TRON(トロン)創設者「ジャスティン・サン」氏のETH爆買いで強気市場に転換か
TRON創設者である暗号資産(仮想通貨)起業家のジャスティン・サン氏が、4月8日からイーサリアム(ETH)を大量に買い占めていたことが、ブロックチェーンセキュリティ会社「Lookonchain(ルックオンチェーン)」の調査により発覚した。
サン氏は、3月下旬の弱気市場のさなか、トロンネットワーク上で保有していた7億8700万USDTを仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」に送金していた。同時に、3月31日に新しい暗号ウォレットが作成され、9,680万ドル相当のステーブルコインがバイナンスから送金されている。この新しいウォレットが127,388ETHを平均価格3,172ドルで取得したのだ。
同氏の動きは2ヶ月前に起きたETHの急騰を想起させる。2月12日から2月24日までの12日で168,369ETHを購入。その直後からETHの価格が急騰し、直近最高値をつけたのだ。
さらにサン氏は、4月17日に2億ドルのステーブルコインをバイナンスに入金しており、今後もその動きに注目が集まっている。
仮想通貨クジラによる特定の銘柄の大量保有は市場全体に前向きな印象を与え、一般投資家の買い圧力にもつながるだろう。サン氏が保有するETHの累積残高は295,757ETH枚、換算すると8億9,100万ドル(約1,379億円)になり、平均購入価格は3,014ドルとなっている。
今後予想されるETHの動き
ETHの価格は3000ドル台の下値を試す攻防から一転、現在は3200ドル台まで上昇している。ETHのファンダメンタルズとしては米証券取引委員会(SEC)によるETF承認が注目されているが、これに関しては却下されるという見方が強い。
ETFの却下はETHにとって大きなダメージとなり得るため、このまま上昇トレンドに転換するかは判断が難しいかもしれない。
しかし今後の大口投資家の動き次第では、明らかなトレンド転換を起こす可能性もあるため、クジラの動向とETHの値動きには今後も注意が必要だ。