投資移住コンサルティング大手ヘンリー&パートナーズは23日、「Crypto Wealth Report 2025」を発表し、暗号資産(仮想通貨)ミリオネア(100万ドル以上保有者)が24万1,700人に達し、前年比40%の急成長を記録したと報告した。2025年6月30日時点の統計で、暗号資産市場全体の時価総額は3.3兆ドル(前年比45%増)に拡大している。
Crypto Wealth Report 2025でビットコイン投資の優位性が明確化

センチミリオネア(1億ドル以上保有者)は450人(前年比38%増)、ビリオネア(10億ドル以上)は36人(同29%増)となった。暗号資産ユーザー総数は5.9億人(同5%増)に達している。
ビットコインに限定すると、ミリオネアは14万5,100人(前年比70%増)、センチミリオネアは254人(63%増)、ビリオネアは17人(55%増)を記録。ビットコインユーザーは2.95億人(7%増)で、時価総額は2.1兆ドル(72%増)となっている。
注目すべきはビットコインが暗号資産富裕層の過半数を占める点で、全暗号資産ミリオネアの60%、センチミリオネアの56%、ビリオネアの47%がビットコイン保有者となっている。
同レポートはNew World Wealthのデータを基に、コインマーケットキャップ、バイナンス、Bscスキャン、イーサスキャンなどの情報を活用してローレンツ曲線分布モデルで算出。暗号資産の富の集中と成長トレンドを包括的に分析している。