国内モバイルゲーム大手のgumi(3903)は31日、連結子会社のgC Labsが、AIやブロックチェーン技術を活用した「予測市場サービス」の事業化に向けた検討を開始したと発表した。海外で急成長するポリマーケット等を参考に、日本市場での新たな予測市場創造を目指す。
集合知データの提供・活用を想定、ゲーム性も融合
本サービスは、政治・経済・社会・エンターテイメントなど幅広いテーマについて、ユーザーが将来の出来事を予測し、「多数の意見や参加データ」を集めることで、客観的かつ精度の高い集合知データを提供・活用することを想定している。
gumiは、ブロックチェーン領域における知見を活かし、公正性・透明性・遵法性を担保した予測市場を提供することで、日本における新たな市場創造を目指すとしている。また、単なる予測市場プラットフォームに留まらず、ゲーム性やエンターテイメント性を融合させ、暗号資産の新たなユースケースも取り込むことで、より幅広い層のユーザーが楽しめる仕組みの構築を検討していくという。
今後、メディア関連企業およびデータ分析関連企業や研究機関等との共同での実証実験を視野に、サービス設計と社会実装に向けた具体的な検討を進めていく予定だ。
ポリマーケット、ICEから最大20億ドルの出資受け急成長
ポリマーケットは2020年に米国で創業された、ブロックチェーン技術を活用した分散型予測市場プラットフォーム。政治・経済・エンタメなど「未来の出来事」に関する予想をユーザーが取引できる仕組みを提供しており、2024年米大統領選でトランプ氏の勝利を的確に予測したことで注目を集めた。
2025年10月には米ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)から最大20億ドルの出資を受け、資本提携を発表。大手企業や金融市場との連携、トークン化推進を進めるなど、「集合知による新しい予測モデル」として世界的な関心を集めている。
日本でも予測市場への関心が高まる中、gumiの参入により国内市場の活性化が期待される。
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