- ビットコイン(BTC):日足短期HMAがレジスタンス、103,500ドル割れに注意
- イーサリアム(ETH):日足短期HMAでの反発警戒、下降再開の兆し
- リップル(XRP):日足短期HMAが上値抵抗、雲下端への下落に警戒
- ソラナ(SOL):複数HMAが重なる上値帯、再下落で日足長期HMA試す展開も
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを起点に下落の値動きとなり、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 101,500ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点のでの直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、104,740ドル付近を推移している。昨日の下落により、価格は日足一目均衡表雲内に突入したものの、その後すぐに反発。再び上昇するも、日足一目均衡表雲上端や日足短期HMAの抵抗を受け、上値は重たい状況である。
4時間足MACDでは下落の勢いが徐々に和らいできている兆候が見られる一方で、日足MACDは依然として下落圧を示しており、強気転換には慎重な見方が求められる。また、価格は1時間足長期HMA付近を上下しながら推移しており、トレンドレスな状態にあると判断できる。
このような状況下において、価格が日足短期HMAを起点とした下落へと転じ、1時間足ベースで下降のダウ理論が成立した場合には、中期的に103,500ドルを明確に下抜け、101,500ドル付近までの下落が想定される。
なお、101,500ドル付近では日足長期HMAとの接触が見込まれるため、このラインでの反発の有無が、今後の長期的な方向性を左右する可能性が高い。中長期ポジションを検討する場合、この反発の動きには十分な注視が必要である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAで反発
- 1時間足長期HMAを下抜けしつつ1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲上端付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、2,530ドル付近を推移している。直近では2,550ドルのレジスタンスラインで上値を抑えられた格好となっており、短期的には方向感に欠ける相場状況である。一方で、1時間足長期HMAは一時的に上抜けしており、短期的な戻り基調も見受けられる。
しかしながら、日足MACDでは依然として下落バイアスが継続しており、価格上部には日足短期HMAが抵抗帯として存在していることから、日足短期HMA付近での反発には注意が必要である。
仮にこの日足短期HMAでの反発により、再び下方向への圧力が強まり、1時間足長期HMAを明確に下抜けし、さらに1時間足ベースで下降のダウ理論が成立した場合には、2,460ドル〜2,440ドルのサポート帯を割り込む動きとなり、最終的には日足一目均衡表雲上端付近までの下落が予想される。
中長期的には、その日足一目均衡表雲上端での反発有無が重要な分岐点となる。雲内に突入する動きとなれば、さらなる調整が進行し、次の下値目標は2,320ドル付近まで意識される展開となるだろう。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲下端付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、2.160ドル付近で推移している。4時間足では長期HMAを一時的に上抜けしているが、日足短期HMAの抵抗により上昇の勢いは限定的となっており、短期的には方向感に乏しい展開が続いている。
また、4時間足および日足レベルでは依然として下落圧が残っており、反転上昇を示す明確なシグナルは確認されていない。特に注目すべきは、現在の価格帯が日足短期HMAおよび4時間足一目均衡表雲下端に位置しており、これらの抵抗帯を明確に上抜けしない限り、下方向へのリスクは継続すると考えられる。
今後のシナリオとして、4時間足長期HMAを明確に下抜けし、かつ1時間足ベースで下降のダウ理論が成立した場合には、価格は日足一目均衡表雲下端を目指す下落へと転じる可能性がある。
さらに、この下落が進行した場合、日足一目均衡表雲下端を割り込む動きとなり、中長期的には2.08ドル付近までの調整も視野に入るだろう。反発局面では再度、日足短期HMAおよび雲下端が重要な判断材料となるため、これらのラインを軸とした価格推移に注目が必要である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを上抜けしない状態で1時間足中期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ソラナ(SOL)は現在、145.60ドル付近で推移している。短期的には下落の勢いが一服しているものの、価格上部には4時間足長期HMAおよび日足短期HMAが控えており、これらの抵抗帯が依然として機能している状況にある。
また、日足および4時間足のMACDはいずれもマイナス圏で推移しており、上昇への転換を裏付ける指標は乏しい。そのため、日足短期HMAを上抜けしないまま、1時間足中期HMAを下抜けし、かつ1時間足ベースで下降のダウ理論が成立した場合には、日足長期HMA付近までの下落が現実味を帯びてくるだろう。
長期的には上記値動きとなった場合、日足長期HMA付近での値動きに注目することとなる。日足長期HMAで反発し上昇の値動きとなった場合は更なる下落を回避できたと推測できるが、下抜けした場合は日足ボリンジャーバンドロワーバンドが控える130ドル付近までの下落を想定する必要があるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7