東証スタンダード上場の北紡(3409)は2日、ビットコイン(BTC)の追加購入状況を発表した。9月中に2.27BTCを新たに購入し、累計保有量は6.84BTC、総投資額は1億1,662万円に達した。
9月は平均1,688万円で2.27BTC購入
同社によると、9月1日から30日までの期間に2.27BTCを購入し、平均取得単価は1BTC当たり1,687万7,253円、購入金額は3,831万1,365円だった。
累計では6.84BTCを保有し、平均取得単価は1BTC当たり1,704万9,878円、総投資額は1億1,662万1,168円となっている。
同社は7月22日付の開示でビットコイン購入開始を発表しており、7月から段階的な購入を継続している。今回の発表は開示事項の経過として、定期的な購入状況の報告を行ったものだ。
北紡のビットコイン投資は、国内上場企業による暗号資産(仮想通貨)投資の拡大トレンドの一環として注目される。同社は繊維事業を主力とする伝統的な製造業だが、新たな投資戦略として暗号資産を選択した形となっている。
段階的な購入戦略により、時期分散効果を狙いながらビットコイン投資を進めており、今後の追加購入についても継続される可能性がある。