世界有数の取引所OKX、厳格な審査の結果、分散型CDNの構築に取り組むプロジェクト「Meson」を自社のIEOプラットフォームに上場
世界有数の暗号資産(仮想通貨)取引所「OKX(オーケーエックス)」は25日、同社サービスである「Jumpstart(ジャンプスタート)」に「Meson Netowkr(メソン・ネットワーク、ティッカーシンボル:MSN)」を上場すると発表した。
OKX ジャンプスタートで $MSN @NetworkMeson を紹介します!
あなたの$ETHまたは$BTCをステーキングプールに追加して$MSNを採掘しましょう。
T&Cが適用されます。
ジャンプスタートは、ユーザーがビットコインやイーサリアムなどの特定のトークンを対象プロジェクトのプールにステーキングする(預ける)ことで、対象プロジェクトが発行するネイティブトークンを獲得できるサービスだ。過去にLaunch Pool に上場した仮想通貨の中には、ELTやORB、TAKIなどがあり、参加者にはそれなりに利益があった。
残念ながら日本在住者はジャンプスタートを利用できないが、上場される仮想通貨自体はしばらくすれば他の取引所でも取引可能となる。
メソン・ネットワークは、ブロックチェーンを使った分散型のCDN(コンテンツ配信ネットワーク)を作るプロジェクトで、今話題のDePIN(デピン、分散型物理ネットワーク)プロジェクトの中でも最もホットなプロジェクトの1つだ。
Contents Delivery Networkの略。
地理的に分散されたサーバーグループであり、コンテンツをユーザーの所在地に近づけることで Web コンテンツの配信をスピードアップするサービス。
CDN は「キャッシング」と呼ばれるプロセスを利用する。このプロセスでは、ファイルのコピーを一時的に世界中のデータセンターに保存し、近くのサーバーからインターネットコンテンツにアクセスできるようにします。最も近くにあるサーバーからコンテンツが配信されるため、ページの読み込み時間が短縮され、高速で高性能な Web 体験が実現します。
出典:Akamai
現在CDNの市場はAkamai、Amazon、CloudFlareなど、一部企業の独占市場となっており、その利用は高価なものになっている。
一般的に、インターネットに接続されたコンピューターの多くはインターネット回線をあまり利用していない「アイドル状態」になっている。
メソン・ネットワークは、ブロックチェーンを使って快適なコンテンツ視聴をしたい「買い手」と、遊休状態になっている回線を使って儲けたい「売り手」をつなげる市場を作ることで、ひとつの巨大な「分散型CDN」を作ろうというプロジェクトだ。独自トークン「MSN」は回線を提供したマイナーに報酬として付与される。
メソン・ネットワークには既に150カ国以上10万以上のノードから成るネットワークが出来上がっており、世界最大手CDN業者「Akamai(アカマイ)」の10分の1に相当する約20Tb/sの帯域幅を実現している。
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