分散型金融(DeFi)プロトコルのether.fi(イーサファイ)DAOは30日、最大5000万ドル規模のネイティブトークンETHFI買い戻しプログラムを承認するガバナンス提案を公開した。この提案では、ETHFIの市場価格が3ドルを下回る期間に限定して財務資金を使用し、公開市場または指定されたオンチェーンプラットフォームからETHFIの買い戻しを実施する計画が示されている。
イーサファイは、流動性ステーキングサービス「Liquid」、仮想通貨カード「Ether.Fi Cash」、DeFiウォレットなど多岐にわたる金融サービスを提供するプロジェクトだ。
過去の実績を踏まえた価格支援策
提案書によると、イーサファイ財団はこれまでにも2度のトークン買い戻しプログラム(DAO提案第8号および第10号)を実施しており、いずれもETHFIの流動性、市場の厚み、トークンの安定性を支える結果を残したと説明している。今回の提案は、この枠組みを拡張し、財務資金の配分とガバナンス監視の明確なパラメーターを設定することで、プロトコルの成功とトークン保有者の利益の整合性を強化する狙いがある。
財団は、ETHFIが3ドルを下回る期間中、プロトコル収益のうち買い戻しに割り当てる割合を段階的に拡大する意向を示している。
買い戻しプログラムの詳細条件
提案されたプログラムの主要条件は以下の通り。財団は、ETHFIのスポット価格が厳密に3ドルを下回る場合に限り、公開市場または指定されたオンチェーンプラットフォームから買い戻しを実行する権限を得る。プログラムの総額上限は5000万ドル(米ドル相当額)で、財務資金から調達される。
買い戻しはDAO承認後に開始され、次のいずれかの条件で終了する。上限額に到達した場合、財団がプログラムの完了を判断した場合、または後続のガバナンス投票によってプログラムが修正または終了された場合。すべての買い戻し取引はオンチェーン上で透明に記録され、イーサファイのDuneダッシュボードを通じて公開報告される。
提案に対する投票期間は4日間で、投票プラットフォームにはスナップショットが使用される。投票選択肢は「賛成(For)」「反対(Against)」「棄権(Abstain)」の3つ。承認された場合、買い戻しプログラムは価格条件が満たされ次第、即座に稼働する。
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