仮想通貨チャート分析
ビットコイン(BTC):4時間足ボリンジャーバンドを上限ラインとした横ばい相場が続くと推測

ビットコイン(BTC)は4時間足長期HMA上抜けしたことにより直近での下落は一旦回避した状態だ。だが、長期的には「弱気相場」が継続しているため、少なくとも日足中期HMAを価格が上抜けするまでは下落の可能性を考慮する必要がある。
しかし現状、日足中期HMA直下にはスクイーズ状態で4時間足ボリンジャーバンドが控えているため、日足中期HMAを価格が上抜けするためには大きな力が必要と思われる。
そのため、何らかのファンダメンタルズ要素がない限りは、日足中期HMAと4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドを上限とした横ばい相場が続くと推測する。
イーサリアム(ETH):上昇判断は4時間足レベルで上昇のダウ理論成立が必要

イーサリアム(ETH)は昨日(19日)、日足中期HMAを価格が上抜けし、1時間足レベルで日足中期HMAをサポートとする値動きを見せたため、短中期的な下落リスクは少なくなった状態だ。
しかし、現状スクイーズ状態の4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近が上限抵抗帯となると可能性高い。そのため、上昇と判断するためには、4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴いながら、4時間足レベルで上昇のダウ理論が成立が必要と推測する。
ソラナ(SOL):155.30ドル付近まで下落の可能性大

ソラナ(SOL)は昨日(19日)より1時間足長期HMAと1時間足中期HMAの間で価格が推移している。今後、1時間足中期HMAを価格が下抜けした場合は日足で確認できる上昇の押し目ライン(155.30ドル付近)まで下落する可能性があるだろう。
一方、1時間足長期HMAを価格が上抜けしたとしても、日足短期HMAもしくは4時間足長期HMAを起点に下落が再開する可能性が残っているため、直近で「買い」ポジションの検討は難しいと考えたほうが無難だ。
リップル(XRP):「HMA突破+トレンド成立」が相場の方向性を決める鍵

リップル(XRP)は日足長期HMA上抜けに挑戦したが、1時間足レベルで反発されている。
短期的な上昇を否定はされたが、現状は各移動平均線が収束している状態のため、長期的にどちらにも価格が動きやすい相場となっている。同時に、現状のチャート配置ならば、日足中期HMAを上抜けもしくは4時間足長期HMAを下抜けするまでは短期も方向感が確定しない状態と言える。
そのため今後、相場の方向感が定まるためには、日足中期HMAを上抜けもしくは4時間足長期HMAを下抜けし、1時間足以下でレジサポ転換もしくはダウ理論が成立することが最低条件と推測する。
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使用インジケーター
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫