- Coinalyzeは無料で利用できるチャート分析ツール
- TradingViewにはないインジゲーターがある
- Open Interest(未決済建玉)の確認が可能
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目次
Coinalyze(コイナライズ)とは?
Coinalyze(コイナライズ)とは、無料で利用できるチャート分析ツールのことです。Coinalyzeは「OI(未決済建玉)やCVD(累積出来高デルタ)の分析ができる」という点が大きな特徴として挙げられるツールで、TradingView(トレーディングビュー)と併用して活用することで今後のトレードに大きく役立つはずです。
OIやCVDが何なのかについては、後ほど解説します。
仮想通貨のトレードにおいて、チャート分析を行いながら戦略を練ることはとても重要なことです。しかし、取引所やDEXのチャートだけで分析を行うのは少し難しいのが現状です。その際に、Coinalyzeなどのチャート分析ツールをうまく活用していけば、今後のトレードが安定していくはずです。頻繁にトレードを行っている方で「Coinalyzeを知らない・使ったことがない」という方は、ぜひ最後まで読み進めてください。また、他にもトレードに役立つツールの解説記事を用意しているので、合わせてご覧ください。
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Coinalyzeの特徴
では、Coinalyzeの特徴について見ていきましょう。Coinalyzeの大きな特徴は、以下の3つが挙げられます。
Coinalyzeの特徴
- OIやCVDが確認できる
- 無料で利用できる
- 日本語対応している
それぞれ解説していきます。
OIやCVDが確認できる
Coinalyzeの特徴の1つ目は「OIやCVDが確認できる」です
OI:
OIとは Open Interest の略称で、日本語に言い換えると「未決済建玉(みけっさいたてぎょく)」になります。そしてOIは、証拠金取引でまだ決済されていないロングポジション・ショートポジションの総数のことを指します。
CVD:
CVDとは Cumulative Volume Delta の略称で「買いと売りの差を累積したチャートグラフ」のことを指します。日本語に言い換えると「累積出来高デルタ」になり、買いが強ければグラフは上向きになり、反対に売りが強くなるとグラフは下向きになります。
OIを分析するれば、今後の値動きをある程度予測できるようになります。例えば、OIがどんどん増えていっているという場合は、未決済のポジションが貯まってきているということになります。逆にOIが減ってきている場合は、ポジションが決済されたということです。
ロングを決済する時は「同額のショート」を、ショートの決済が行われるときは「同額のロング」が出されることでポジション解消となります。
仮に、貯まっているショートが一気に解消されたとすると、その後は買い注文が殺到し価格が上がっていくことが予想できますよね。逆にロングが一気に解消されたとすると、今度は大きく下落していくことが考えられます。このように、OIを随時確認・分析しておくことで、ある程度の価格動向を予想できるようになります。万が一、自分の保有しているポジションと逆方向に価格変動が起こってしまうと、ポジションが清算されてしまう恐れがあります。そのため、トレードに慣れてきたらOI分析も行っていくと良いでしょう。
無料で利用できる
Coinalyzeの特徴の2つ目は「無料で利用できる」です。有料プランも用意されていますが、基本的に無料版で十分に利用できます。チャート分析ツールなのでウォレットの接続なども必要なく、手軽に確認できるでしょう。ちなみに、有料プランの金額は以下の内容になっています。
広告なし機能 | 9.95$ / 1ヶ月 |
無制限のチャート保存機能 | 4.95$ / 1ヶ月 |
無制限のアラート機能 | 14.95$ / 1ヶ月 |
無制限のウォッチリスト | 5.95$ / 1ヶ月 |
利用頻度が高い方は、ご自身の用途に合わせて有料プランに加入してみても良いかもしれません。
日本語対応している
Coinalyzeの特徴の3つ目は「日本語対応している」です。Coinalyzeは日本語を含めた9ヶ国に対応しているので、英語が苦手な方でも利用できるはずです。ただ、現状全ての画面が日本語対応されている訳ではないので、その点には注意してください。
日本語の選択はホーム画面右上のメニューバーから、設定することができます。
Coinalyzeの使い方・画面の見方
続いて、Coinalyzeの使い方・画面の見方について見ていきましょう。まずは、ホーム画面から解説していきます。
ホーム画面
Coinalyzeのホーム画面は、以下のように表示されます。
番号毎にそれぞれ解説していきます。
①:ALL CONTRACTS
ALL CONTRACTS欄は「Perpetual Contracts」と「Future Contracats」の絞り込み機能になります。ご自身の調べたい取引方法に絞りたい場合は、こちらを利用してください。
②:COINS
COINS欄は、表示するトークンを「コイン単体」で表示するか「カテゴリー別」にまとめて表示するかの絞り込み機能です。特定のコインが確認したい場合は「COIN」を、ざっくりとそのジャンル毎に確認したい場合は「CATEGORIES」を選択するようにしましょう。
③:FILTER
FILTERは、指定した価格よりも高い、もしくは低い銘柄を絞り込む機能です。「特定の金額以上の銘柄は何があるのか」といったことを調べる際に便利です。
④:COLUMNS
COLUMNSでは、ホーム画面で表示させる項目を自分好みにカスタマイズできます。普段チェックしない項目は表示させないようにできますし、逆にデフォルトで表示されていない項目を表示させることもできます。
メニュー画面
続いて、右上のメニューバーの解説です。メニューバーを開くと、以下の画面が表示されます。
番号毎に解説していきます。
①:Markets
Marketsでは、取引所毎ののトークン価格が確認できます。銘柄によって異なりますが、表示される取引所は主に以下の6つが多いです。(銘柄によっては以下に該当しない取引所も表示されます)
- Coinbase
- Bitstamp
- Kraken
- Bitfinex
- Gemini
- Binance
「どこで購入するのが一番お得なのか」を検討する際に役立ちますね。
②:Futures Data
Futures Dataでは、先物取引に関する情報がまとめられています。Futures Dataを開くと上記の4項目がさらに表示されるので、用途に合わせて活用してください。
Aggregated Data (Coins):
Aggregated Data (Coins)ページは、ホーム画面のことです。
Funding Rates:
Funding Ratesページでは、取引所毎のトークン別ファンディングレートが確認できます。
Individual Charts:
Individual Chartsページは、トークンペア毎の価格チャートが確認できるページです。特定のトークンペア価格を調べたい場合は、こちらを参照しましょう。
Global Charts:
Global Chartsページは、取引所毎の様々な取引データがグラフ化されたページになります。具体的にはOIや取引ボリュームデータ、ファンディングレートの推移などがまとめられています。
③:アラート
アラートページは、トークンペアや価格を決めて通知を受け取る設定ができるページです。設定するためにはメールアドレスの登録が必要(無料)になりますが、価格チェックを忘れないためにも活用することをオススメします。
④:通貨価格分析
通貨価格分析ページは、銘柄毎の直近の最高値・最低値やリアルタイムレートなどの価格分析に役立つ情報が載せられています。銘柄毎にページが用意されているので、日頃チェックしている銘柄がある場合は確認してみましょう。
⑤:ローソク足パターン
ローソク足パターンのページでは、取引ペア毎のローソク足チャートが確認できます。スマホでも見やすいUIですが、より詳しく分析したい場合はPC版で見ることをオススメします。
Coinalyzeに関するよくある質問
Coinalyzeのアプリ版はありますか?
記事執筆時点では、アプリ版はリリースされていません。
Coinalyzeの公式メディアは何がありますか?
Coinalyzeの公式メディアは、以下の2つになります。
Coinalyze以外に、オススメのチャート分析ツールはありますか?
まとめ:Coinalyzeの使い方
Coinalyzeの特徴・使い方について解説しました。トレードを始めて間もない方の中には「OI分析を知らなかった」という方もいるかもしれませんが、今後勝率を上げていくために役立つ分析なので、是非挑戦してみてください。また、全ての画面が日本語対応している訳ではないですが、将来的にはより使いやすくなっていくことが予想できるので、今後に期待しましょう。
参考文献
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