分散型取引所edgeXは8日、未ローンチのブロックチェーン「モナド(Monad)」のネイティブトークンMONのプレマーケット取引を開始したと発表した。
edgeXは今回の上場を「流動性とプレマーケット取引ペアの融合」と表現し、ユーザーに対して「edgeXで取引し、あなたのエッジを見つけよう」と呼びかけている。
同取引所での執筆時点の価格は0.15ドル付近を推移している。

複数取引所でのMON取引拡大
MONは既にハイパーリキッドでハイパープ形式での取引が開始されており、edgeXでの上場により、複数の分散型取引所でモナドへの投機的取引が可能となった。各取引所での価格形成や流動性の違いにより、トレーダーには裁定取引の機会も提供されている。
モナドは並行実行技術を採用したレイヤー1ブロックチェーンとして、秒間1万トランザクション処理、1秒のブロック時間、シングルスロット・ファイナリティを実現する次世代プラットフォームだ。EVM完全互換性を保ちながら、既存ネットワークの制約を突破するパフォーマンスを提供するとしている。
MONの総供給量は1,000億枚に設定されており、一部のコミュニティでは希薄化懸念も指摘されているが、プロジェクトの技術的優位性と開発進捗への期待から、プレマーケットでの取引は活発化している。
edgeXでのMON上場は、TGE(トークン生成イベント)前のプロジェクトに対する市場の期待値を測る重要な指標となる。プレマーケット取引により、投資家は正式な取引所上場前にポジションを構築でき、プロジェクト側は市場からのフィードバックを早期に獲得できる。
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