分散型取引所「Lighter」、パブリックメインネットを正式稼働──エアドロップ期待高まる中、新ポイント制度開始

ヤマダケイスケ
8 Min Read

イーサリアムのレイヤー2上に展開する分散型取引所(DEX)「Lighter(ライター)」は2日、パブリックメインネットを稼働したことを発表した。これまで同取引所はプライベートベータ版を通じて限定的に運営されていたが、今回の移行で幅広いユーザー層を対象とした本格的なサービス展開に踏み出すことになる。

新たなポイントプログラムと施策を導入

パブリックメインネット稼働により、従来プライベートベータ版で設けられていた入金制限や招待コードの必須要件は撤廃。誰でも制限なく自由にライターを利用できるようになった。一方、ライターは招待コードを活用した紹介プログラム自体は継続するとしており、従来通り友人招待によってポイントやその他特典を得られると強調している。

また、パブリックメインネット稼働に併せ、ポイントプログラムのシーズン2も始動。シーズン2は2025年末まで継続予定で、具体的なポイント獲得方法は今後数日のうちに発表するとしている。新たなプログラムの発表で既存ユーザーの利用継続を促すとともに、新規ユーザーの参入も後押しする仕組みが整えられた形だ。

さらに、ライターは一般トレーダーに対する手数料無料化を継続するほか、API経由の取引に対する手数料体系、ウォッシュトレードやシビル攻撃を自動的に検出・禁止する不正防止システムなどの新たな施策を導入したことも明らかにしている。これにより、透明性と公正性を重視したプラットフォーム運営が一層強化される見通しだ。

ライターは今後の展望として、DeFi(分散型金融)との連携拡大を掲げている。イーサリアムの他のレイヤー2に展開する多様なDeFiプロトコルとコンポーザビリティ(構成可能性)を高めることで、さらなる価値と利用シーンを市場で生み出そうという狙いだ。

今回のパブリックメインネット稼働は、ライターが限定的なテストフェーズから本格的なサービス提供へと移行する重要な節目となる。プライベートベータ版から着実にユニークアカウントとデイリーアクティブユーザーを増やしてきたライターが、今後DEX市場での存在感を強めていけるかに引き続き注目が集まりそうだ。

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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