クリスティアーノ・ロナウド、バイナンスの宣伝で集団訴訟に直面

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目次

世界的サッカースター、大谷翔平の二の舞となる

世界的サッカー選手クリスティアーノ・ロナウド氏が、世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所「Binance(バイナンス)」の広告塔として無登録証券の宣伝をしたとして集団訴訟を受けたことが、27日に米国フロリダ州地方裁判所に提出された書類からわかった。

2022年ロナウド氏はバイナンスと複数年契約を結び、それ以来元マンチャスター・ユナイテッド、レアル・マドリード、ユベントスの世界中のファン、そして総計8.5億人を超えるSNSフォロワーを活用し、バイナンスの広告塔を務めてきた。

また、ロナウド氏自身のオリジナルNFTをバイナンスが独占して発行・販売した。訴状ではこのNFT販売はバイナンスの宣伝に「信じられないほどの成功」をもたらし、最初の販売の翌週にはバイナンスの検索数が500%増加したと主張している。

関連:クリスティアーノ・ロナウド選手、NFT第2弾を発表

ロナウド氏は、自身のTwitterでバイナンスの広告を行っていた
出典:Twitter

フロリダ州南部地区連保地方裁判所に提出された書類によれば、、ロナウド氏が「数百万人のフォロワー、ファン、サポーターにバイナンスのプラットフォームで投資するよう促すことで、未登録証券への投資を勧誘」し、バイナンスの詐欺行為を幇助し、その結果損失を被ったと主張している。

集団訴訟の原告はマイケル・サイズモア、マイキー・ボングダラ、ゴードン・ルイスの3人で、損害賠償と弁護士費用の支払いを求めている。

当のバイナンスは先週、マネーロンダリングや詐欺、制裁違反などを行ったとして、米司法省に対して有罪を認め、米国史上最大規模となる43億ドル(約6357億円)の和解金を支払った。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、米司法省とは決着がついたものの、同じくバイナンスを提訴している米国証券取引委員会(SEC)は提訴を取り下げる見込みはなく、現在SECは同社が顧客の資産を不正に流用したかどうかを調査しているという。

日本が誇る野球選手大谷翔平氏やテニスプロの大坂なおみ氏も、経営破綻した仮想通貨取引所「FTX」の広告塔を務めていたために集団訴訟を受けており、ロナウド氏はそれに続く形となってしまった。

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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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