米医療画像技術企業エンドラ・ライフ・サイエンシズ(ナスダック:NDRA)は13日、保有する暗号資産(仮想通貨)HYPEのステーキングを開始したと発表した。暗号資産投資顧問ARCAインベストメント・マネジメントが戦略策定を担当し、米連邦認可のデジタル資産銀行アンカレッジ・デジタルがカストディを提供する。
10月の300万ドル投資を報酬生成型へ転換
同社は10月23日にハイパーリキッドエコシステムのネイティブトークンHYPEに300万ドル(約4.6億円)を投資していた。今回のステーキング開始により、静的な財務資産を報酬生成型へ転換する。
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ステーキングにより、ネットワークインセンティブの獲得、ハイパーリキッドのセキュリティ強化への貢献、分散型金融(DeFi)における将来的なガバナンス権の獲得が可能になる。アンカレッジ・デジタルは米国で唯一の連邦認可デジタル資産銀行として、機関投資家向けカストディとステーキングサービスを統合提供している。
エンドラのアレクサンダー・トックマン最高経営責任者(CEO)は「ARCAとアンカレッジ・デジタルとの提携により、単なる暗号資産の購入にとどまらず、資本を報酬生成の形で活用している」と述べた。
同社は今後も規律ある財務管理戦略に沿った暗号資産投資機会を模索していく。本業は脂肪肝疾患や代謝機能障害関連脂肪性肝炎(MASH)の診断技術開発で、超音波技術を活用した組織内脂肪含有量の評価システムを手掛けている。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=154.70円)




