スウェーデンの上場企業で、ヘルステック事業を手がけるH100 Group ABは23日、ノルウェーの非上場企業Moonshot ASおよびNever Say Die ASの全株式を取得する基本合意書(LOI)を締結したと発表した。対象の2社は合計で約2,450BTCを保有しており、取引完了後にH100のビットコイン
BTC保有量は現在の約1,051枚から約3,501枚となる見込みで、同社は欧州でも規模の大きい上場ビットコイントレジャリー企業の一つとなる可能性がある。
アンダーセン会長「規模と資本市場へのアクセスがますます重要に」
H100の会長サンダー・アンダーセン氏は、本取引について「ビットコイン領域では規模、信頼性、資本市場へのアクセスがますます重要になっている」と述べた。本件はH100の既存戦略の延長線上にある取引であり、スイスのFuture Holdingsを通じた基盤の整備に続く動きだと同氏は説明する。北欧およびスイスの機関投資家向け資本市場での立ち位置を強化する狙いがあるとしている。
本取引は、各当事者が拠出するBTC量のみを基準に持分比率を決める株式交換方式を採用し、現金による対価は想定されていない。現在の保有比率を前提とすると、既存H100株主の持分は約30%、対象2社の株主は約70%となる見込みである。最終的な持分構成は正式契約で確定するとのことだ。
対象の2社は、ノルウェーの投資家ゲイル・ハラルド・ハンセン氏が保有する。同氏は2011年にビットコインのマイニングプール「Bitminter」を設立した人物で、同プールは70万人超のユーザーを抱え、累計20万8,000BTC超を採掘した。経営陣にはMoonshot ASのエイリック・グロットゥムCEOや、CIOのピーター・ウォーレン氏が名を連ねる。
正式契約は4月22日までの締結を目指し、取引完了は5月21日の年次株主総会後を想定している。H100は北欧の中小型株市場「NGM Nordic SME」への上場を含む現行体制を維持し、ヘルステック事業を含む既存事業にも変更はないとしている。今回の取引が成立すれば、H100のバランスシート規模や資本市場での位置づけが一段と強まる可能性がある。
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