Extended、クローズ期間に取引高3億ドル達成のDEXを正式ローンチ

ヤマダケイスケ
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2025年第1四半期にはモバイル版も提供予定|さらなる利便性向上へ

安全性と透明性を重視したDEX(分散型取引所)を構築する「Extended(エクステンデッド)」は12日、取引プラットフォームのオープンローンチを発表した。

エクステンデッドは安全なセルフカストディとオンチェーン取引決済を採用しており、中央集権型取引所に匹敵する高い注文処理能力を誇るDEXだ。最大50倍のレバレッジ取引に対応し、他のDEXと十分に競争力のある手数料体系を実現している。

元々は「X10」という名称で運営されていたが、より広範なビジョンを反映するために「Extended」へとリブランディングされている。同社は今年5月、「Tioga Capital(ティオガキャピタル)」や「Semantic Ventures(セマンティックベンチャーズ)」などのエンジェル投資家から650万ドルの資金調達を完了。この資金を活用し、透明性の高い取引環境の構築と新たな機能の開発を進めてきた。

オープンローンチに先駆けて実施された3ヶ月間の招待制クローズドフェーズでは、150名以上のアクティブユーザーが参加し、取引高は3億ドルを超えたと報告されている。

今後の計画としては、スポット取引とパーペチュアル取引の証拠金を統合する「統合ポートフォリオマージン」の構築・強化が挙げられている。これはブロックチェーン企業「StarkWare(スタークウェア)」との協力によって進められる予定で、プラットフォーム上でのさらなる取引効率の向上と証拠金管理の簡素化が期待されている。さらに、ポイントプログラムも実施予定で、エアドロップへの期待感が高まる。

また、2025年第1四半期にはモバイル版プラットフォームのローンチが予定されており、ユーザーの利便性向上が期待されている。中央集権型取引所に匹敵する性能を備えつつ、分散型取引所ならではのメリットを最大限に活かした革新的な取引プラットフォームとして注目を集めている。

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情報ソース:エクステンデッド公式X / Blockworks / THE PAYPERS

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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