テザー、カザフスタン中銀と覚書──テンゲ連動ステーブルコインを検討

テザー、カザフスタン中銀と覚書──テンゲ連動ステーブルコインを検討
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水澤 誉往
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Highlights
  • 7日、テザーがカザフスタン国立銀行、アラタウ市当局と覚書。テンゲ連動ステーブルコインの構想と試験の提案を作成へ
  • 中銀は2025年7月、テンゲ建てステーブルコインをドル建ての代替になりうるものとして試験すると表明
  • 中銀のサンドボックスで承認されたステーブルコインの案件は、2025年10月の3件から2026年7月には8件(1件は除外済み)に

米ドル連動ステーブルコイン「USDT」(USDTUSDT)を発行するテザーは7日、カザフスタンの中央銀行であるカザフスタン国立銀行、アラタウ市当局と覚書を結んだと発表した。カザフスタンの通貨テンゲに連動するステーブルコインの構想と、試験運用の提案をまとめる。資産のトークン化の枠組み作りでは、テザーのトークン化基盤の活用も視野に入れる。

テザーとカザフスタン中銀の覚書、テンゲ連動ステーブルコインの構想作りへ

テザーの発表によると、3者はステーブルコインの発行に関する海外のモデルを共同で調べ、用途を定めたうえで、テンゲに連動するステーブルコインの構想と試験運用の提案を作る。発行の時期や発行体、使うブロックチェーンは示されていない。

資産のトークン化では、テザーのトークン化基盤「Hadron」の活用を視野に、優先する資産の種類を決め、アラタウ市で試験事業を始める。アラタウ市当局は、特別な法制度のもとで同市の行政と規制づくりを担う機関で、同市を中央アジアのデジタル技術とフィンテックの拠点にするために設けられた。

3者は、中銀の職員などを対象に、ステーブルコインの発行や準備資産の管理、実物資産のトークン化に関する研修も行う。

テザーのパオロ・アルドイノCEOは、カザフスタンは資産のトークン化と戦略的な準備金の枠組みについて、慎重かつ先を見据えた形で検討していると述べた。中銀のビヌル・ジャレノフ副総裁は、金融の安定、取引の透明性、投資家の保護が最優先であることに変わりはないとした。

カザフスタン中銀のサンドボックス、ステーブルコインの承認案件は3件から8件に

カザフスタン国立銀行は2025年7月28日、デジタル資産の規制サンドボックス(限定された条件で新しいサービスを試す制度)を始めたと発表していた。最初の試験は4つの分野で、その1つがテンゲ建ての法定通貨担保型ステーブルコインである。

中銀は当時、テンゲ建てのステーブルコインを、テンゲ建て金融商品の魅力を高めるため、ドル建てステーブルコインの代替になりうるものとして試験すると説明していた。今回の覚書の相手は、ドル連動ステーブルコインの発行体であるテザーだ。

テザーは5月にも、ジョージア政府と共同で、同国の通貨ラリに連動するステーブルコイン「GELT」を発行すると発表している。

中銀が公表している参加企業の名簿によると、承認を受けた企業は2025年10月時点の8社から、2026年7月時点では37社(うち3社は除外済み)に増えた。ステーブルコインのほか、暗号資産(仮想通貨)の取引所や支払いの案件も加わっている。

分野2025年10月時点2026年7月時点
法定通貨担保型ステーブルコイン3件8件(うち1件は除外済み)
暗号資産の取引所・交換2件9件
暗号資産による支払いの受け入れ0件4件
不動産・実物資産のトークン化3件6件
その他0件10件(うち2件は除外済み)
合計8件37件(うち3件は除外済み)
カザフスタン国立銀行の規制サンドボックス参加企業の名簿(2025年10月時点、2026年7月時点)をもとにJinaCoinが集計。10月8日取得

2026年7月時点の名簿には、暗号資産で受け取った支払いをテンゲに換える案件として、Bybit LimitedやAlatauCityBankも載っている。

2025年10月時点の名簿では、テンゲ担保のステーブルコインを発行する案件として、Intebix Ltd.が載っていた。2026年7月時点の名簿にこの記載はなく、Intebix EVOの案件が「デジタル資産取引所の運営」として載っている。

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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