Radiant Capital、ハッキング被害で5,000万ドル超が流出

Radiant Capital、ネットワーク攻撃により5000万ドル超の損失
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目次

BNB Chain・Arbitrumのレンディング機能が一時的に停止

暗号資産(仮想通貨)のレンディングサービスを提供する「Radiant Capital(ラディアントキャピタル)」が17日、ネットワークのハッキング被害を受け、5,000万ドル以上の資金を不正流出したことが明らかになった。今年に入って二度目の攻撃で、1月にはスマートコントラクトのバグにより450万ドルを失っていた。

Radiant Capitalは公式Xの投稿で、自社が提供するレンディングプラットフォームにて、BNB Chain(旧:Binance Chain)とArbitrumの2つのチェーンに問題があることを確認したという。現状、BNB ChainならびにArbitrumのレンディング機能は、一時的に利用停止措置が取られている。

今回の攻撃で悪用されたのは、スマートコントラクトに組み込まれている「transferFrom」という関数だ。この関数は、ユーザーが他のユーザーのトークンを移動させる際に使用されている。ハッカーはこの関数やプラットフォームの脆弱性を突き、複数のユーザーの口座から不正に資金を引き出したようだ。

Web3セキュリティ企業「Ancilia,Inc.」の公式Xの投稿では、レンディングプラットフォームのスマートコントラクトに不正なアクセスを可能にする「バックドアコントラクト」が仕込まれていた可能性が指摘された。また、当初は1,600万ドルの被害額が確認されていたが、その後Arbitrum上でもハッキングを確認。総被害額は5,000万ドルを超えていると報告されている。

Radiant Capitalはハッキング被害を受けたことに加え、SEAL911やHypernativeといったセキュリティチームと協力し、問題解決に向けて早急なアップデートを行う予定だと公式Xで述べている。

なお、今回の攻撃により、Radiant Capitalが発行するネイティブトークン「RDNT」も大きな影響を受けた。RDNTの価格は執筆時点で10.3円を推移しており、前日比で8.69%もの下落を記録している。

出典:CoinMarketCap

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情報ソース:Radiant Capital公式X / Ancilia,Inc.公式X / CoinMarketCap

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この記事を書いた人

仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。

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