ゴールドマンの1,000億ドル米国債ファンド、アバランチ基盤のLynqで提供へ

ゴールドマンの1,000億ドル米国債ファンド、アバランチ基盤のLynqで提供へ
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
水澤 誉往
2 Min Read
Highlights
  • ゴールドマン・サックスの米国債MMF「FTIXX」が、アバランチ基盤の決済網Lynqで利用可能になる
  • ティーゼロの証券会社が取引を担い、利用は適格な米国の参加者に限られる
  • ファンドはトークン化されず、Lynqが外部のファンドを扱うのは初めて=コインデスク

米tZERO(ティーゼロ)は28日(米国時間)、ゴールドマン・サックスが運用する米国債マネー・マーケット・ファンド(MMF)「Goldman Sachs Financial Square Treasury Instruments Fund(FTIXX)」を、機関向け決済ネットワーク「Lynq」で利用できるようにすると発表した。ティーゼロの証券会社としての機能を通じ、適格な米国の参加者が同ファンドにアクセスできるようになる。Lynqは、暗号資産(仮想通貨)関連の機関投資家が使う決済網である。

総資産約1,053億ドルの米国債ファンド

FTIXXは1997年に設定された、米国債のみで運用するMMFだ。ゴールドマン・サックスの公式サイトによると、8月31日時点の総資産は約1,052億7,000万ドル(約16兆6,000億円)に上る。アバランチはX(旧ツイッター)で、同社の旗艦米国債ファンドと紹介した。

コインデスクによると、Lynqで提供されるFTIXXはトークン化されていない。ブラックロックの「BUIDL」やフランクリン・テンプルトンの「BENJI」のようにファンドの持ち分をトークンとして発行するのではなく、既存のファンドにLynqという販売経路が加わる形である。

同メディアによると、Lynqが外部の運用会社のファンドを扱うのは今回が初めてで、提供する投資商品は2本目になる。Lynqのジェラルド・デイビッドCEOは同メディアに対し、顧客が既存の商品とは異なる利回り特性を持つ米国債資産を求めていたと説明した。

アバランチ上の機関向け決済網

Lynqは、アバランチ上に構築された許可型のプライベートなレイヤー1で動く。アバランチによると、B2C2やウィンターミュート、ギャラクシー、ファルコンX、ファイヤーブロックスなど30社超の機関が利用しており、取引の合間の資金を、普段使うインフラから動かさずに運用して利回りを得られるようになるという。

コインデスクは、Lynq上の資産を8,900万ドル(約140億円)超と伝えている。

Lynqは2025年4月、Arca Labs、Tassat、ティーゼロの3社が立ち上げを発表したネットワークだ。当時の発表では、Arcaのトークン化米国債ファンド「TFND」を基盤とする、利回り付きの即時決済網と説明していた。なお、ゴールドマン・サックス自身による発表は、執筆時点で確認できていない。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.8円)

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
Follow:
株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA