キャンペーンを発表した。
ソニーグループの「Sony Block Solutions Labs(Sony BSL)」が開発したソニュームはイーサリアムのレイヤー2ソリューションとして、2025年1月にメインネットをローンチ。Sony BSLは、日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network(アスターネットワーク)」などを手掛ける「Startale Group」とソニーグループの合弁会社であり、アスターとソニュームは本発表前から密接な関係にある。
ACSキャンペーンではユーザーの貢献度をスコア化し、合計10億ACSポイントを配布予定。ACSポイントはキャンペーン終了後に、10ACS=1ASTRの固定レートで変換されるため、最大で1億ASTR(執筆時点で約6.3億円相当)の大規模キャンペーンである。
本キャンペーンにはDEXやWeb3ゲームなど、30以上のプロジェクトが参加。以下のような活動によってACSポイントを獲得可能だ。
・DeFiアプリで流動性を提供するユーザー
・ゲームやコンシューマー向けdAppを積極的に利用するユーザー
・ソニュームエコシステム全体で活発に活動するユーザー
また、本キャンペーンはシーズン制になっており、各10日間の合計10シーズンに分けられている。配布対象のプロジェクトや配布量はシーズンごとに変動し、Astarの公式ブログや公式X、フォーラムなどで公表されるため、参加する場合は事前に確認すると良いだろう。

アスターネットワークは本キャンペーンの目的について「ASTRの長期的な成長を支える戦略的な取り組み」としており、具体的には「ASTRのユーティリティ拡張」・「オンチェーンホルダーの増加」・「Soneiumとの戦略的な連携強化」・「Superchainエコシステム進出に向けた準備」をその目的に挙げている。
ソニュームのエコシステムを盛り上げる施策であると共に、その中でASTRのプレゼンスを高める狙いだ。
大規模リワードキャンペーンにより、日本発パブリックブロックチェーンがどのように盛り上がっていくのか、今度の動向に期待しよう。
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