分散型取引所「Vertex」とは?特徴や使い方を解説

ヤマダケイスケ
97 Min Read
目次
この記事をざっくり言うと・・・
  • Arbitrumチェーン上に構築された分散型取引所(DEX)「Vertex」を紹介!
  • 7つのメリット・2つのデメリットからVertexを理解できる!
  • 各種取引やステーキング方法などを完全図解で解説!

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Vertex公式サイト

分散型取引所(DEX)「Vertex」とは?【基本情報・特徴を解説】

Vertex「公式サイト」

Vertexの基本情報

サービス名Vertex Protocol
サービス開始2023年3月(メインネット公開)
提供サービススポット取引
デリバティブ取引
流動性プール
ステーキング
取扱通貨数47種類
取引手数料メイカー:0%
テイカー:0.02%
入金手数料無料(ガス代を除く)
出金手数料1USDC
最大レバレッジ20倍
追証なし
日本語対応なし
公式サイトhttps://vertexprotocol.com/
公式X(旧Twitter)https://twitter.com/vertex_protocol
公式Discordhttps://discord.com/invite/vertexprotocol
公式ドキュメントhttps://vertex-protocol.gitbook.io/docs

Vertex(バーテックス)はデリバティブ取引やステーキングなど数々のサービス提供を行う、CEX同等の機能性を誇るDEXです。

独自の仕組みにより約定スピードを高めており、スリッページやガス代といったユーザー負担を大幅に軽減しています。ストレスなく取引したいというユーザーにおすすめなDEXです。

またシンプルかつカスタマイズ性の高い取引画面により、初心者から上級者まで幅広いトレーダー層にも対応。まだ若いDEXながら総取引ボリュームは60億ドルを超え、2万人以上のトレーダーから利用されています。

レイヤー2で人気の「Arbitrum」上に展開

レイヤー2で人気の「Arbitrum」上に展開

Vertexはレイヤー2として人気の高い、Arbitrum上に展開しているDEXです。

Arbitrumは毎秒最大で40,000件の取引処理が可能なほか、Optimistic Rollupの活用によって取引処理をオフチェーン化しているのが特徴。バッチによって取引処理を効率化することで、高速かつ低コストでの利用を実現しています。

また複数のパートナーによってネットワークセキュリティの健全性が維持されており、チェーン利用の安全性も担保。Arbitrumを用いることで、Vertexはトレーダーに低コスト&安全な取引環境を提供しています。

Arbitrumはイーサリアムの大型アップデート「デンクン」により、さらにガス代負担が軽減されて使いやすくなりました。

複数の金融商品を集約・提供している

Vertex上では流動性プールやステーキングなど、複数の金融商品を取り扱っている点も特徴です。

Vertexで取り扱っている金融商品は以下のとおりです。

Vertexが取り扱う金融商品

  • スポット取引(現物取引)
  • デリバティブ取引
  • 流動性プール
  • 独自トークンのステーキング
  • マネーマーケット(資金の貸し借り)

たとえばデリバティブ取引で短期取引を繰り返す合間に、流動性を提供して利回りを得ることも可能です。まるでCEXのようにひとつのプラットフォーム上だけで資産運用でき、保有資産をフル活用して利益を目指せます。

独自の取引所モデルで高速取引を実現

従来のDEXでは、取引速度の遅さやスリッページの大きさが課題点とされていました。流動性の低いDEXを利用する際には、不利な価格で注文が約定されてしまうケースも少なくありません。

その点Vertexでは、オフチェーンシーケンサー と自動マーケットメイカー (AMM) の融合により、CEX並みの高速取引を実現。スリッページを抑制しているのはもちろん、インセンティブ設計により流動性の確保にも注力しています。

オフチェーンシーケンサーとは?

ブロックチェーンの取引処理の一端を担うオフチェーンのソフト。Vertexでは独自のものを採用しており、仮に動作停止してもオンチェーンAMMに自動的に切り替わる仕組みになっている。

既存のDEXの課題を解決しながら、ユーザーの利便性を高めているんですね!

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Vertexが発行するネイティブトークン「VRTX」

Vertexが発行するネイティブトークン「VRTX」

VRXTの基本情報

トークン名VRTX Token(VRTX)
総発行枚数10億枚
現在価格50.44円
時価総額約100億円
時価総額ランキング571位
主な使い道ユーザーへのインセンティブ
トークンのステーキング
トークンの入手方法取引所での購入
ステーキング報酬
Trade&Earn報酬
ユーザー紹介報酬
※現在価格・時価総額は2024年3月執筆時点

VRTXはVertex上のネイティブトークンです。Arbitrumとイーサリアムチェーン上で発行されており、主にプラットフォームの利用者やVertexの発展に協力するユーザーへのインセンティブとして活用されています。

そのためステーキングやユーザー紹介など、さまざまなアクションからVRTXを報酬として獲得できます。

VRTXはプラットフォーム上でのアクションのほか、Vertex上のスポット取引からの購入も可能です。BybitやMEXCといった大手CEXでの購入にも対応しているので、外部で購入したVRTXを使って資産運用することもできます。

インセンティブ配分が多いトークノミクス

VRTXの総発行枚数は10億枚に設定されており、主にユーザーに対するインセンティブの割り当て配分が多いのが特徴です。

Vertex「VRTXノトークノミクス」

VRXTのトークノミクス

継続的なインセンティブ34%
チーム20%
トレジャリー11.7%
初期トークンフェーズ10%
エコシステム9%
将来の貢献者5%
初期流動性の確保1%
アドバイザリー0.5%
※現在価格・時価総額は2024年3月執筆時点

継続的なインセンティブや初期トークンフェーズなど、インセンティブとして配布予定のVRTXは全体のおよそ半分を占めています。次点で開発チームへの配分が20%と多めですが、メインネット公開から2〜3年間はVRTXがロックされる仕組みです。

VRTXを獲得できるTrade&Earnが開催中

Vertexでは現在、VRTXを報酬として獲得できる「Trade&Earn」を開催中です。

Vertex「Trade&Earnについて」

現在開催中のTrade&Earn「継続インセンティブフェーズ」では、6年以上かけて3億4000万枚のVRTXが配布される予定です。取引から3日後に報酬が付与され、メイカーであればより多くの報酬を受け取れます。

過去にもTrade&Earnを開催済み

メインネット公開とともに始まった最初のTrade&Earn「初期トークンフェーズ」では、トークノミクスのとおり全体の10%のVRTXが7ヶ月間に渡ってトレーダーに配布されました。

ぜひ以下リンクからVertexにアクセスして、VRTX報酬獲得を目指しましょう!

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Vertexを利用する7つのメリット

Vertexを利用するメリットは以下の7つです。

CEXと遜色ないシンプルな取引ツール

Vertexの取引ツールは非常にシンプルで、CEX同様に扱いやすい点がメリット。取引画面は画面左からチャート・オーダーブック・注文画面と並んでおり、大手CEXと同じ配置で親しみやすいよう設計されています。

Vertex「シンプルな取引画面」

特にオーダーブックは視認性が良く、その都度スプレッド幅も表示されます。オーダーブックの表示が不要な際には非表示状態にでき、チャート画面を広くとることも可能。カスタマイズ性が高いため、自分好みの取引環境を構築できます。

チャートはTradingViewを使っているので、豊富なインジケーター・描画ツールを使った分析が可能です。

クロスチェーンによる入金に対応

VertexはArbitrum以外にも、複数チェーンからの入金に対応している点もメリット。イーサリアムをはじめとした、以下の8つのチェーン上からVertexに入金を進められます。

クロスチェーン入金に対応したチェーン

  • Ethereum
  • Optimism
  • BNB Chain
  • Polygon
  • Fantom
  • Mantle
  • Base
  • Avalanche

あらかじめArbitrum上で仮想通貨を持っていなくても、クロスチェーン入金により手軽な入金作業が可能です。資金移動の手間が必要ないほか、手数料コストを削減できる可能性もあります。

Vertex入金によるガス代やブリッジ手数料がかかる点に注意してください。

CEX同様のオーダーマッチングを実現

VertexはCEX同等の注文マッチング速度を誇るため、スリッページやガス代コストを抑えられるのもメリットです。

実際の注文マッチング速度は、10〜30ミリ秒と圧倒的な速度を実現。イーサリアムチェーン上に構築されたDEXはもちろんのこと、その他レイヤー2で構築されたDEXと比べても約5分の1程度の素早さで注文を約定させます。

Vertex「注文のマッチングが高速」

処理速度の速いArbitrumチェーンの採用やオフチェーンオーダーブックの実装などが、Vertexの高速な注文マッチング速度に繋がっています。

クロスマージンの対応で資金効率が高い

Vertex上の資産全体を複数ポジションの証拠金として使えるため、資金効率が高い点もメリット。「ユニバーサルクロスマージン方式」の採用により、預けている資産だけでなくポジション自体の含み益・損失も証拠金として利用できます。

複数のポジションを個別に持つ「分離マージン」と比較して証拠金が少額でOKなほか、他のポジションから自動的に資金を振り分けて強制決済を回避できるのがメリット。さらに口座管理をより簡素化できる点も魅力のひとつです。

Vertexが証拠金に関しての計算を自動で行い、ユーザーに口座の健康状態をわかりやすく教えてくれます。

ワンクリックで取引承認を簡略化

従来のDEXでは取引や資金の入出金の際にその都度ウォレットを起動し、取引承認に対して許可を与える必要がありました。しかしVertexでは、煩雑な取引承認をワンクリックで自動化できる点がメリットです。

Vertex「ワンクリック取引承認」

Vertexでは設定から「One-Click Trading」をONにするだけで、毎回の取引承認作業をスキップ可能です。資産の入金後に専用の秘密鍵を作成することで、Vertex内のすべてのアクションを自動承認できるようになります。

毎回取引承認する手間が省けると、各種取引がかなりスムーズです。

マネーマーケットで資産の借り入れが可能

Vertexが提供する「マネーマーケット」により、ユーザーは資産を借り入れて運用できるのもメリット。マネーマーケットでは、Vertexに預け入れた資産価値に応じて任意の資産を借りられます。

担保資産として使えるのは口座内の資産だけでなく、保有ポジションの含み益も担保として設定できますよ。

また、借り入れた資産はVertexからの出金にも対応。CEXに送金して草コインの投資に充てたり、その他DEXでハイレバトレードを進めたりといった、外部プラットフォームを利用した資産運用も可能です。

借り入れ資産の返済は忘れずに!

借りた資産は必ず提示された利子をつけて返済してください。資産の返済方法は「資産をVertexに預ける」・「取引所で資産を購入する」の2種類から選択できます。

メイカーに有利な報酬プログラムを用意

Vertexに流動性を提供するメイカーには、特別に報酬プログラムが用意されている点もメリットです。

報酬プログラムでは1エポック(28日間)のうち、全体の0.25%の売買注文量を確保することで0.005%の取引手数料がキャッシュバックされます。また以下の項目を重視したポイント制もあり、ポイントが高いメイカーにはVRTXも配布されます。

ポイント獲得で重要な項目

  • Vertex市場への貢献
  • Vertexでの稼働・接続時間
  • Vertex上で支払った各種手数料総額

Vertexはメイカー手数料不要なので、ぜひメイカー注文(指値)を使って取引を進めてみてください。

Vertexを利用する2つのデメリット

Vertexを利用するデメリットは以下の2つです。

対応通貨ペア数が大手と比べて少ない

Vertexは執筆時点で47種類と、取引通貨ペア数が大手DEXと比べても少ないのがデメリットです。

たとえば大手DEXのUniswapの場合、Arbitrumだけでも300種類を超える通貨ペアをサポートしています。Vertexは特にスポット取引の対応通貨ペアが5種類のみと少ないため、現物では他のDEX・CEXを利用する機会が多いかもしれません。

通貨ペアは徐々に追加されているようなので、今後は豊富な通貨ペアを好きに取引できるようになるかもしれません。

最大レバレッジ倍率が20倍と低め

Vertexでの最大レバレッジ倍率は20倍までと、レバレッジ倍率が他と比べても低めな点がデメリットです。Arbitrumに対応したDEXの中には以下のように、最大レバレッジが50倍を超えるところも少なくありません。

他のDEXとのレバレッジ比較

Vertex最大20倍
Hyperliquid最大50倍
GMX最大50倍
Mux Network最大100倍

Vertexでは他のDEXと比べてもレバレッジ倍率の低さから、ある程度証拠金の確保が必要。ハイレバレッジによる取引戦略が機能しにくいため、得られる利益が限定的になりやすい点がネックといえます。

取引ボリュームを高めてハイリスク・ハイリターンな取引したい場合は、別のDEX利用を検討する必要がありそうです。

Vertexを利用する前の準備

Vertexで取引やステーキングを利用する前に、ぜひ以下の手順で事前準備を済ませましょう。

STEP1:仮想通貨取引所の口座開設

まずは仮想通貨取引所の口座開設から進めます。国内・海外の2つの口座を用意しましょう。

ジナコインでは以下の国内取引所の利用をおすすめしています。

おすすめ国内仮想通貨取引所

  • GMOコイン
    GMOコインは、手数料の安さと取扱銘柄の豊富さで定評のある国内取引所です。特に仮想通貨の送金手数料が無料であるため、海外仮想通貨取引所やMetaMask(メタマスク)などへの送金におすすめです。
  • コインチェック
    コインチェックは国内でもトップクラスのユーザー数を持つ仮想通貨取引所です。仮想通貨の売買手数料が無料で、積立やレンディングなど豊富なサービスを提供しています。特にスマホアプリの操作性やデザインが高評価で、仮想通貨初心者におすすめの取引所です。
  • ビットバンク
    ビットバンクは、高いセキュリティと多様な取扱銘柄が魅力の国内仮想通貨取引所です。預かり資産の大半をコールドウォレットで管理し、マルチシグ対応など堅牢なセキュリティ体制を整えています。現物取引に加え、信用取引やレンディングサービスも提供しており、取引スタイルに応じた柔軟な運用が可能です。また、板取引に対応しており、スプレッドが狭く中上級者にも人気です。
  • bitFlyer
    bitFlyerは、国内最大級のビットコイン取引量を誇る国内取引所です。ビットコインが貯まるクレジットカードや、Vポイント(旧Tポイント)をビットコインに交換できるサービスが評判です。さらに、少額から仮想通貨を手数料無料で購入できる点も魅力です。

国内取引所は、トラベルルールの影響で海外取引所との送金が制限される場合があります。そんなときは、メタマスクなどのプライベートウォレットを経由すれば問題ありません。

また海外取引所は数が豊富で、強みやメリットが取引所によっても異なります。「自分で選びきれない…」という方は、ぜひ以下のキャンペーン情報を参考に選んでみてください。

海外業者は各業者ごとに特徴があるため、勝つためには自分の取引スタイルや求めるものにあった業者を選ぶ必要があります。

本サイトでは安全性・信頼性を確保している特徴のある海外業者を厳選して紹介しているのでご自身にあった一社を探すためにぜひ利用してください。

おすすめ仮想通貨取引所
1位:Bitget(ビットゲット)
・信頼性・使いやすさはトップクラス
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・最大レバレッジ125倍
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キャンペーン情報評判・特徴詳細口座開設方法
2位:MEXC(エムイーエックスシー)
・業界最大級の取扱銘柄数
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キャンペーン情報評判・特徴詳細口座開設方法
3位:Kucoin(クーコイン)
・取引手数料が安価で使いやすい
・最大レバレッジ125倍
・「最大10,800ドルの口座開設ボーナス」「取引手数料永久20%OFF」
キャンペーン情報評判・特徴詳細口座開設方法
4位:Zoomex(ズーメックス)
・豊富なキャンペーンやボーナスが魅力
・流動性が高く取引しやすい
・最大レバレッジ150倍
キャンペーン情報評判・特徴詳細口座開設方法
5位:BTCC(ビーティシーシー)
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キャンペーン情報評判・特徴詳細口座開設方法

STEP2:メタマスクのアカウント作成

続いて、仮想通貨の管理やVertexとの連携に必要なメタマスクのアカウント作成を進めます。

メタマスクのアカウント作成手順

  1. 拡張機能のインストール
  2. 新規アカウント作成を選択
  3. アカウントのパスワード設定
  4. シークレットフレーズの保存・確認

ウォレット復旧に必要なシークレットフレーズは、必ずメモに記録しておきましょう!

PC・ブラウザ版MetaMaskの使い方|登録から入金、送金方法まで解説

STEP3:メタマスクにArbitrum Oneを追加

メタマスク上でArbitrumを利用できるよう、Arbitrum Oneのネットワーク追加を行います。

Arbitrum Oneの追加手順

  1. 「Ethereum main Netwaork」をタップ
  2. 「ネットワークを追加」をタップ
  3. Arbitrum Oneの「追加」をタップ

MetaMask(メタマスク)のネットワーク追加方法解説【スマホ・PC版】

またArbitrum上で取引に必要なUSDCを管理できるよう、トークンのインポートも進めておいてください。詳しいやり方については、ぜひ以下記事を参考にしてください。

PC・ブラウザ版MetaMaskの使い方|登録から入金、送金方法まで解説

STEP4:仮想通貨取引所でETH・USDCを購入

国内・海外取引所を経由してETH・USDCを購入してください。まずは国内取引所でETHを購入して海外取引所へ送金。その後、送金したETHを使ってUSDCを購入すればOKです。

ETHはVertex上のガス代支払いに必要なので、購入した分すべてをUSDCに換金しないようにしてください。

ジナコインおすすめの海外取引所での仮想通貨購入手順は、以下記事を参考にしてください。

Bitget(ビットゲット)の使い方完全ガイド【スマホアプリ版】

Zoomex口座開設(登録)方法|本人確認や2段階認証設定も解説!

STEP5:メタマスクにETH・USDCを送金

海外取引所からETH・USDCをメタマスクに送金してください。

ETH・USDCの送金手順

  1. メタマスクの入金アドレスを取得
  2. 海外取引所からETH・USDCを送金
  3. メタマスクで着金を確認

入金アドレスの入力間違いで、最悪仮想通貨紛失のリスクも。必ずコピペを使って送金設定を進めましょう。

メタマスクへイーサリアムを送金する方法をPC・スマホ版で解説!

STEP6:Vertexとメタマスクの連携

続いて、Vertexとメタマスクの連携を進めます。まずは以下リンクからVertexにアクセス。

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Vertex公式サイト

公式サイトに移動後、画面右上から「Connect Wallet」をクリックします。

Vertex「メタマスクとの連携1」

ウォレットメニューが開くので、「MetaMask」をクリックしてください。

Vertex「メタマスクとの連携2」

メタマスクが起動したら、「接続」をクリックしてVertexとの連携を許可しましょう。

Vertex「メタマスクとの連携3」

これでVertexを使う準備は完了です。

Vertexの使い方【資金の入出金方法】

ここでは、VetexでUSDCを入金・出金する方法を解説します。

USDCをVertexに入金する方法

メタマスクとの連携完了後は、以下の手順でUSDCの入金を進めてください。

VertexにUSDCを入金する方法

  1. Deposit画面にアクセス
  2. 入金通貨・入金数量の設定
  3. One-Click TradingをONにする

STEP1:Deposit画面にアクセス

まずは、画面上部のウォレットアドレスをクリックします。

Vertex「資金の入金方法1」

メニューが一覧表示されるので、画面下の「Deposit」をクリックして入金画面を開きましょう。

Vertex「資金の入金方法2」

STEP2:入金通貨・入金数量の設定

入金画面からUSDCで入金数量を設定し、「Approve」をクリックしてください。

Vertex「資金の入金方法3」

メタマスクが起動するので、「次へ」→「承認」の順にクリックすれば入金完了です。

Vertex「資金の入金方法4」

入金画面に戻るので、「Deposit」をクリック。

Vertex「資金の入金方法5」

メタマスクが起動するので、ガス代の支払いを済ませて入金完了です。

Vertex「資金の入金方法6」

クロスチェーン入金を行う場合

Arbitrum以外からの入金は、Deposit画面から「Cross-Chain Deposit」をクリック。ブリッジ元のチェーンを設定後、ブリッジしたい通貨と数量を選択してブリッジ先の通貨を設定しましょう。

Vertex「クロスチェーン入金」

STEP3:One-Click TradingをONにする

USDCの入金と合わせて、One-Click Tradingの有効化を進めましょう。まずは設定画面から「One-Click Trading」をクリック。

Vertex「ワンクリック取引方法1」

次に「One-Click Trading」を選択後、「Confirm Change」をクリックしましょう。

Vertex「ワンクリック取引方法2」

メタマスクが起動するので、「署名」をクリックすればOne-Click Tradingが有効になります。

USDCをVertexから出金する方法

VertexからUSDCを出金する手順は、以下の2ステップです。

VertexからUSDCを出金する方法

  1. Withdraw画面にアクセス
  2. 出金通貨・出金数量の設定

STEP1:Withdraw画面にアクセス

ホーム画面からウォレットアドレスをクリックし、メニュー一覧から「Withdraw」をクリック。

Vertex「資金の出金方法1」

STEP2:出金通貨・出金数量の設定

詳細画面から出金通貨をUSDCに設定し、出金数量を入力。最後に「Withdraw」をクリックして出金作業完了です。

Vertex「資金の出金方法2」

Vertexの使い方【スポット取引の方法】

Vertexでスポット取引を進める流れは、以下の2ステップでOKです。

Vertexでスポット取引の方法

STEP1:取引通貨ペアの選択

メニューから「Trade」→「Spot」の順にクリック。通貨ペア一覧から、「VRTX-USDC」をクリックしましょう。

Vertex「スポット取引の方法1」

STEP2:注文設定を進める

続いて、取引の注文設定を進めます。スポット取引では以下の5項目の設定が必要です。

Vertex「スポット取引の方法2」
①レバレッジ設定レバレッジのON・OFFを設定
②注文方向Buy・Sellどちらかを選択
③注文方法Market・Limit・Stop Marketから選べる
④注文数量取引通貨で数量を入力

スポット取引はレバレッジに対応

レバレッジ機能をONにすることで、証拠金に対して多くの資産の売買を進められます。取引に必要な資金が足りていない場合は、Vertexが自動的に必要な資産の貸出を行います。

各種項目の設定が完了したら、「Buy VRTX」をクリックすればOKです。

Vertex「スポット取引の方法3」

One-Click TradingがONになっていれば、これでVRTXの購入が完了します。

Vertexの使い方【デリバティブ取引の方法】

Vertexのデリバティブ取引の流れは、以下の4ステップです。ここでは、BTC/PERPで買いポジションを持つ流れを解説します。

デリバティブ取引の方法

STEP1:取引通貨ペアの選択

メニューから「Trade」→「Perps」の順にクリック。通貨ペア一覧から、「BTC-PERP」をクリックしてください。

Vertex「デリバティブ取引の方法1」

STEP2:注文設定を進める

続いて、取引の注文設定を進めます。デリバティブ取引では以下の5項目の設定が必要です。

Vertex「デリバティブ取引の方法2」
①レバレッジ設定レバレッジ倍率を設定(通貨ペアで上限が異なる)
②注文方向Buy・Sellどちらかを選択
③注文方法Market・Limit・Stop Marketから選べる
④注文数量取引通貨で数量を入力

上記項目の設定完了後、「Buy/Long BTC」をクリックすれば買いポジションを建てられます。

Vertex「デリバティブ取引の方法3」

STEP3:利確・損切り幅を設定

現在保有しているポジションは、チャート画面下の「Positions」からチェック可能です。利確・損切り設定はポジション画面から進められるので、TP/SLの「Add」をクリックしましょう。

Vertex「デリバティブ取引の方法4」

利確・損切り幅それぞれ、価格や%でライン設定が可能です。任意の設定を行ったらそれぞれ、「Place〜」をクリックして利確・損切り幅を確定させてください。

Vertex「デリバティブ取引の方法5」

STEP4:ポジションを決済

ポジションを手動で決済したい場合は、ポジション画面から「Close」をクリックします。

Vertex「デリバティブ取引の方法6」

決済数量を設定して、「Market Close」をクリックすればポジション決済完了です。

Vertex「デリバティブ取引の方法7」

実際の注文から決済まで、かなり簡単です。

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Vertexの使い方【流動性を提供する方法】

Vertexで流動性を提供する方法は、「Vertex Fusion」と「Spot」の2種類が用意されています。

2種類の流動性提供方法

Vertex Fusion:

  • あらゆる通貨ペアに流動性の提供が可能
  • 実際の流動性の提供・管理はElixir上で行う

Spot:

  • スポット取引の通貨ペアへ流動性を提供
  • 作成したLPは証拠金として使用可能

ここではVertex上で完結するSpotを利用して、「VRTX-USDC」ペアに流動性を提供する流れを解説します。

Vertexで流動性を提供する方法

STEP1:Spot画面にアクセス

まずはメニューから「Pools」をクリック。

Vertex「流動性の提供方法1」

表示された画面から「Spot」をクリック。VRTX-USDCペアの「Provide」をクリックしてください。

Vertex「流動性の提供方法2」

STEP2:預け入れ数量を設定

詳細画面からVRTXで預け入れ数量を入力。自動でUSDCの数量が設定されるので、「Provide Liquidity」をクリックすれば流動性の提供が完了です。

Vertex「流動性の提供方法3」

流動性を提供したことで、VRTX-USDCのLPトークンが生成されます!あとは報酬が付与されるのを待ちましょう!

流動性を解除したいときは?

流動性の解除はメニューの「Portfolio」から「Pools」にアクセスして進めます。引き出ししたいプールの「Withdraw」をクリックし、引き出し数量を設定して流動性の解除を進めてください。

Vertexの使い方【VRTXのステーキング方法】

VertexのVRTXステーキングでは、ステーキング報酬としてUSDCを獲得できます。VRTXはメタマスク上で保管しておく必要があるので、Vertex上に預けている方はあらかじめメタマスクへの出金を進めておいてください。

VRTXのステーキング方法

STEP1:ステーキング画面にアクセス

メニューから「VRTX」→「Stake,Trade&Pool」をクリック。

Vertex「VRTXステーキングのやり方1」

画面中央にあるStakingから、「Stake」をクリックしましょう。

Vertex「VRTXステーキングのやり方2」

STEP2:ステーキング数量の設定

詳細画面から、VRTXのステーキング数量を入力。その後、「Approved」をクリックすればステーキング完了です。

Vertex「VRTXステーキングのやり方3」

あとはステーキング報酬が貯まるまで、じっくり待ちましょう!

STEP3:報酬のクレーム&ステーキング解除

報酬のクレーム・ステーキングの解除は、「Stake,Trade&Pool」画面から進められます。

Vertex「VRTXステーキングのやり方4」

報酬のクレームは「Withdraw earnings」をクリックすれば、そのまま請求可能です。ステーキング解除の際は「Unstake」をクリックして、VRTXの数量設定をした上で解除作業を進めてください。

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Vertexでよくある質問【Q&A】

最後に、Vertexでよくある質問について回答します。

Q
Vertexのスマホアプリの配信は予定されていますか?
A

スマホアプリの配信は現状予定されていません。

スマホメインでの利用を考えている方は、ブラウザからアクセスして利用を進めてください。

少し取引画面が窮屈な点には注意が必要です。

Q
Vertexは紹介プログラムを用意していますか?
A

Vertexは紹介プログラムを用意してあります。

紹介コードを使ってユーザー紹介を行うことで、被紹介者が取引で獲得したVRTX報酬の10%を受け取れます。また被紹介者に対しては、VRTX報酬の獲得量が10%ブーストされる仕組みです。

紹介コードはVertexへ入金を済ませれば発行できます。

Q
Vertexの取引履歴等はどこでチェックできますか?
A

Vertex上の取引履歴は、メニューの「Portfolio」からチェックできます。

Vertex「取引履歴のチェック方法は?」

Portfolioから「History」を選択すれば、入出金・取引・流動性の提供履歴を確認できます。

Q
Vertexの今後のロードマップは公開されていますか?
A

Vertexの各種ページには、今後のロードマップは掲載されていません。

しかし今後は通貨ペア数の充実・取引環境の改善が実施されていくと予想されます。今後の動向については、ぜひ公式Xを活用してチェックしてください。

Q
Vertexの最新情報の入手先は?
A

Vertexの最新情報の入手は、ぜひ以下のサイトを活用してみてください。

まとめ

あらためて、デリバティブDEXのVertexの特徴についてまとめます。

この記事のまとめ

  • VertexはArbitrum上に展開する高速&低コストを実現したデリバティブDEX
  • ステーキングやマネーマーケットなど、複数の金融商品から資産運用できる
  • CEXとDEXのハイブリッド化により、既存のDEX以上の注文マッチングが可能
  • 独自トークンVRTXはTrade&Earnの報酬として、各種取引から獲得できる
  • 従来のDEXとは異なり、面倒な取引承認作業を簡単な設定で自動化できる

注文約定スピードや提供する金融商品の豊富さなどを武器に、VertexはCEXと匹敵するプラットフォームを目指しています。日本語には対応していませんが、取り扱い方はとてもシンプルで扱いやすいのが魅力です。

Trade&Earnが開催中の今だからこそ、Vertexを始めるチャンスではないでしょうか。ぜひ以下リンクからVertex公式サイトにアクセスして、各種取引や資産運用を進めてみてください。

Vertex公式サイト

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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