暗号資産(仮想通貨)データ分析企業アーカムが14日に公開したレポートによると、ソラナの共同創設者Anatoly Yakovenko(アナトリー・ヤコヴェンコ)氏の推定資産総額は5億ドルから12億ドル(約763億円から1,832億円)に達している。
ソラナ創業者、SOL保有と株式が資産の柱
ヤコヴェンコ氏の資産構成は主にSOL
SOLのオンチェーン保有と、ソラナ・ラボの持ち株で構成されるという。
オンチェーンでは、アドレス「9QgXqrgdbVU8KcpfskqJpAXKzbaYQJecgMAruSWoXDkM」が13万6,725 SOLを保有していることが確認された。このアドレスはヤコヴェンコ氏に関連する可能性が高いとされており、保有SOLの大半はステーキングされている。同アドレスの保有額は約1,100万ドル(約16.8億円)相当だ。

さらに推定関連アドレスでは約150万SOLがステーキングされており、これは約1億2,200万ドル(約186億円)に相当する規模となっている。
2024年8月から11月の間に、300万SOLがアンステークされ、複数のソラナアドレスへ移転された記録も残る。このうち150万SOLが新規アドレスでステーキングされており、これらもヤコヴェンコ氏の関連アドレスである可能性が高いとアーカムは分析している。
オフチェーン資産として、ヤコヴェンコ氏はソラナ・ラボの株式5%から10%を保有していると推定される。ソラナ・ラボの企業評価額は50億ドルから80億ドルとされており、同氏の持ち株価値は2億5,000万ドルから8億ドル(約382億円から1,222億円)となる計算だ。
2021年6月にソラナ・ラボは円周率にちなんだ3億1,400万ドルのトークンセールを実施しており、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)、ポリチェーン・キャピタル、マルチコイン・キャピタル等の大手ベンチャーキャピタルが参加した。
2021年ピークから波乱の資産推移
ヤコヴェンコ氏の資産総額は、SOL価格の変動に大きく左右されてきた。
2021年11月、SOLが史上最高値260ドルに達した際、同氏の資産総額は20億ドルから30億ドル(約3,054億円から4,581億円)に達したとされる。しかし2022年のベア市場でSOL価格が10ドルを下回ると、資産総額は1億ドル未満まで縮小した。この急落は、ソラナがエフティーエックス(FTX)とアラメダ・リサーチと密接な関係にあったことも影響している。
その後SOL価格の回復とともに資産も増加し、2023年から2025年にかけて再び数十億ドル規模へ回復。2026年2月現在は5億ドルから12億ドルの範囲で推移している。
ヤコヴェンコ氏は旧ソ連生まれで、米イリノイ大学でコンピューターサイエンスを専攻した。クアルコムで12年間勤務した後、ドロップボックスを経て2017年11月にプルーフ・オブ・ヒストリーのコンセプトを発明し、2018年にソラナ・ラボを設立した。ソラナのメインネットは2020年3月にローンチされ、現在は時価総額でイーサリアムに次ぐ第2位のスマートコントラクトプラットフォームとなっている。
ヤコヴェンコ氏はソラナエコシステムへのエンジェル投資家としても活動しており、40社以上へ出資している。主な投資先には、リキッドステーキングサービスのジト
JTOとソレイヤー
LAYER、パーペチュアルDEXのドリフト・プロトコル
DRIFTとインフィネックス
INX、ステーキングインフラのヘリウス等が含まれる。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=152.7円)




