AIチャットボット「Claude(クロード)」の開発元であるAnthropic(アンソロピック)が、バイオ領域に特化したAIスタートアップ「Coefficient Bio(コエフィシエント・バイオ)」を4億ドル(約638億円)超の株式対価で買収したことが3日、米テックメディアNewcomerの報道で明らかになった。
Coefficient Bioは正式設立からわずか8カ月のステルスモード企業で、生物学研究向けのAIモデルを開発していた。共同設立者のサミュエル・スタントン氏は1月に「バイオファーマ業界をインテリジェンス時代に導く」と述べている。出資元のベンチャーキャピタルDimension(ディメンション)は同社の約50%を保有しており、今回の買収でIRR(内部収益率)38,513%というリターンを記録した。
買収後、Coefficient Bioのチームはエリック・コーデラー=エイブラムス氏が率いるアンソロピックのヘルスケア・ライフサイエンス部門に合流する。アンソロピックとディメンションはいずれもコメントを控えている。
アンソロピックは暗号資産(仮想通貨)業界とも接点がある。2022年にFTX創設者サム・バンクマン=フリード氏から5億ドルの出資を受けており、FTX破綻後はアンソロピック株がFTX破産財団の主要資産として注目を集めた経緯がある。




