ワールドコイン、独自のレイヤー2チェーン「World Chain」を発表

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目次

Worldcoin(ワールドコイン)、独自のレイヤー2ブロックチェーン「World Chain(ワールドチェーン)」を発表

「ChatGPT」などで有名なOpenAIのCEOサ・アルトマン氏が創設した暗号資産(仮想通貨)「Worldcoin(ワールドコイン)」は18日、独自のイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーン「World Chain(ワールドチェーン)」を発表した。

関連:仮想通貨Worldcoin(ワールドコイン)とは?特徴や将来性、購入できる取引所を解説

人間のために設計された新しいブロックチェーン、World Chain の紹介

発表によると、ワールドチェーンは、ありとあらゆるブロックチェーンのユースケースをカバーしようとするのではなく、日常生活におけるユーティリティに焦点を当てた分散型金融(DeFi)およびIDアプリのエコシステムを目指すレイヤー2だ。ワールドコイン、ステーブルコイン、支払い、報酬、レンディング、スワッピングなどを中心に構築される。

現在ワールドコインはイーサリアムのレイヤー2「Optimism(オプティミズム)」上で取引されているが、その出来高はオプティミズムの約44%占めており、オプティミズム上で最大のアプリケーションとなっているが、コミュニティの規模と成長率を考えると、専用ネットワークに移行する時期だとプレスリリースでは述べている。

ワールドコインの出来高はオプティミズムの約44%を占める
出典:プレスリリース

現在多くのブロックチェーンが「ボット」によりネットワークの混雑と手数料の高騰に悩まされているが、ワールドチェーンは限られた限られたブロックスペースを全人類が有効に効率的に活用できるよう、生体認証装置「オーブ」を使って人間であることを証明し発行される「World ID」を持つユーザーが優先的にチェーンを利用できるよう設計されている。

また、World IDを持つユーザーにはガス代が無料で支給される。このプロトコルは最終的にはワールドチェーンをよく使うユーザーのガス代が、ボットや大規模な取引を行うユーザーが払う手数料によって賄われるよう調整されていく。それまではワールドコイン財団が肩代わりする。

ワールドチェーンは、今夏リリースされる予定だ。

関連:Optimism、Arbitrumの日時取引量を上回る|Worldcoinの成長

Worldcoinは、Y combinatorの元CEOで、現OpenAIのCEOサム・アルトマン氏と、物理学者のアレックス・ブレイニア氏が共同で立ち上げたプロジェクト。地球上のすべての人間がworldcoinという暗号資産を手にし、ベーシックインカムを実現させるという野望を持っている。a16zやCoinbase Ventures、LinkedInの創業者Reid Hoffmanなど有名な投資家から評価額約1300億円(10億ドル)で、約30億円超(2500万ドル)調達している。

参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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