ロシアは 9月1日から国際取引での仮想通貨利用の試験運用を開始:西側制裁を回避し、国際決済の新たな手段の確立を目指す
仮想通貨関連ニュースサイト「Watcher.Guru」は27日、ロシアが来週から国際取引において仮想通貨の使用を開始するとXへ投稿した。
速報:ロシア、来週から国際取引に仮想通貨を使用開始。
新興国連合のBRICSも、ロシアが西側諸国の経済制裁回避のため、仮想通貨を国際決済に活用する試験運用を9月1日から開始すると公式Xに投稿した。
速報:ロシア、9月1日から国際取引に仮想通貨を使用開始。西側制裁からの脱却を目指し、仮想通貨決済のテストを計画。
ビジネスニュースサイト「Business Insider」によると、ロシアのこの動きは、ウクライナ侵攻に対する制裁として、ロシアが国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除されたことに起因する。これにより、ドルやユーロなどの西側通貨を用いた国際取引が著しく制限された。さらに、6月には米国が対ロシア制裁を強化し、ロシアと取引する外国銀行への制裁基準を拡大。その結果、中国の銀行までもがロシアへの人民元決済を停止する事態となった。
こうした状況を打開するため、ロシアは仮想通貨に活路を見出そうとしている。プーチン大統領は8月8日、仮想通貨マイニングを合法化し、国境を越えた決済に仮想通貨を利用するための法的枠組みを整備する法案に署名した。2022年の仮想通貨全面禁止からの大転換となる。
試験運用では、ロシア国立決済カードシステム(NSPK)がルーブルと仮想通貨の交換に使用される予定だ。 NSPKは銀行間決済や清算機能を有し、中央銀行による完全な規制下にあるため、今回の試験運用に採用された。
この試みがうまくいけば、ロシアは国際取引の代替決済手段を獲得できる可能性がある。 ロシアは、外国からの供給購入や輸出業者への支払いに苦慮しており、代替決済手段の確立は喫緊の課題となっている。
試験運用が成功すると、来年にはモスクワ取引所やサンクトペテルブルク通貨取引所に仮想通貨プラットフォームの設置が許可される可能性もある。ただし、アントン・シルアノフ財務相は8月14日の会議で、「まだ解決策は見つかっていない」と述べており、具体的な実施方法については検討中の段階だ。
この取り組みにより、ロシアは西側の金融システムに依存しない独自の国際決済手段を確立できる可能性がある。一方で、仮想通貨を用いた制裁回避の動きは、国際社会の監視を一層強めることにもなりかねない。
ロシアの仮想通貨導入は、制裁下にある国家の経済戦略として注目を集めており、同様の状況に置かれた他国も、この動向を注視している。仮想通貨が国際金融システムにおいて果たす役割が、今後さらに拡大する可能性を示唆している。
情報ソース:Watcher.Guru Xポスト / BRICS公式X / Business Insider