- リップル(XRP):日足短期HMA割れが定着、1.77ドルが次の下値分岐点
- ビットコイン(BTC):日足短期HMA割れで下落加速、85,000ドル付近が焦点
- イーサリアム(ETH):日足短期HMA下抜けなら2,840ドルまで下落余地
- シバイヌ(SHIB):0.000007ドル割れで下落継続、0.0000067ドル注視
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMA付近を起点にレジサポ転換もしくは下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1.77ドル付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMAの直上
リップル(XRP)は現在、1.85ドル付近を推移している。昨日は4時間足一目均衡表雲下端で下落を一旦止められていたものの、本日はこの水準を下抜け、その流れで日足短期HMAも割り込む展開となった。
この値動きにより、日足レベルでは下降トレンドが再開した可能性が高い。4時間足ではボリンジャーバンドが拡大し始めており、下落方向への勢いが意識されやすい局面である。短期的には、日足短期HMA付近までの戻りを起点にレジサポ転換が確認される、もしくは下降のダウ理論が成立した場合、ショートエントリーを検討したい。下値の目安は直近安値である1.77ドル付近を想定し、損切りは日足短期HMAの直上を基準とする。
一方で、現状は1時間足長期HMAからの価格乖離が生じているため、短期的な下落後には一旦調整の値動きが入る可能性もある。ただし、調整局面に入ったとしても、日足短期HMAおよび日足中期HMAを明確に上回らない限り、地合いは下落優勢と判断できる。そのため、仮に今回の下落が伸び悩んだ場合でも、相場環境としては次のショートチャンスを待つ段階に移行したと捉えるのが妥当だろう。
長期的には、日足レベルで日足短期HMAの下抜けが確定した場合、最初の目標は1.77ドル付近となる。この水準を明確に下抜けた場合には、次の下値目安として1.615ドル付近までの下落も視野に入る局面である。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを下抜け
- 1時間足以下でレジサポ転換が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(85,000ドル付近)
- 損切り目安:
- 日足短期HMAの直上
ビットコイン(BTC)は現在、86,900ドル付近を推移している。昨日夜には日足短期HMAの下抜けを試したものの、この局面では明確なブレイクには至らなかった。その後、4時間足長期HMAおよび1時間足長期HMA付近で上値を抑えられ、反発は限定的となり、再び下落基調へと戻している。現在は改めて日足短期HMAの下抜けを試す局面だ。
足元のチャート構成を見ると、4時間足・日足ともに下落圧が意識されやすい配置で推移している。1時間足では下降トレンド中の押し目形成からの下落再開と捉えられる形であり、下限の抵抗帯として機能してきた日足短期HMAを明確に下抜ける場合、短期的な下落が加速しやすい。
ショートのエントリー条件は、日足短期HMA割れを起点に、1時間足以下でのレジサポ転換成立とし、下値の目安は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近の85,000ドル前後を想定する。損切りは日足短期HMAの直上を基準としたい。
中長期的には、この下落が進行した場合、4時間足ボリンジャーバンドはスクイーズ傾向にあるため、85,000ドル付近で一旦下げ止まる可能性がある点には注意が必要だ。ただし、日足ではMACDがデッドクロスしかけており、下落圧が一段と強まる場合には日足中期HMAを下抜け、下降トレンドが再開する展開も否定できない。今後は4時間足ボリンジャーバンドの拡縮と、日足中期HMA付近での値動きを注視しつつ、短期の下落再開が中長期の下落局面へと発展するかを見極めたい局面である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを明確に上抜けせずに日足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足中期HMA付近(2,840ドル付近)
- 損切り目安:
- 日足短期HMAの直上
イーサリアム(ETH)は現在、2,935ドル付近を推移している。昨日は日足短期HMA付近から一旦調整の値動きとなり、その後は1時間足長期HMA付近で上値を抑えられ、足元では再び下落方向へ傾いている。
現状のチャート構成を見ると、4時間足では一目均衡表雲下端、日足では日足短期HMAが下限の抵抗帯として意識されやすい位置関係にある。ただし、すでに1時間足長期HMAを下抜けて推移していることから、4時間足レベルでは下落優勢の配置であり、1時間足でも下降トレンド形成中と判断できる。
そのため、今後1時間足中期HMAを明確に上抜けできないまま日足短期HMAを下抜ける場合、短・中期目線で下落が進行し、日足中期HMA付近である2,840ドル前後までの下落が想定される。ショートのエントリー条件は、日足短期HMA割れを起点とし、損切りは日足短期HMAの直上を基準としたい。
中長期的には、日足中期HMAを明確に下抜けるかどうかが重要な分岐点となる。この水準の直下には4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが控えており、下抜けには相応の下落圧が必要となるが、仮に割り込む展開となれば日足レベルでの下降トレンド再開が意識され、2,720ドルや2,620ドル付近までの下落も視野に入る。
一方、日足中期HMAで下げ止まった場合は中長期的に横ばい相場へ移行する可能性がある。ただし、日足一目均衡表雲が引き続き上値抵抗帯として機能している限り、雲を上抜けるまでは売り目線を維持して相場を観察したい局面である。
シバイヌ(SHIB)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMA付近を起点にレジサポ転換もしくは下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1.77ドル付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMAの直上
シバイヌ(SHIB)は現在、0.0000070ドル付近を推移している。20日ごろから下落基調が続いており、これまでは1時間足長期HMA付近で下げ止まりや反発が見られていた。しかし、本日は4時間足レベルで1時間足長期HMAを明確に下抜け、下落方向への動きが強まっている。
現状、日足レベルでは下降トレンドが再開したチャート配置となっている。また、今回の下落で直近安値である0.000007ドルを下抜け、あわせて1時間足長期HMAも割り込んだことで、4時間足レベルでも下落圧が高まりやすい状況だ。このことから、短・中期目線では、1時間足長期HMAを上抜けできないまま0.000007ドルを明確に下抜ける展開となった場合、ショートエントリーを検討したい。下値の目安は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近から、10月10日の急落時の安値ラインである0.0000067ドル前後を想定する。
長期的にも、相場は売り優勢の地合いにある。特に0.0000067ドルを下回った場合、次の明確な支持帯は2023年6月11日の安値である0.000005ドル付近まで見当たらず、下落が一段と進む可能性がある点には注意が必要だ。ただし、途中で日足長期HMAまで戻る深めの押し目形成を挟む可能性もあるため、その点を考慮しながら、戻りの形を見極めて戦略を組み立てたい局面である。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7




