米大手仮想通貨メディア、2023年のDeFiトレンドを予測

斎藤 俊介
11 Min Read

米大手仮想通貨メディア「Blockworks」、2023年のDeFiにおける5つのトレンドを予測

米大手仮想通貨メディアのBlockworks(ブロックワークス)は1月2日、2023年のDeFiにおける5つのトレンド予測レポートを発表した。

2023年のDeFiトレンド5選
  1. RWA(Real World Assets:実世界の資産)の取り込み
  2. ステーブルコインの拡大
  3. ZK(ゼロ知識証明)ロールアップによるスケーリング問題解決
  4. セキュリティの強化
  5. DAO(分散型自律組織)の成長

以下、Blockworksのレポート内容をまとめる。

1.RWA(Real World Assets:実世界の資産)の取り込み

2023年は、RWA(実世界の資産)をDeFiに取り込む動きがさらに加速するだろう。MakerDAO(DAIコインの運営母体)などの大手DeFiレンディングはすでに、米国債や社債に投資する提案を可決し、銀行と提携してRWAを担保にしたローンを提供している。DeFiと銀行の業務提携は今後さらに増える見込みだ。

2.ステーブルコインの拡大

弱気相場にもかかわらず、USDCやDAIなどの法定通貨に裏付けられたステーブルコインは、時価総額ランキングで上位に入っている。日本もステーブルコインの国内流通を解禁するなど、2023年はステーブルコインがこれまで以上に拡大していくことは間違いない。

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3.ZK(ゼロ知識証明)ロールアップによるスケーラビリティ問題解決

ブロックチェーンのスケーラビリティ問題(トランザクション過多によるガス代高騰や取引処理の遅延)はDeFiが台頭した2020年前後から顕著になった問題である。2023年は「ZK(ゼロ知識証明)ロールアップ」を活用したレイヤー2ソリューションがトレンドとなる見込みだ。

ZKロールアップとは

トランザクションをレイヤー2チェーンで処理し、その結果のみを元のレイヤー1チェーンに戻す技術(ロールアップ)の1つ。高度な暗号化技術を用いるため、実用化は当分先とみられていた。

イーサリアムレイヤー2チェーンで有名なポリゴンは、既にZKロールアップを活用した新レイヤー2チェーン「Polygon zkEVM」最終テストネットをローンチしている。

4.セキュリティの強化

ZKロールアップは、ブロックチェーンのスケーラビリティ問題解決に役立つほか、セキュリティ強化にも有効な手段とみなされている。ハッキングは年々増加傾向にあり、オンチェーンの取引を安全にするためセキュリティ技術の進化が望まれる。

5.DAO(分散型自律組織)の成長

2022年、大手仮想通貨取引所FTX破産スキャンダルは、ユーザーの「中央集権型取引所(CEX)離れ」を招いた。代わって台頭すると見られているのがDeFiである。コミュニティ全体で意思決定を進めていくDAO(分散型自律組織)が成長することで、FTX破産の再来を防げるのではないかと期待されている。

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参考文献

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2021年に下位アルトコインのノード運用とNFT投資から仮想通貨の世界に入り、2022年より暗号資産(仮想通貨)ライター職に従事。2022年11月からJinaCoinに参加し、現在ライター・ディレクターを兼務。ブルーチップNFT「MAYC」のホルダーになるのが目標。
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