- リップル(XRP):短期は調整入りも中期は史上最高値更新に向けた布石か
- ビットコイン(BTC):1時間足雲で反落ならショート有効、4時間足長期HMAまでの下落に注意
- イーサリアム(ETH): 買われすぎの調整局面、1時間足中期HMA割れで下落再開の可能性
- ソラナ(SOL):1時間足上昇転換でロング視野、目標は172ドルの上抜け
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が確定
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.665ドル付近、もしくは4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
リップル(XRP)は現在、2.89ドル付近で推移している。昨日より1時間足一目均衡表雲の中で価格が推移しており、上昇と下落が入り混じる不安定な値動きとなっている。現在、日足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近で上値を抑えられており、上昇期待とテクニカル的な買われすぎ解消の思惑が拮抗している状態である。
現時点での価格は1時間足長期HMAの下にあり、短期的には売りが優勢な展開と判断できる。また、直近の小幅な上昇も、下降トレンド内での一時的な押し目形成と見ることができ、下落継続の兆候がうかがえる。
今後、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを明確に下抜けし、1時間足レベルで下降のダウ理論が確定した場合、ショートエントリーのチャンスとなる。この場合の利確目安は2.665ドル付近、もしくは4時間足長期HMA付近を目標としたい。損切りはエントリー時点の直近安値を基準に設定する。
中長期的には、日足中期HMAと日足長期HMAがゴールデンクロスを形成しており、全体としては上昇トレンドが継続中であると判断される。したがって、短期的な下落が終了し、4時間足長期HMAや日足中期HMA付近で反発が確認されるようであれば、再度強い上昇が再開し、史上最高値の更新に向けた値動きが見られる可能性も十分にあるだろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲付近で反発
- 1時間足中期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値、もしくは1時間足中期HMA直上
ビットコイン(BTC)は現在、118,190ドル付近を推移している。短期的な下落トレンドの中、押し安値である116,900ドルを一時下抜けする場面が見られたが、本日早朝には反発し、1時間足中期HMAを上抜ける動きを見せた。
しかしながら、この中期HMAの上抜けは、下落波動の1波目に対する調整波と判断される可能性が高く、再び一段の下落に備える必要がある。特に1時間足一目均衡表雲付近が抵抗帯として意識されており、この付近で反発した場合、1時間足中期HMAを再度下抜ける動きが確認されれば、ショートエントリーの有効性が高まる展開だ。
中長期的には、上昇トレンドのチャート配置を維持しており、今回の短期下落はその中での調整波と捉えることができる。加えて、上値には日足ボリンジャーバンドアッパーバンドが控えており、すぐに強い上昇が再開する可能性は低いものの、過度な下落の深追いは避けたい。今後、4時間足長期HMAや日足中期HMA付近での反発が確認された場合には、素早く上昇目線へと切り替える柔軟な判断が求められる。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを下抜け
- 1時間足中期HMA付近で下落の押し目形成
- 1時間足短期HMA下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,900ドル、もしくは4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、3,120ドル付近を推移している。前日夜には強い上昇を見せ、3,000ドルの心理的節目を再び上抜けたことで直近高値も更新。これにより1時間足長期HMAを上抜ける形となっている。
ただし、現在の価格は日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを上抜けており、明らかに買われすぎの水準にある。そのため、ここからのロングはリスクが高く、無理な追随は避けるべき局面だ。テクニカル的には、一旦調整の下落に入る可能性が高く、1時間足中期HMAを下抜け、同ラインを起点に戻り売りが形成されれば、ショートの好機となる。
このシナリオでは、利確目安を2,900ドル付近、もしくは4時間足長期HMA付近とし、損切りはエントリー時点の直近高値に設定するのが妥当だ。
中長期的には、依然として上昇トレンドのチャート構造が維持されており、今回の下落が押し目形成に留まるならば、再び上昇に転じる展開も想定される。特に、4時間足長期HMAや日足中期HMA付近で反発が確認された場合には、3,450ドル付近までの上昇が視野に入る局面であり、流れの転換には警戒が必要である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで上昇トレンドを形成しながら1時間足長期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド(172ドル)付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ソラナ(SOL)は現在、162.60ドル付近で推移している。昨日は4時間足一目均衡表雲に下支えされる形で一時的な反発を見せたが、上昇は続かず、結局は横ばいの推移となっている。現状、中期的には方向感の乏しいレンジ相場に近い状態だ。
とはいえ、日足一目均衡表雲はすでに上抜けており、4時間足・日足ベースでは上昇トレンドの構造が続いている。現状で4時間足長期HMAを下抜けていないことからも、相場の下支えはまだ強く、1時間足長期HMAを明確に上抜けしてくれば、再び上昇に弾みがつく可能性がある。
このような局面では、1時間足の上昇トレンド転換を確認した後にロングエントリーを行い、利確目安を4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近の172ドル前後に設定する戦略が有効だろう。損切りは、エントリー時点での直近安値割れを基準としたい。
中長期的には、4時間足および日足のボリンジャーバンドアッパーバンドがレジスタンス帯となることが想定される。ただし、上昇が続けばそれらのバンドがエクスパンションを起こし、上昇の勢いが加速する可能性がある。そうなれば、次の節目として意識される179ドル付近までの上昇も十分に視野に入ってくる展開だ。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7