- リップル(XRP):MACDダイバージェンス継続、2.8ドルを利確目標とした調整狙い
- ビットコイン(BTC):短期下落基調入り、115,700ドルを目標にショート狙いも視野
- イーサリアム(ETH):買われすぎ水準で調整警戒、日足バンド下抜けまで静観が基本
- ソラナ(SOL):168ドルからの反発に注目、175ドル再突破で強気継続の可能性も
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを下抜け
- 1時間足中期HMAで押し目形成
- 1時間足MACDのダイバージェンス、もしくはデッドクロス継続を確認
- 1時間足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.8ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
リップル(XRP)は現在、3.03ドル付近を推移している。昨日は1時間足中期HMAを上抜ける上昇を見せ、一時的に1時間足長期HMAを突破し3.1ドル台に到達したが、その後は同HMA上抜けを維持できずに下落へ転じた。現在は1時間足中期HMAを下抜けし、短期的下落基調となっている。
テクニカル的には、4時間足MACDでダイバージェンスが継続しており、上昇の勢いが徐々に弱まっていることが読み取れる。また、日足チャートにおいてはボリンジャーバンドアッパーバンドを明確に上抜けた状態が続いており、相場は買われすぎの局面にあると判断できる。
こうした状況を踏まえると、短期的には一時的な調整局面への移行を狙ったショート戦略が有効と考えられる。具体的には、1時間足中期HMAを下抜けた後、再び同水準で押し目を形成し下落に転じるタイミングを狙う方法だ。ただし、1時間足MACDでのダイバージェンス、またはデッドクロス継続といった複数の根拠が揃った場面に限定してエントリーしたい。利確目安は2.8ドル付近となる。
なお、中長期的なチャート構造では依然として上昇トレンドが維持されており、現在の調整はあくまで上昇過程の一服と見なすのが妥当だ。日足・4時間足それぞれの移動平均線から大きく乖離し、ボリンジャーバンドの上限に価格が接近していることからも、ここでの調整は健全な動きであり、下落が完了した後には再び高値更新に向かう展開も想定される。その際は、直近高値である3.4ドルの突破が一つの焦点となるだろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを下抜け確定
- 1時間足レベルで押し目を形成し下落に転換したポイント
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 115,700ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直上
ビットコイン(BTC)は現在、118,050ドル付近を推移している。本日の日足では短期HMAが上値を抑える展開となり、1時間足では中期HMAを下抜ける動きが確認され、短期的な下降転換の兆候が表れている。
1時間足での下落がこのまま確定すれば、短期的な下降トレンド入りと見なせる構図だ。エントリーポイントは中期HMAを下抜けた後、戻りをつけて再び下落に転じるタイミングが理想である。この場合、直近安値の115,700ドル付近までの下落を視野に入れたショート戦略が有効と考える。
ただし、この115,700ドルには4時間足長期HMAが控えており、短期下落の到達目処として意識されやすいラインであるため、利確タイミングには十分な注意が必要だ。
一方、日足では中長期HMAの上に価格が位置しており、上昇基調が継続していると判断できる。115,700ドル付近で下落が止まり、反発の兆しが見られた場合には、再び買い目線への切り替えも視野に入れておきたい。現時点では、短期は下落優勢、長期は押し目形成の調整局面と捉えるのが妥当である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲下抜け
- 1時間足中期HMAで押し目形成
- 1時間足MACDのダイバージェンス、もしくはデッドクロス継続を確認
- 1時間足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、3,340ドル付近を推移している。昨日、1時間足長期HMAを上抜けた後に上昇トレンドを形成しながら、22時ごろから急騰し3,420ドル付近まで達した。現在は1時間足中期HMAに向けて調整しているが、同水準を明確に割り込まずに反発するようであれば、心理的節目となる3,500ドル付近までの上昇余地が残されている。
ただし、現状は日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを大きく上抜けて推移しており、テクニカル的には買われすぎの水準と見なされる場面である。そのため、新規の買い判断は慎重になるべきであり、また、売り判断についても現時点では根拠が弱いため、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを下抜けるまでは静観するのが無難だ。
短期的に取り得る戦略としては、過熱感の解消を狙った一時的な調整局面に乗る形のショートが考えられる。具体的には、1時間足一目均衡表雲を下抜けし、1時間足中期HMAで押し目を形成した後に再び下落する場面を狙う方法だ。MACDのダイバージェンスやデッドクロス継続など複数の根拠が揃うことを条件に、2,930ドル付近(4時間足長期HMA)までを利確目安とした短期ショートが成立しうる。
中長期的には、日足長期HMAを割り込まない限りは上昇トレンドが継続していると見てよく、今後の押し目からの再上昇には再びロング目線で臨みたい局面といえる。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 168ドル付近から上昇に転換し、1時間足中期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド、もしくは175ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直下
ソラナ(SOL)は現在、170.8ドル付近を推移している。昨日は短期上昇トレンドを形成しながら、直近高値である168ドルを突破。その後、勢いを保ったまま一時は175ドルに到達したが、4時間足および日足のボリンジャーバンドアッパーバンド付近で上値を抑えられ、現在は調整局面に入っている様子がうかがえる。
現状のチャート構造は短期・中期ともに上昇トレンドを維持しており、168ドル付近までの調整が入った後に再び反発し、1時間足中期HMAを明確に上抜けする場面が確認されれば、ロングエントリーの好機と判断できる。
ただし、今回の急騰局面では4時間足および日足のボリンジャーバンドに明確なエクスパンションが発生しておらず、上昇の持続性には慎重な見極めが必要だ。従って、利確目安は4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド、もしくは直近高値の175ドル付近が妥当な水準といえる。
中長期的には、次の上昇で175ドルを明確に上抜けし、ボリンジャーバンドのエクスパンションが確認されれば、さらなる上昇波の発生も想定できる。そうした可能性を見据え、現段階でリスク管理を徹底したうえで中長期ポジションを仕込んでおくのも一つの戦略として有効だろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7