分散型取引所(DEX)edgeX(エッジエックス)は31日、独自トークン「EDGE
EDGE」のTGE(トークン生成イベント)を実施した。大手取引所への上場で価格が急騰する一方、初期ユーザー向けのエアドロップ配布量が事前の想定を大幅に下回り、コミュニティで大きな波紋を呼んでいる。
エアドロップの半分以上を特定のグループが独占
エッジエックスは、無期限先物契約に特化した新興の取引所である。中央集権型取引所に近い操作性と低い手数料を強みとする。初心者にも扱いやすい画面設計が支持され、将来のエアドロップを期待する多くのユーザーが、数カ月間にわたりポイント獲得(ファーミング)を進めてきた。
こうした期待を背景に、EDGEは同日、バイナンスやバイビットなどの大手取引所での上場を果たした。初値0.15ドルから一時約390%超上昇するなど、市場の大きな注目を集めている。本記事執筆時点の価格も0.67ドル付近と、堅調な推移を見せる。

しかしその華々しい市場デビューの裏側で、実際のエアドロップ配布量が事前の予測から激減している事実が判明し、大きな問題となっている。数ヶ月間ポイントを貯めた長期ユーザーでも極小額しか受け取れないケースが多発している。
激減の要因として、不透明なトークン配分が指摘されている。事前の発表では、総供給量の24%がコミュニティ向けのエアドロップ枠とされていた。しかし実際には、その半分以上を特定のグループとみられるわずか26個のウォレットが独占した。この極端な偏りが多くのユーザーへの配分を圧迫した形だ。
この極端な分配格差に対し、XなどのSNS上では不満の声が続出している。一般ユーザーへの還元が著しく圧縮された事実を受け、「インサイダー優遇だ」「長期利用者への裏切りだ」といった厳しい批判が相次ぎ、プロジェクトに対する信用が大きく揺らぐ事態へと発展している。
エッジエックス運営は、現時点で本件について沈黙を保っており、公式Xのリプライ欄も閉鎖された状態が続いている。
大手上場による価格高騰とは裏腹に、不透明な分配で深刻な信用失墜を招いた。DEXの成長には初期流動性とコミュニティの支持が不可欠である。価格が維持されている間に、運営側がこの不満にどう対応するかが今後の生き残りを左右するだろう。
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