バイビット、米銀行サービスを介したドル入金を突如停止=速報

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目次

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイビット、米ドル入金を突如停止|米銀行サービスへのアクセス問題が浮き彫りに

海外大手の暗号資産(仮想通貨)取引所バイビットが米ドル入金を停止したことを4日、プレスリリースで発表した。本件について中国人暗号資産(仮想通貨)アナリストのWu Blockchain氏が速報した。

Bybit has suspended USD deposits via bank transfer due to service outages from partner. USD deposits via Wire Transfer (SWIFT) and Wire Transfer (For US bank) are no longer available. Bybit did not disclose whether the bank partner is Silvergate.

https://twitter.com/WuBlockchain/status/1632031803203813376

Bybitはパートナーからのサービス停止に伴い、銀行送金による米ドル入金を停止します。SWIFTおよび米銀行向けワイヤートランスファーによるドル入金は利用できなくなりました。なおBybitは、パートナーがシルバーゲート銀行であるかどうか公表していません。

バイビットは今回、銀行送金による米ドル入金を停止した。米ドル出金に関しては、3月10日まで対応することが可能。なおプレスリリースでは「現在の状況により起こりうる混乱を避けるため、急な出費で米ドルを引き出したい場合はできるだけ早く出金するように」と注記している。

なお仮想通貨ウォレットサービス「Advcash」経由での米ドル入金、またはクレジットカードによる暗号通貨の購入は引き続き可能となっている。

直近では米コインベース(Coinbase)、ジェミナイ(Gemini)、パクソス(Paxos)、サークル(Circle)など米国の主要暗号資産(仮想通貨)取引所やステーブルコイン企業が相次いでシルバーゲート銀行を介した取引サービスを停止していた。シルバーゲート銀行の株価は、この発表直後から過去最低水準に急落している。

日本時間5日にはシルバーゲート銀行から暗号資産(仮想通貨)決済ネットワーク終了が発表されたことから、バイビットの提携パートナーはシルバーゲート銀行であった可能性が高いとされている。

最大手の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは1月、提携SWIFT銀行の1つである米シグネチャーバンク(Signature Bank)が、10万ドル以下の米ドル送金について取引停止を決定したと発表した。暗号資産(仮想通貨)業界は現在、米銀行サービスへのアクセスに問題を抱えていることが浮き彫りとなった。

関連:バイナンス、10万ドル以下の米ドル銀行送金を中断へ
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参考文献

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この記事を書いた人

斎藤 俊介のアバター 斎藤 俊介 ライター・ディレクター

2021年に下位アルトコインのノード運用とNFT投資から仮想通貨の世界に入り、2022年より暗号資産(仮想通貨)ライター職に従事。2022年11月からJinaCoinに参加し、現在ライター・ディレクターを兼務。ブルーチップNFT「MAYC」のホルダーになるのが目標。

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