米SEC、証券法違反でジェミナイとジェネシスを提訴

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目次

米証券取引委員会(SEC)、証券法違反の疑いで仮想通貨の米大手取引所ジェミナイ(Gemini)と融資企業ジェネシス(Genesis)を提訴

13日朝(日本時間)、暗号資産(仮想通貨)の米大手取引所ジェミナイ(Gemini)と融資企業ジェネシス(Genesis)が、証券法違反の疑いで米証券取引委員会(SEC)により起訴された。米大手仮想通貨メディア「Blockworks」をはじめ、各社が速報した。

BREAKING:
SEC charges Genesis & Gemini for offer and sale of “crypto asset securities through Gemini Earn.”

Blockworksツイッター

速報:
米証券取引委員会(SEC)はジェネシスとジェミナイを提訴します。「Gemini Earnによる暗号資産(仮想通貨)証券」の提供・販売によるものです。

プレスリリースによると、ジェネシスと提携して提供されていたジェミナイの仮想通貨レンディングサービス「Gemini Earn」について、SECは「未登録有価証券の提供」に該当すると判断。米ニューヨーク州南部地裁に訴状を提出し、罰金支払いや不正利得の返還等を求めた。

ジェミニとジェネシスの両社は、Gemini Earnを通じて数十万の投資家から数十億ドル相当の暗号資産(仮想通貨)を調達したとされる。訴状によると20年12月、ジェネシスとジェミナイは、仮想通貨取引所ジェミナイを利用するユーザーへの仮想通貨レンディング提供を目的とした契約を締結。21年2月、仮想通貨レンディングサービス「Gemini Earn」を開始した。

Gemini Earnは、ユーザーが取引所ジェミナイのプラットフォームを介してジェネシスに仮想通貨を貸し付け、高い利回りを得られるサービスだった。ジェミナイは最大4.29%のプラットフォーム手数料を徴収していた。

大手仮想通貨取引所FTXの経営破綻に揺れた22年11月、Gemimi Earnはサービスを利用しているのべ34万人の顧客から預かった9億ドル(1200億円相当)の暗号資産(仮想通貨)を凍結し、ユーザーに対する償還や返金を停止していた。

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今回の件について、SEC委員長のGary Gensler氏はツイッター上で声明を出している。

We @SEC charged Genesis & Gemini for the unregistered offer & sale of crypto asset securities through Gemini Earn. Crypto intermediaries need to comply with our securities laws. This protects investors. It promotes trust in markets. It’s not optional. It’s the law.

Gary Gensler氏ツイッター

SECはジェネシスとジェミナイを提訴します。Gemini Earnを通じた未登録暗号資産(仮想通貨)証券の提供・販売によるものです。暗号資産(仮想通貨)仲介業者は、証券法を遵守する必要があります。 投資家を保護し、市場に対する信頼を促進するためです。 オプションではなく、法律です。

参考文献

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この記事を書いた人

斎藤 俊介のアバター 斎藤 俊介 ライター・ディレクター

2021年に下位アルトコインのノード運用とNFT投資から仮想通貨の世界に入り、2022年より暗号資産(仮想通貨)ライター職に従事。2022年11月からJinaCoinに参加し、現在ライター・ディレクターを兼務。ブルーチップNFT「MAYC」のホルダーになるのが目標。

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