暗号資産タスクフォース、3月21日初会合|仮想通貨規制の明確化を議論

ヤマダケイスケ
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ライブ配信あり、業界関係者の意見も募集

SEC(米証券取引委員会)は3日、同機関の「暗号資産(仮想通貨)タスクフォース」が21日に初めての会合を開催すると発表した。この会合では、仮想通貨規制に関する主要な関心分野について議論が行われる予定だ。

今回の会合は、「Spring Sprint Toward Crypto Clarity(仮想通貨の明確化に向けた春の短距離走)」と名付けられたシリーズの一環として開催される。その最初のラウンドテーブルとなる21日の会合では、「私たちがここに至った経緯とそこから抜け出す方法-セキュリティステータスの定義」がメインテーマとして掲げられている。

会場はSEC本部となっており、午後1時から午後5時まで開催される予定だ。セキュリティチェックを受ければ、一般ユーザーの参加も可能となっている。また、一部の議論はSEC公式サイト上でライブ配信され、後日録画も公開されるという。当日会合に参加できないユーザーでも、会合での議論内容を確認することができる。

また、当日はラウンドテーブルに加え、すべての参加者は小グループで構成される分科会にも参加できるという。暗号資産タスクフォースはこの形式を活用し、仮想通貨規制に関する意見を収集する狙いだ。会合のスピーカーや具体的な議題については、今後数日のうちに専用ページ「Crypto Task Force(クリプトタスクフォース)」上で公開される予定となっている。

暗号資産タスクフォースを率いるヘスター・ピアース氏は、「仮想通貨の実用的な法的枠組みを開発するため、一般の専門家や業界関係者の知見を活用できることを楽しみにしている」とコメントした。

SECによる仮想通貨規制の動向は、業界関係者や投資家の間で大きな関心を集めてきた。これまで仮想通貨の証券性を焦点に複数の仮想通貨企業との法廷争いが続いていたが、直近でこの動きは鈍化しつつある。今回の会合開催が仮想通貨市場に対してどんな影響をもたらすのか、今後のSECの規制動向も含めて注目していきたい。

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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