下落サイン出現か? 仮想通貨チャート分析:ビットコイン、イーサリアム、リップル、シンボル

ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、シンボル(XYM)仮想通貨チャート分析 2024年12月4日
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目次

ビットコイン(BTC)価格分析

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BTCUSD-1day

昨日のビットコイン相場は、前日比+ 0.03%で、ローソク足は実体がほとんどない十字線を付けた。一時、93,532.57ドルをつけ、意識されていた95,000ドル付近を下回ったが、買い方と売り方の勢力が拮抗して、寸前のところで95,000ドル以上維持し、終値は95,858.41ドルで取引を終えた。

BTCUSD-4hour20241204
BTCUSD-4hour

4時間足では、三角持ち合いを形成していることが確認できる。この4時間足レベルの三角持ち合いを下抜けた場合、日足で完全なダブルトップを形成し、下落トレンドの始まりを示唆することになるため、今後数日間の値動きがこの先の相場に大きく影響を与える可能性があると考えられる。

今日の取引では、昨日の安値である93,500ドル付近の価格を維持できるのかが重要なポイントになってきそうな相場感である。もし売り圧力が予想以上に強まり、昨日の安値や、三角持ち合いの下限線を下回った場合は、弱気相場に転じる現実性が高いことに警戒する必要がありそうだ。三角持ち合いを下にブレイクした場合は、90,000ドルから92,000ドル程度まで下落すると推測される。

しかし、まだ年内100,000ドル到達の可能性が失われたわけではない。三角持ち合いを上にブレイクした場合は、月足レベルの強力な抵抗線の上抜けを示唆することになり、再び100,000ドル到達の可能性を示すことになるだろう。いずれにしても、この三角持ち合いでのプライスアクションが、直近の値動きに大きな影響与える事は間違いないと言えそうだ。

イーサリアム(ETH)価格分析

ETHUSD-1day20241204
ETHUSD-1day

イーサリアムは昨日3日、前日比− 0.79%で、取引を終えた。一時的に下落圧力が強まり、35,030ドル付近のサポートラインを割ったが、押し戻され、現在価格は3600ドルから3700ドル付近を推移している。

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ETHUSD-4hour

4時間足では、昨日の値動きで上昇平行チャネルを下にブレイクする画面もあったが、強気派によって価格が維持されて強く反発し、ローソク足は再びチャネル内に押し戻された。現在を再び月足レベルの三角持ち合い(白い線で表示)の上限線に向けて上昇を続けており、三角持ち合いを明確に上抜けとされる具体的な価格は、3800ドル付近になりそうだ。3800ドル付近は上昇平行チャネルの半値ラインとも重なるため、やや強めのレジスタンスになる可能性が高いと予測される。

平行チャネルを伸ばしたラインを使用して分析した場合、順調に平行チャネル内を推移すれば、価格は今週末頃に月足レベルの抵抗線を試し、12月中旬ごろに4000ドル到達を試しに行く展開になると推測される。

リップル(XRP)価格分析

XRPUSD-1day20241204
XRPUSD-1day

リップルは昨日7.91%下落した。

一時、2017年の最高値を割って、最安で2.21ドル付近を付けたが強気派によって買い戻され、ローソク足実体では2017年最高値よりも高い価格の2.51ドル付近で取引を終えた。日足RSIは一昨日2日の時点で95を超えていたが、現在は83.50付近まで下落した。

直近の相場では、このまま上昇を続けた場合、2017年最高値の2.47ドル付近に対して、底固めを行った後、史上最高値を目指して上昇していく展開が考えられる。下落した場合は、2021年の最高値付近で、心理的節目である2ドル付近が意識されることになると推測される。その場合は、現在は乖離幅の大きい短期移動平均線が追いついてきてから、また上昇を目指しやすい展開になりやすいと予測される。価格は既に高値圏に足しており、利確売りによって発生する下落も十分予想されるが、米国におけるリップルのETFの登場や、リップル社のRLUSDの承認への期待感など、ファンダメンタル的には上昇が止まる兆しを見せていない。

アナリストの分析では、XRPは2025年に6.60ドルに到達すると予測が発表された。独立系仮想通貨トレーダーのジェイコブ・キャンフィールド氏は、XRPは、史上最高値からさらに100%上昇する可能性があると述べている。この予想は、フィボナッチ・エクステンションを利用した相場予想であり、目標価格を5ドルから8ドルの範囲としている。また同時に、価格が2桁の価格を超えると考えるのは現実的ではないとも述べている。

しかし、価格の実現時期について、2025年の内で具体的な時期を明言しているわけではないため、引き続き短期的な下落に対しては警戒感を持って、トレード戦略を練ることが必要になってきそうだ。

シンボル(XYM)価格分析

XYMUSD-1day20241204
XYMUSD-1day

シンボルは非常に底堅い動きが続き、順調に上昇トレンドを継続している。昨日3日は4.31%上昇し、5日連続で陽線で確定した。

一昨日2日までは、抵抗線が重なる0.02745ドル付近の底固めを行っていたが、昨日の値動きで明確なレジサポ転換が確認され、最高で0.03ドル付近をつけた。

日足では、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けたことで、パーフェクトオーダーが出現し、非常に強い上昇トレンドが発生していることが確認された。現在目先の目標は、週足レベルで意識されている0.03344ドルの到達だが、上昇平行チャネル内を順調に推移した場合、今月中にも水平線のブレイクを試しに行く展開になる可能性がある。

関連チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方
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使用インジケーター

  • トレンドライン 
    • 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
  • 水平線 
    • 最高値or直近高値:ピンク 
    • 最安値or直近高値:水色 
    • レジサポライン:紫
  • SMA(単純移動平均線)
    • 短期(25日):青 
    • 中期(50日):赤
    • 長期(200日):緑
  • ボリンジャーバンド
    • 30SMA

使用オシレーター

  • MACD、RSI、出来高
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この記事を書いた人

仮想通貨やFX、AI系について執筆活動をするWebライター。海外留学中に為替をはじめとした金融マーケット情報に興味を持ち、2023年に仮想通貨とFX業界に参入。市場動向を常に追いかけ、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を両方取り入れた市場解析やシナリオ構築が得意。

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