バリュークリエーション、1億円相当のビットコイン追加購入──10月全売却から1カ月半、累計13.3BTC保有

水澤 誉往
8 Min Read
バリュークリエーション公式HPより引用
Highlights
  • バリュークリエーションが25日に7.057BTCを約1億円で購入、累計保有量は13.3BTC
  • 8月と10月に2度の全売却を経ての3度目の購入、短期売買サイクルを継続
  • 余剰資金の一時運用として保有、必要に応じて事業キャッシュへ還元する方針

DX・システム開発支援事業を展開する東証グロース市場上場のバリュークリエーション(9238)は25日、1億円相当のビットコインを追加購入したと発表した。同社は取締役会で購入を決議し、即日実行している。

累計保有量は13.3BTC

同社の暗号資産(仮想通貨)投資は複雑な売買経緯を辿っている。8月14日に保有資産22.36BTCを全売却し5,000万円の売却益を計上したものの、6日後の8月20日に1億円で6.16BTCを再購入した。その後10月6日に6.16BTC全量を売却し500万円の売却益を計上、暗号資産残高はゼロになっていた。

関連:バリュークリエーション、保有ビットコイン全売却500万円の売却益計上

10月16日に同社は取締役会で1億円のビットコイン購入を決議し、11月7日に6.239BTCを取得した。平均取得単価は1BTC当たり1,603万2,231円、購入金額は1億2万5,090円だった。

今回11月25日の購入は3度目となり、7.057BTCを取得した。購入金額は9,999万9,884円、平均取得単価は1BTC当たり1,417万0,311円。これにより、同社の保有ビットコインは合計13.296BTCとなった。

余剰資金の運用手段として暗号資産を採用

同社は購入理由について、余剰資金の一部を次の事業投資までの期間の運用手段として、一時的にビットコインなどの暗号資産に投資・保有すると説明している。必要に応じて換金することで、事業へのキャッシュに還元することも想定している。

同社は暗号資産について、「当初懐疑的な見方が主流であった暗号資産は、今やデジタル通貨として世界でその存在感を高めている」と評価した。2021年に最高値69,000ドルを記録し、デジタルゴールドとしての地位を確立したと指摘している。

さらに、2023年にはブラックロックなどの大手金融機関がビットコインETFを申請し、機関投資家の支持が高まったことにも言及した。同社は「単なる投機的な資産ではなく価値を確立しつつあり、短期的な調整はあれど常に成長し続けている」との見解を示している。

保有する暗号資産については、四半期ごとに時価評価を行い、その評価損益を損益計算書に計上する。同社は業績に著しい影響が生じる場合には、速やかに開示するとしている。

関連:国内ASAHI EITO HD、仮想通貨トレジャリー事業に参入
関連:国内コンヴァノ、最大21,000BTC保有方針を撤回

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
Follow:
株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA

厳選・注目記事

YouTube