ミスター・ビースト、Z世代向け金融サービス買収──DeFi統合も視野

shoko-koyama
9 Min Read
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
Highlights
  • YouTubeチャンネル登録者数4.66億人のミスター・ビーストが運営するビースト・インダストリーズ、フィンテック企業ステップを買収
  • ステップはZ世代向けに信用構築や貯蓄、投資サービスを提供し、700万人超のユーザーを獲得
  • 1月にビットマインから2億ドルの出資を受けており、DeFi統合を含む金融サービス拡大を加速

YouTubeチャンネル登録者数4.66億人を誇る人気ユーチューバー、ミスター・ビースト(本名:ジミー・ドナルドソン氏)が運営するビースト・インダストリーズは2月9日、Z世代向けフィンテック企業Step(ステップ)を買収したと発表した。買収金額は非公開。

ビースト・インダストリーズのジェフ・ハウゼンボルドCEOは「金融面の健全性は全体的な幸福の基盤だが、多くの人々が必要なツールや知識にアクセスできていない。この買収により、実用的なソリューションを提供し、視聴者の経済的未来を変革できる」と述べた。

700万人が利用、著名投資家が支援

ステップは、ティーンエイジャーや若年層を対象に、信用スコアの構築、貯蓄、投資支援などの金融サービスを提供するプラットフォーム。金融リテラシーツールや健全な信用スコア構築の支援を通じて、700万人超のユーザーを獲得している。

投資家には、NBA4度優勝のステファン・カリー選手、SNSインフルエンサーのチャーリー・ダメリオ氏、ジャスティン・ティンバーレイク氏、ウィル・スミス氏らが名を連ねる。ベンチャーキャピタルではジェネラル・カタリスト、コアチュー、決済大手ストライプが支援しており、累計調達額は5億ドル(約783億円)に達する。

ミスター・ビースト氏は2月9日のX投稿で「私が成長する過程で、投資、信用構築、資金管理について誰も教えてくれなかった。だからこそステップとの協力が必要だ。何百万人もの若者に、私が持てなかった金融基盤を提供したい」と買収の意図を語った。

ビットマインとの提携でDeFi統合も視野

今回の買収は、1月15日に発表されたビットマイン・イマージョン・テクノロジーズからの2億ドル(約314億円)の戦略的出資と連動している。ハウゼンボルドCEOは当時「今後立ち上げる金融サービスプラットフォームへのDeFi(分散型金融)統合を探求していきたい」と述べており、今回のステップ買収はその第一歩となる。

関連:ビットマイン、ミスタービーストに2億ドル出資──イーサリアムとクリエイター融合

ビースト・インダストリーズは、YouTube広告収入の枠を超えた多角化企業として急成長している。同社の主力事業はチョコレートブランド「フィースタブルズ」で、YouTubeチャンネルを上回る収益性を誇る。2024年時点で企業評価額は52億ドル(約8,148億円)に達している。

今回の買収により、同社は金融ウェルネス分野に本格参入し、Z世代を中心とする若年層への包括的なサービス提供を強化する。将来的には暗号資産やDeFi機能の統合も視野に入れている。

関連銘柄:ETHETH

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA

厳選・注目記事

YouTube

あなたのプロジェクトを広めませんか?

JinaCoinでは、プレスリリースや記事広告、バナー広告など複数の広告を提供しています。詳しい内容は下記お問い合わせページよりご連絡ください。