ロビンフッドCEO、トランプ政権下でRWAのブロックチェーン化が進展すると予測

ヤマダケイスケ
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中間層が不要な未来:ブロックチェーン技術の可能性に期待

「Robinhood(ロビンフッド)」のCEOウラジミール・テネフ氏は24日、投資家アンソニー・ポンプリアーノ氏のインタビューにて、トランプ氏の米大統領再任がRWA(現実資産)のブロックチェーン移転を加速させると予測した。

テネフ氏はインタビュー内で、株式や不動産などのRWAが将来的にブロックチェーン技術を活用して管理される可能性が高いとの見解を示した。同氏は、ドナルド・トランプ氏が再び大統領の座に就くことで、ブロックチェーン技術の導入が一層加速するだろうと指摘した。

トランプ氏は、米証券取引委員会(SEC)のゲイリー・ゲンスラー氏の解任発言や、戦略的ビットコイン準備金の導入を視野に入れるなど、暗号資産(仮想通貨)規制の緩和と普及に向けた積極的な姿勢を見せている。こうした動きは市場にも反映されており、11月の大統領選以後、ビットコイン価格はわずか4週間で50%以上の急騰を記録した。

また、テネフ氏は、従来の金融機関における資産移転の非効率性についても指摘した。従来の金融機関での資産移転の困難さを取り上げ、いかに非効率でユーザーにとって不便であるかを力説。一方で、仮想通貨ウォレットを用いた送金では、透明性の高い状態で迅速かつ手軽に資産移転できる点を強調した。

さらに、従来の金融システムで必要とされていた中央清算所や決済処理業者などの中間層が、ブロックチェーン技術を活用することでソフトウェアに代替できる点も指摘。同氏は「特に米国でこのブロックチェーンの仕組みを積極的に採用するべきだ」と自己の主張を強めている。

なお、テネフ氏はインタビューの中で、「ロビンフッドは仮想通貨分野に注力するが、ビットコインへの投資計画はない」と発言している。投資マネージャーとしてではなく、あくまでより利便性の高い仮想通貨取引サービスのサービス提供に特化していると同社のスタンスを強調した。

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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