- リップル(XRP):1時間足長期HMA付近からの戻り売り継続、2.7ドルが焦点
- ビットコイン(BTC):日足長期HMAを維持し上昇再開なら124,000〜125,000ドルを目指す展開
- イーサリアム(ETH):日足長期HMAを下抜けせず反発なら4,890ドルまで上昇余地
- トンコイン(TON):4時間足長期HMAを下抜けすれば2.61ドル方向への下落加速に注意
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足中期HMAを上抜けしない状態で1時間足長期HMA付近を起点に下落の値動きに転換
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.7ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、2.85ドル付近で推移している。昨日は日足短期HMAのラインを保てず下抜けし、短期的な下落トレンドへ転換した。これにより1時間足レベルで明確な下降のダウ理論が成立し、同時に日足中期HMAも下抜けしている。この動きは日足レベルでの高値切り下げを確定させる形となり、上値の重さが意識される展開となっている。
現状、1時間足MACDはゴールデンクロスを示しており、短期的な反発や横ばい調整が入りやすい局面にある。それでも、日足中期HMAや1時間足長期HMAを上抜けしない限りは戻り売り優勢の相場環境が続くだろう。特に1時間足長期HMA付近で再び下落に転じ、4時間足ボリンジャーバンドがエクスパンションする局面では、2.7ドル付近までの下落が想定される。
一方で、長期的には2.7〜2.67ドル付近に強いサポートゾーンが存在し、ここでの反発が継続すれば下げ止まりも考えられる。ただし、この支持帯を明確に下抜けした場合は、日足ボリンジャーバンドロワーバンド方向への動きが強まり、2.34ドル付近までの下落リスクが生じる。短中期的には戻り売りを主体に、サポートラインでの反応を慎重に見極める局面といえる。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足長期HMAと4時間足一目均衡表雲上端を割らない状態で1時間足レベルで上昇トレンドの値動きとなったポイント
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(124,000ドル~125,000ドル)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、121,400ドル付近を推移している。昨日は1時間足中期HMAを上抜けできずに反落し、1時間足レベルで下降トレンドへ移行しながら日足長期HMA付近まで下落した。この局面で日足ボリンジャーバンド内へ価格が戻り、買われすぎ状態がいったん解消されたものの、4時間足レベルでは上昇トレンドが終了したかのような形状となっている。
しかし、日足レベルでは依然として上昇圧が残っており、日足長期HMAと4時間足一目均衡表雲上端を割らないまま1時間足で上昇トレンドが再び形成される場合、日足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(124,000〜125,000ドル)までの上昇余地が見込めるだろう。
中長期的には、日足中期HMAがまだ追いついておらず、次の上昇波へ備える準備段階に入ったとみられる。日足中期HMAが日足長期HMAを上抜けしてゴールデンクロスが確定すれば、日足レベルでの押し目やレンジブレイクから再上昇する展開が期待される。一方で、日足長期HMAを明確に下抜けるまでは買い優勢が維持されるため、短期上昇を狙いつつ中長期のブレイク局面を待つ戦略が妥当である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足長期HMAを割らない状態で1時間足長期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドから4,890ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、4,450ドル付近を推移している。昨日は短期的な上昇局面から日足で確認できる高値ライン(4,765ドル付近)を上抜けできず、反落して日足長期HMA付近まで下落した。この値動きにより短期上昇トレンドはいったん終了したものの、日足長期HMAを明確に割り込んでおらず、買い目線は維持されている。
現状、日足長期HMAの下支えが意識されており、再び1時間足長期HMAを上抜けして上昇のダウ理論が成立する場合、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドから4,890ドル付近までの上昇が視野に入る。特に1時間足での反発とトレンド転換が確認される局面では、短期ロングの好機となるだろう。
一方で、4,765ドルラインの上抜けと日足レベルでの上昇のダウ理論成立が確認されなければ、長期的な上昇再開とは判断しにくい。したがって、短期での反発上昇を狙いつつ、4,765ドルを明確に上抜けた局面では中期的な買い圧拡大を見込み、段階的にエントリーを検討する戦略が有効と考える。
トンコイン(TON)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 4時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.61ドル付近
- 損切り目安:
- 4時間足長期HMA直上、もしくはエントリー時点での直近高値
トンコイン(TON)は現在、2.73ドル付近で推移している。4日ごろから2.88ドルから2.78ドルのレンジを維持していたが、昨日夜に下限の2.78ドルを下抜けしたことで、短期的に下落トレンドへ移行した。現在は日足短期・中期HMAおよび4時間足長期HMAの間で推移している。
現状、4時間足MACDでは下落圧が示唆され、加えて日足短期・中期HMAを明確に下抜けたことで、日足レベルでの下降トレンド再開の可能性が高い。したがって、今後1時間足レベルで下降トレンドを形成し、4時間足長期HMAを下抜ける動きが確認された場合、短・中期的には2.61ドル付近までの下落が見込まれる。
長期的には、2.61ドルのサポートラインを維持できるかが焦点となる。このラインを下抜けすれば、日足レベルで下降のダウ理論が成立し、さらなる下落圧が加速する可能性が高い。特に、2.365ドルのサポートを割り込む場合は、2.0ドル付近までの下落シナリオも視野に入れる必要がある。現時点では戻り売りを主体とした戦略を継続し、サポート割れに対する警戒を強める局面といえる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7